縫いナビ編集長のmichico.iです。私は2014年からWebマーケターという仕事をしています。今でこそ、WEB業界の認知度が高まり、ネットでなんか色々する仕事なんだろうな〜という世間の認識が生まれましたが、働き始めた当初は「なんだか怪しい仕事っぽい」と友人には思われていたと思います。
新型コロナウイルスの流行により、在宅ワークが加速する中、WEB業界でも様々な仕事が在宅ワーク化しています。
中には危険なものもあり、やってみたいと思うものの知らないから怖いと思っている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、全国から縫いナビに在宅ライターとして参加してくださっている3名に『縫いナビライター』になったきっかけや実際のお仕事内容についてインタビューをしてみました。
『ライターになってみたい』
『何かしら在宅ワークに挑戦したい!』
『丸石織物が大好き!』
という方にぜひ読んでいただければと思います。
もくじ
そもそも縫いナビってどんなメディアなの?
縫いナビというメディアの目標は
洋裁初心者さんのつまづきを少なくして、洋裁を楽しむ人をもっと増やしたいです。
そのため、記事を作る前の段階で洋裁初心者さんのイメージをライターさんに「3人」提案しています。
毎月テーマを決めて「3人の初心者さんイメージ」に向けて記事を執筆していただいています。
編集からライターさんにはレギュレーション(守ってほしいルールや条件)とテーマを提供しているので、
自分自身の感性だけで記事を執筆しようとすると編集から指示がたくさん入り、辛くなってしまうことがあるかもしれません。
編集から特に確認しているのは
- 作ろうとしている作品が市場でどれだけ人気があるか
- その人気は一般的なものなのか、それとも作者のカリスマ的なものなのか
- その作品をライターさんが作った時どのような完成イメージになるのか
この3点に関してはかなりしつこく確認しています。
ライターさんによってはなかなかここがクリアできずに、テーマ決めでつまづいてしまう方もいらっしゃいます。
そのため、自分の好きなものだけを作りたい!という思いがある場合は、自身で生地を買って趣味でハンドメイドを楽しまれた方がいいのかなと思っています。
今は個人でもSNSの発信ができるので、稼ごうと思えば個人力で稼ぐこともできます。
お金をもらうということは、メディアの意図に添っていくことが求められますので、自分自身で好きなことだけをしてお金を稼ぐぞという方には縫いナビのライターは向いていません。
縫いナビのライターさんはどんな人を募集しているの?
縫いナビのライターさんの1期生の募集要項はとてもシンプルでハンドメイドを楽しんでいる方であれば誰でもOKでした。
WEBの知識がなくても毎月1回の編集会議に参加することで、徐々に記事を書くことに慣れていただければ良しとしていました。
実際にライターになった方のほぼ全員がライター未経験、WEB業界未経験という中でスタートを切り気づけば200件以上の記事をそれぞれが自分の表現で作り上げてきています。
記事の執筆にあたり、PCは持っていた方が良いと思いますがマストではありません。
写真もカメラの指定はありませんが、素材の質の安定の観点から、iPhoneであればX以上を推奨しています。
画像編集ソフトも、未経験の方でも使いやすいように無料の高機能ソフトの提案をしていますが、絶対に使わないとダメというわけではありません。
大切にしているのは、見た人にとってわかりやすくなっているかどうかなので、見やすく、魅力的な画像を作れるのであれば編集方法は問いません。
実際に縫いナビライターに参加しているライターさんの体験談
これまで運営的な目線で様々な話を行ってきましたが、実際に4月からライターとして活躍している方達に、インタビューをしてみました。
さやなさんの場合

さやなさんプロフィール
前職:金融業界営業
現職:専業主婦(子どもなし)
年齢:20代
ハンドメイド歴:1年

縫いナビライターを始める前はインスタで丸石織物をフォローしていたそうですよね。
でも、丸石織物で生地を買ったことがなかったそうですが、縫いナビライターのメリットはどんなところだと思いますか?

