今回はマルイシオリジナル型紙の、ハーフムーショルダーバッグの作り方をご紹介します。コンパクトですが、マチが広く見た目以上の収納力ですよ!体にフィットするシンプルなデザインなので、男女問わず使うことが出来ます。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
準備するもの
- 表生地 生地幅×70㎝
- 裏生地 生地幅×55㎝
- 30㎝ビスロンファスナー 1本
- 20㎝ファスナー 1本
- 接着芯(しっかりタイプ・不織布・片面接着)
- 35㎜移動カン・角カン
- 目打ち
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン、ハサミ、糸
ハーフムーンショルダーバッグを作るのに使った素材
ナチュラル ナイロンオックス 無地 オニベジ 0.39mm厚 134cm幅 【商用可能】
表生地:#11ヒノキ 数量2
商品番号 4300
綿ポリ 交織 グレンチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
裏生地:アメジスト 数量2
商品番号 8000-15-1
サビないプラスチック製のファスナーです
ビスロンファスナー 30cm 【商用利用可】
白 1本
商品番号 fastener-30cm
好みの色がきっと見つかる41色
玉付きファスナー ゴールド12cm/20cm【商用可能】
20㎝/生成り 1本
商品番号 zipper-20cm
ハーフムーンショルダーバッグを作ってみよう
ハーフムーンショルダーバッグを作るには大きく分けて8つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 接着芯をつける
- 内ポケットを作る
- ショルダーひもを作る
- ファスナーをつける
- 本体を縫う
- バイアステープをつける
ポイントは丁寧にアイロンをかけることと、しっかり印をつけることです。
この8つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう
まずは型紙の用意をします。下のリンクから購入できますよ!縫い代付きなので、届いてすぐに生地を裁断することができますよ。
【縫い代付き】10-008 ハーフムーンショルダーバッグ 型紙【商用可能】
商品番号 10-008
2.裁断しよう
生地を型紙に沿って裁断します。
「わ」の取り方
「わ」とは、生地を二つ折りにした折り目部分ことを言います。
型紙の幅に合わせて無駄が出ないように折りたたんでください。生地の折り目部分に、「わ」と書かれている線を合わせるように型紙をおいて裁断します。
2-1.印をつける
マチの印に小さく切り込み(0.3~0.4㎝)をいれてください。これがタック位置になります。型紙も一緒に切るといいですよ。(生地は「わ」にした状態です。)
本体表生地・本体裏生地・内ファスナーポケットの中心(「わ」の部分)に合い印をつけます。
本体裏生地と内ファスナーポケット生地各1枚のファスナーの取り付け位置(赤点部分)に目打ちで穴をあけて印をつけます。
縫う前の準備として、生地の表裏が分かりづらい場合はマスキングテープ等を裏側に貼って目印をつけておきましょう。
3.接着芯をつけよう
本体表生地・マチ表生地・力布表生地の裏側(計7枚)に接着芯をつけます。生地のシワを伸ばしておきましょう。
生地(裏向き)の上に接着芯を置きます。接着芯はキラキラ、ザラザラしている面(のり面)を下向きにしましょう。
※向きを間違えるとアイロンに接着芯がくっついてしまうので注意です。
アイロンはドライ・中温に設定します。
あて布(ハンカチでもOK)をしてアイロンを上から押さえるように、1か所10秒ずつ位置をずらしながら全体にむらなくあててください。
接着芯を貼りました。熱いうちに動かしてしまうと、剥がれやすくなるので気を付けましょう。
4.内ポケットを作ろう
4-1.仕切りポケットを作る
内ポケットの上端を1㎝折ります。アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられます。アイロン定規を作るのもおすすめです。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。
さらに1㎝折って三つ折りにし、三つ折りしたポケット口を縫います。
ミシンの縫い始めと縫い終わりは返しぬいをしましょう。
本体裏生地(ファスナー付け位置の印がない方)の下端に沿うように、内ポケットを合わせます。
端から0.5㎝のところを縫います。ポケットの中心を縫って仕切りをつけましょう。
内ファスナーポケットを作る
ファスナーポケット位置を目印に、チャコペンで線を引きます。(赤線)
内ファスナーポケット生地は囲うような線を引きましょう。(青線)
赤線は切り込みを入れる線で、青線は縫う時のガイド線になります。
裏生地と内ファスナーポケット生地をファスナー付け位置が合うようにして、中表で合わせます。
生地の表と表を内側にして合わせることです。
まち針を刺して合わせると、ピッタリ合わせやすいですよ!
ファスナー口を縫います。まわりを囲った線にそって縫いましょう。
ファスナー口の中心とY字の部分を線にそってカットします。最初は「わ」の状態にして切り込みを入れてから線にそって切っていきましょう。
ファスナー口の縫い目を切らないように注意して切りましょう。
切り込みを入れたところから、生地を裏側に入れ込むようにします。
裏からみるとこのような状態です。アイロンで形を整えます。
ファスナー口から20㎝ファスナーが見えるようにして、ファスナーを合わせてまち針で留めます。
ファスナー部分を縫う時はミシンの押さえをファスナー押さえに変えましょう!
