
出来上がりサイズ(持ち手を除く) 縦20㎝ 横13㎝
今回はハンドメイド初心者さんも簡単に作れる、スマホポーチの作り方をご紹介します。
ファスナーポケット付きでお財布代わりにもなるので、ちょっとしたお出かけに便利です。ハギレでも作れるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
今回参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんの動画を参考にスマホポーチを作りました。
丁寧に分かりやすく説明されているので、こちらもぜひご覧ください。
準備するもの

- 表生地 縦30×横30㎝
- 裏生地 縦45×横30㎝
- プラスナップ 13㎜ 1組(100均にもあります)
- 12㎝ファスナー 1本
- 接着芯(薄地タイプ・不織布・片面接着)
- Dカン 1.5㎝ 2個
- 持ち手(自作する場合は移動カン1.5㎝ 1個、ナスカン2個)
- 飾りのリボンやタグ(お好みで)
- 目打ち
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
スマホポーチを作るのに使った素材

綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
みずいろ 50㎝
ペールモス 50㎝
商品番号 7000 ¥605税込

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
オフ白 50㎝
ペールグレー 50㎝
商品番号 4500 ¥550税込

綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅
ペールグレー 50㎝
商品番号 8000-29 ¥550税込
早速スマホポーチを作ってみよう
スマホポーチを作るには大きく分けて7つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 接着芯をつける
- タブを作る
- ファスナーポケットを作る
- 本体を縫う
- プラスナップをつける
ポイントは丁寧にアイロンをかけることと、パーツを間違えないことです。
簡単にできるので、この7つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう

上の図を見て生地に直接線を引いてもいいですが、方眼紙などで型紙を作っておくとまっすぐ線を引くことができるし、同じものを作るときにまた線を引く必要がないので便利です。
2.裁断しよう

生地を裁断します。表生地を切り替えてもかわいいと思います。
縫う前の準備として、生地の表裏が分かりづらい場合はマスキングテープを裏側に貼って目印をつけておきましょう。形が似てるパーツが多いので、付箋などに部位を書いて貼っておくと間違いを防ぐことができます。
3.接着芯をつけよう
表生地本体・ファスナーポケット表生地・ファスナー上生地の裏側に接着芯をつけます。(計3枚の生地に接着芯を貼ります)
生地のシワを伸ばしておきましょう。厚めの生地の場合はつけなくても大丈夫です。
接着芯を貼りたい生地より少し大きめに裁断します。

のりがアイロン台につくのを防ぐためにハギレ布を下にひきます。その上に生地(裏向き)、接着芯の順に重ねます。接着芯はキラキラ、ザラザラしている面(のり面)を下向きにしましょう。
向きを間違えるとアイロンに接着芯がくっついてしまうので注意です。

アイロンはドライ・中温に設定します。
あて布(ハンカチでもOK)をしてアイロンを上から押さえるように、1か所10秒ずつ位置をずらしながら全体にむらなくあててください。アイロンを滑らせないでぎゅっと押さえるときれいに貼ることができます。計3枚接着芯を同様に貼りましょう。

温度が冷めたらはみ出した接着芯を切ります。熱いうちに動かしてしまうと、剥がれやすくなるので気を付けましょう。
4.タブを作ろう

タブの両端から1㎝内側に折ります。さらに半分に折ります。

タブのまわりを縫い、Dカンを通して半分に折り端を縫います。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返しぬいをしましょう。これでタブの完成です。
タグ・リボンをつけよう
記事後方のアレンジ方法のところに、フリルをつける場合を記載しています。
飾りをつけない場合は「5.ファスナーポケットを作ろう」に進んでください。

タグ・リボンなどの飾りをつける場合はここでつけましょう。タグは両端を折りまわりを縫い付けます。リボンは端にほつれ止め液を塗っておきましょう。場所はお好みで変えてください。
5.ファスナーポケットを作ろう