メリットはライターが作品を作る際に使う生地を無料で提供いただけるところだと思います。
ライターになる前は、丸石織物の生地はちょっと高級だったのと、ネット販売しかないので、なかなか手が出せませんでしたが、ライターとして作品作りをする中でたくさんの丸石織物の生地に触れるようになり、雑貨や子供服向けの生地ばかりだと思っていたイメージが、大人服にも使える生地があるのだと新しい発見になりました。
デメリットとしては作品を作る時間+記事を書く時間+修正対応の時間がかかるので、「効率のいい副収入が欲しい!」という方や時間がないという方は向いていないと思います。
ものづくりを低コストで楽しみたい方や、サポートがあるので、ライターに初めて挑戦してみようと思う方、丸石織物が大好きな方にはぴったりだと思います。

縫いナビのライターさんには
・丸石生地の無料提供
・PC操作の無料レクチャー
など初めてのライターさんにとっては始めやすいサービスがついていますよね。
デメリットを教えていただきましたが、縫いナビライターをしていて大変なことはありますか?

大変なことは、自分の好きなものだけを作りたい!という場合はテーマがあるので辛くなってしまうかもしれません。
メディアなので、見てくれる方が喜んでくれること閲覧数PVを意識することが大変だなと思います。
PV数を意識すると言われた時はもっと殺伐とするかなと思いましたが、記事を決める段階で編集から提案や指示が入るので私は思ったよりも苦しくないなと感じています。

そうですね。これはライターさんから編集部によくあるお問合せでもあります。
”好きなことを仕事にすると辛くなる”というライターさんもいらっしゃるのですが
ここは視点の問題かなと思っています。
縫いナビでは毎月、誰のために記事を書くのかを明確に提示しているので、自分のために書こうとすると苦しくなってしまうのかなと思います。
視野を広げていきながら自分の好きと、見てくれる人の好きが重なるポイントがある日見つかると思うので、そんな場所を探すことも考えてもらえるといいかもしれません。
PVに関しては、記事を提案いただくときの根拠として質問をすることが多いです。
・自分が作りたいから
・自分が作りたいものがこれだから
だけでなく、プラス自分が作りたいもので既に反響のある作品だからと言ってもらえると記事の提案をOKしやすいです。
自分がいいと思っていても、記事が見られてなければ価値にはならないので、そこはとてもシビアな部分でもありますね。
kaorinさんの場合

Kaorinさんプロフィール
前職:インテリア関係
現職:専業主婦(子育て中)
年齢:30代
ハンドメイド歴:4年

子ども関係用品を今時な色合いで作ってくださっているkaorinさんにインタビューしてみました。
ぜひ過去記事もチェックしてみてくださいね。

いつも可愛い記事の作成ありがとうございます。
kaorinさんは丸石織物のお客様だったそうですが、縫いナビのライターに応募したきっかけは何がきっかけでしたか?

実は、ハンドメイドを本格的に始めたのは4年ほど前なのですが、それ以前に1度挫折をしていて、その挫折体験を乗り越えたきっかけが丸石織物の生地との出会いでした。
それからずっとInstagramをフォローしていて、挫折者を減らしたい!という石井店長の想いに共感したことと、好きなことをしてお金がもらえるならと思い、応募しました。

いつもめちゃめちゃハイクオリティな作品を作られているkaorinさんにも挫折体験があったんですね!とても驚きました。
だから、記事の中で読者に寄り添う、丁寧な表現がたくさんあるんですね。納得です。
“好きなことをしてお金がもらえる”の部分については縫いナビの現実は実際はそんなに甘くないと思いますが、どのように感じていますか??

たくさんお金は稼げないですよね。
ただ、それ以上に他のライターさんとの関わりだったり、人に見られる意識から作品作りでクオリティをもっと意識しよう!という気持ちになっているので、私としてはいい影響を受けていると思っています。
周りにハンドメイドをしている人が多くないので情報共有の場としてもすごく役立っていますし、自分が作った作品をInstagramで作った報告をしてくださっている方を見かけて、とても嬉しく思います。
以前だったら、ここどうせ見えないし、まあいっかと思っていた部分も、人に見られるから丁寧に綺麗に仕上げようと思うようになり、作品のクオリティもかなり上がったと思います。