ファスナー口のまわりを縫います。
裏からみるとこのような状態です。
もう1枚の内ファスナーポケット生地を、ファスナーをつけたポケット生地に合わせてクリップで留めます。
内ファスナーポケット生地のまわりを縫い代0.5㎝で縫います。
布端から〇㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線〇㎝に合わせて縫いましょう。ミシンのガイド線がない場合は、針から〇㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。
本体裏生地を縫いこまないように、内ファスナー生地の2枚だけを縫い合わせます。
5.ショルダーひもを作ろう
ショルダーひも生地を中心に向かって折ります。
中心に少しすき間をあけておくと、ひもがキレイに仕上がりますよ!
中心で折って、ショルダーひも②は両端を縫います。
ショルダーひもの端を処理する
ショルダーひも①は片側だけひも端を処理します。
中心の線で反対側に折り、クリップで留め、縫い代1㎝で縫いましょう。
目打ちで角を出すようにして表に返し、ひもの両端を縫います。
6.ファスナーをつけよう
裏生地にファスナーを合わせます。ファスナーの向きに注意して付けて下さい。
本体表生地も合わせてクリップで留めます。(本体裏生地と表生地でファスナーを挟んでいる状態です。)
縫い代0.5㎝で縫います。縫いやすいように、ファスナーを動かして縫いましょう。
本体裏生地と表生地が外表になるように、縫い目部分で折り返し、アイロンをします。
プラスチック製のファスナーの周辺をアイロンをする時、高温だとファスナーが溶けてしまうのであて布をするなど、注意してアイロンをしてください。
ファスナー端から2㎜のところを縫います。(押さえミシンをする)
ファスナーポケット付き裏地を本体生地のもう1方のファスナー端に合わせます。※生地の裏表に注意
もう1枚の本体表生地をファスナーに合わせてクリップで留め、縫い代0.5㎝で縫います。
本体裏生地と表生地が外表になるように縫い目部分で折り返し、押さえのミシンをします。
7.本体を縫おう
本体のまわりを縫い代0.5㎝で表生地と裏生地を縫い合わせます。
本体生地に力布を合わせます。
生地を裏返し、裏生地側にも力布を合わせます。
縫い代1㎝で力布を縫い合わせます。
力布を外表になるように縫い目部分で折り返し、押さえのミシンをします。
裏側はこのような状態になっています。
本体にショルダーひもをつける
力布の端にショルダー紐を合わせます。ショルダーひも②の方は角カンを通して半分に折ってから合わせましょう。
マチをつける
マチ表生地の合い印を合わせるようにして折り、1㎝ほど縦に縫いタックを作ります。
タック部分を押しつぶすようにします。
両端とも同様にタックを縫い、力布を合わせます。
縫い代1㎝で縫い、縫い目で折り返して押さえミシンをします。
マチ裏生地も同様に縫いましょう。
マチ表生地・マチ裏生地を外表に合わせる
外表で合わせ、まわりを縫い合わせます。
マチと本体生地の力布部分を中表にして合わせます。
本体側面もクリップで留めていきます。
底の中心から留めていくと、ズレずに留めれると思います。
反対側も同様に留めましょう。
縫い代1㎝でまわりを縫います。
カーブ部分は特にシワが寄らないように気をつけて縫いましょう。
縫い代を0.5㎝ほどの幅にカットします。
8.バイアステープをつけよう
バイアステープを中心に向かって折り、中心で折ります。
簡単に作るポイント
指をすぼめるようにしてアイロンで折り目をつけていくと、素早く折り目をつけられます。
片側の折り目を開き、生地端に合わせます。
バイアステープの折り目に沿って縫います。
はみ出たバイアステープはカットしましょう。
バイアステープの折り目を戻すようにして、生地端をくるみます。
先ほど縫った縫い目が隠れるようにして、バイアステープの端を縫います。
反対側の生地端も同様にバイアステープを付けます。
力布の端にジグザグミシンをします。
ミシンの機能に裁ち目かがりがある場合、裁ち目かがりで布端を処理した方がキレイなのでおすすめです。
バッグ本体を表に返します。
ショルダーひもを縫う
ショルダーひもの端から移動カンに通し、角カンに通します。※ひもがねじれないように注意してください。
上画像のように、ひも端を移動カンに内側から通します。
移動カンから5㎝ほどひも端を出し、縫いとめます。
ショルダーひもの長さをお好みで調節して、ハーフムーンショルダーバッグの完成です!
11号帆布でも作ってみました!カジュアルな雰囲気でとても可愛いです♪
裏地をウインドウチェックにしてみました!バッグをあけると、ガラッと雰囲気が変わります。
使用イメージ
500mlのペットボトルも余裕で入るぐらいの大きさです。
斜めがけしたり、肩にかけても使えますよ!
ショルダーひもの長さが調節できるので、短くしてボディバッグみたいに使用することも出来ます。普段使いしやすいので、ぜひ作ってみて下さい♪
今回使った素材
家庭で縫える 11号帆布 No.1~20カラー 50cm単位 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
キツネ 数量2
商品番号 11-hanpu
綿ポリ 交織 ダンガリー ウィンドウチェック 50cm単位
カフェオレ 数量2
商品番号 6000-29
サビないプラスチック製のファスナーです
ビスロンファスナー 30cm 【商用利用可】
白 1本
商品番号 fastener-30cm
好みの色がきっと見つかる41色
玉付きファスナー ゴールド12cm/20cm【商用可能】
20㎝/キツネ 1本
商品番号 zipper-20cm
アイロンを滑らせないでぎゅっと押さえるときれいに貼ることができます。