ファスナーポケット表生地にファスナーを裏向きにして上端を合わせます。

その上にファスナーポケット裏生地を裏向きにして重ねてクリップ(又はまち針)でとめます。ファスナーポケットの表生地と裏生地が中表(生地の表と表を内側)になっている状態です。
ファスナー部分を縫う時は、ミシン押さえのアタッチメントをファスナー押さえに変えます。

ファスナーを半分ほど開いておき、端から0.5㎝内側を縫います。半分ほど縫ったら、針をさしたまま押さえを上げてファスナーを閉じ、最後まで縫いましょう。

縫い目でひろげて、裏生地は表生地側に倒してアイロンをかけます。

押さえミシンをします。端から2~3mm内側を縫いましょう。

ファスナー上布とファスナーポケット表地を中表にして、上端を合わせます。

裏生地・内本体をファスナーポケット生地の下に重ねて、クリップでとめます。(ファスナー上布と裏生地内本体で中表にし、ファスナーポケット生地を挟んでいる状態です。)
上端から0.5㎝内側を縫います。

ファスナー上布を上にあげてアイロンで押さえます。

押さえミシンをします。

上の写真の状態になっていればOKです。

まわりから0.5㎝内側を縫います。これでファスナーポケット完成です。
6.本体を縫おう

表地本体を先ほど作ったファスナーポケットに中表で重ねます。

まわりを縫い代1㎝で縫います。上側はあけておきます。

裏地本体を縫う

裏地本体を中表に半分折り、両端を縫い代1㎝で縫います。返し口を7㎝ぐらいあけておきます。

ファスナーポケットの角を切り取ります。縫い目を切らないように注意してください。

縫い代を割ります。

反対側もしっかりとアイロンで縫い代を割りましょう。裏地本体も同様に縫い代を割ります。
裏地本体にタブをつける

裏地本体を表に返します。縫い目を中心にしてタブをつけ、0.5㎝内側で仮止めします。

裏地本体をファスナーポケット本体に入れ中表にします。

縫い目部分を合わせて、上端から1㎝のところをぐるりと1周縫います。口が小さいのでゆっくり縫いましょう。
返し口から表にかえす

返し口から表に返します。

角は目打ちを使って出します。

アイロンで形を整えます。

返し口をコの字とじします。見えない部分なので、ミシンで縫ってもいいと思います。

裏生地を中に入れます。裏地から見て表地が少し見えるようにすると、きれいに仕上がります。

上端にぐるりと1周押さえミシンをします。
7.プラスナップをつけよう
プラスナップは強度は劣りますが、打ち具不要のものは手軽にできます。100均でも購入できます。

目打ちで中心に穴をあけます。

プラスナップのバネ(へこんでいる方)を手前側につけます。

ゲンコ(出っ張っている方)もつけて完成です。

持ち手をつけて完成です。市販のショルダーひもをつけてみました。スマホショルダーになるので、ちょっとしたお出かけに便利です。気分によって持ち手を変えれば2wayで使えますよ。

100均の持ち手をつけてみました。そのままポーチとして使ってもいいですが、鞄につければスマホが鞄の中で行方不明になることを防げますね。生地を変えると雰囲気もガラっと変わります。お好みの生地で作ってみてください。
使用した生地

コットン 刺繍 生地 レース 小花 50cm単位 140cm幅
スモーキーピンク 50㎝
商品番号 47587 ¥770税込

綿ポリ 交織 グレンチェック 50cm単位 112cm幅
アメジスト 50㎝
商品番号 8000-15 ¥550税込
8.ショルダーひもを作ろう
市販の持ち手もいいですが、同じ布で作るとより統一感がでておすすめなので、作り方をご紹介します。