人に見られる意識から、クオリティをあげようと思うモチベーションの高さに驚きました!
縫いナビはインスタもやっていますが、基本的にはWEBメディアなので、読者の声がそこまで大きく入ってきにくくモチベーションの維持が難しいかなと思っていました。
また、ライターさん同士のコミュニティがあるのはとてもいいことですよね。
編集部としてはライターさん30名に対し、時間とコストの視点から、平等に、同一の最低限のレベルをどうしても求めなければならないことも多いので、ライターさん同士で情報交換をしながら高め合ってもらえるととても助かります。
時には、編集に対しての愚痴なんかも交わすことで、結束力が強まり、編集をギャフンと言わせてやるぞ!!!という工夫が生まれればそれも良いなと思っています。笑
感じ方は人それぞれで、良いも悪いもないと思っていますが、直接そのやりとりは見たくないので、私はそう言ったグループには参加していません。笑
なので、もし、編集に対する愚痴があったとしてもその中だけで編集には伝えないでくださいね。
お昼寝さんの場合

お昼寝さんプロフィール
前職:建築関係
現職:主婦 / ハンドメイド作家(子育て中)
年齢:30代
ハンドメイド歴:子どもの頃から

ハンドメイド作家さんとしても活躍するお昼寝さんにインタビューを行いました。
作品の記事はもちろん、ハンドメイド作家さんに大切な写真の撮り方もとても参考になります。
ぜひ過去記事もチェックしてみてください。

お昼寝さんはさやなさん同様、丸石織物の生地は買ったことがなかったけど、インスタをみてライター応募されたそうですよね。
実際に丸石織物の生地を使ってみてどんな感想を持ちましたか?

実際に作品を作るのに利用してみて、とても縫いやすくて驚きました。
特に、帆布(はんぷ)の生地は家庭用ミシンだと縫いにくいのかなと思っていましたが、商品説明通り、家庭用ミシンでも安心して縫えるのでおすすめです。

母がハンドメイドをする人だったので、小学生の頃からミシンはとても身近でした。自分でミシンを買ったのは大学生の頃で、既製服を自分の体型に合わせて丈詰めをしたり、結婚式の二次会のドレスを作ったりしていました。

二次会のドレスを作るのさすがですね!
ハンドメイドはずっと独学ですか?

ずっと独学で作っています。ただ、ハンドメイド作家として販売を始めるようになってからは細かい部分まで気を配るようになりました。
縫いナビを始めてからは写真映えしやすい生地を選んだり、扱いやすそうな生地を選んだり気を配ることが増えました。

ライターをしたり、子育てをしたり、ハンドメイド作家として活動していると時間がなかなか取れなそうです。縫いナビライターとしてノルマはありませんが、月どれくらいの執筆を目標にしていますか?

縫いナビのライターとして、1記事書くのに長いと10時間くらいかかってしまうので、月4本くらいできたらいいかなと思っています。
収入の軸には向いていませんが、好きなことしてちょっとでもお金になればいいよねというスタンスで行っています。
私の場合は、ハンドメイド作家としてアウトドア系のものの販売がメインなので、閑散期にちょっとした収入になればと思っています。

ライターを専業にしている方を採用しているわけではないので、どうしても慣れるまでに時間がかかりますよね。
画像編集や記事の書き方など結構しんどいなと感じませんか?

wordやexcelが使える方だったらそんなに困らないかなと思います。細かい部分では、最初はそれこそ試行錯誤が必要でしたが、1つできるようになってから新しい課題と編集から操作方法は降りてきたので、できなくて困るということはなかったです。
操作方法よりも写真の撮り方や、画像加工についてはある程度センスが必要だと思うので、売れている通販ショップの写真などをたくさんみておくといいかなと思います。
あとは、自分の生活の中で時間が足りない〜!となって辛くなる人もいると思うので、無理しすぎないようにしたり、リズムを掴むのが大変だなと思います。
私はまだリズムが掴めていません。笑

画像は難しいかもしれませんね。
使っている機材や天気によって生地の色の写り方が変わるので、慣れもそうですし
写しやすい生地を選んでいくことも大切ですよね。
ライターさんが好きなことをするためにも、ある程度の基礎的な表現はできるようにいただかないといけないので、そこを乗り越えるのが難しいかもしれませんね。
縫いナビのライター2期を募集します
縫いナビで活躍中のライターさんに縫いナビライターの現実についてインタビューを行いました。
編集部から提示しているレギュレーションと実際のライターさんの動きについてなんとなく伝わったのではないでしょうか。
2021年10月〜締め切りは設けませんが2期生のライターさんを募集します。
条件と採用までの流れについてまとめましたので、ご確認の上ご希望の方はご応募をお願いいたします。

縫いナビで大人服の作り方をメインに紹介してくださっているさやなさんにインタビューを行いました。
過去記事もぜひチェックしてみてくださいね!