準備するもの
- ひも用生地 縦10×横66㎝
- ナスカン 2個
- 移動カン1.5㎝幅 1個

上の写真を見て生地を裁断します。

生地を中表にして端を縫い代1㎝で縫って2枚をつなぎ合わせます。縫い代は割っておきます。

生地を半分に折って中心線をアイロンでつけます。一度開いて、中心線に向かって両端を折ります。このとき中心に少し間をあけると、ひもがきれいにすっきり仕上がります。

さらに半分に折ります。
ひもの両端を、アイロンでつけた中心線の折り目と逆側へ折り返します。横から見ると「W」の形になります。

端から1㎝内側を縫い、縫い代を0.5㎝切り、角もななめに切り落とします。

表にかえして目打ちで角を出します。ひもの両端を縫います。細くて縫う距離が長いですが、頑張って縫いましょう。これでひもの完成です。
ナスカン、移動カンをつける

片方にナスカンを通して2㎝ぐらいのところを縫い留めます。

もう一方に移動カンを通します。

移動カンに通したら、ナスカンを通します。

また移動カンに通します。先ほど通したひもの内側を通しています。

移動カンを通した2㎝のところを縫い留めて完成です。

iPhoneXRのサイズ(高さ150.9㎜ 幅75.7㎜ 厚さ8.3㎜)でファスナーポケットに入る大きさです。

大きいスマホや、手帳型のカバーをしている場合は大きいポケットに入れると良いと思います。

今の時期だと大きいポケットにマスクなどを入れてもいいですね。見た目以上の収納力で必要最低限のものは入ると思います。
アレンジ方法
フリルをつける

フリル布を1枚裁断します。表を外側にして半分に折ります。
ミシンの設定を粗目に変更し、上糸調子を弱くします。
※粗目にする方法はお使いのミシンによって異なります

上糸・下糸を5㎝くらい引き出しておきます。上端から0.5㎝・0.7㎝のところに粗ミシン2本を縫います。両側の糸端を長めにとっておき、返しぬいをしないでください。

布端をおさえながら上糸2本のみを一緒に引っ張り、ギャザーをよせます。中心から半分に分けてギャザーをよせると均等によせやすいです。

ファスナーポケット表地の長さにギャザーを合わせます。目打ちなどでギャザーを均等に寄せ、クリップ(又はまち針)でとめます。
フリル上布を裁断し、接着芯を貼っておきましょう。

ミシンの縫い目の設定をもとに戻しておきましょう
フリル上布を裏側にしてフリルの上に重ね、端から1㎝内側を縫います。

余分な縫い代を半分くらい切ります。

フリル付きのファスナーポケット表地が17㎝になるように下端をカットします。

ここからは「5.ファスナーポケットを作ろう」と同じ作り方です。
タブを横側につける
今回はショルダーひもをワックスコード(3㎜)にしたので、タブを小さめにします。
Dカンをつける場合はタブの大きさは変えなくて良いです。

タブを裁断し裏に接着芯を貼っておきます。両端を1㎝折り、折った端をミシンで縫います。

「6.本体を縫おう」の前に、ファスナー下にタブを横半分に折って0.5㎝のところを仮止めします。

表生地本体を中表にして合わせ、まわりを縫い代1㎝で縫います。

縫い代を割ります。タブの縫い代を半分切っておくと、ごろつきがなくなります。

本体が完成したらひもを通します。今回はワックスコード3㎜幅を130㎝に切って使用しました。革紐でもかわいくできると思います。3㎜ぐらいの幅のひもを用意してください。

タブにひもを通して結びます。結び目の場所で長さを調節することが出来ます。タブから結び目が抜けないか引っ張って確認してください。

パーツも少なく、とても簡単にできます。フリルのひと手間で雰囲気も変わりますよね。色々アレンジして自分好みのものを作ってみてください!アレンジができるのもハンドメイドならではの楽しみ方ですね。
今回使った素材

綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
みずいろ
ペールモス
商品番号 7000 ¥605税込

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
オフ白
ペールグレー
商品番号 4500 ¥550税込

綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅
ペールグレー
商品番号 8000-29 ¥550税込
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に合わせて縫いましょう。
ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。