不織布マスクにかぶせるタイプのマスクカバーの作り方をご紹介します。
不織布マスクの刺激に悩んでいる敏感肌の方、汗をかきやすい方にもオススメです。
きれいに仕上がるコツもご紹介していきますので、一緒にゆっくり作っていきましょう。
準備するもの
- マスク本体生地…横23×縦20cm
- サイド用生地…横16×縦15cm
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- 目打ち
- 定規
今回は、動画で紹介されているのと同じアイリスオーヤマ普通サイズ・横16.5×縦15cm(じゃばらを開いた状態で)の不織布マスクのサイズで作っています。
今回使った生地
蒸れにくい、さらりとしたマスク生地
使用したカラー/ベージュ
商品番号 m5301-a ¥715税込
初めてこちらの生地を使ってみましたが、サラッとして本当に涼しく感じました。ショップでもマスク生地としてイチオシされている生地です♪
早速マスクカバーを作ってみよう
マスクカバーを作るには大きく分けて5つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を型紙通りに切る
- マスク本体を縫う
- サイド用布を縫う
- マスク本体とサイド用布とを縫い合わせる
工程も少なく直線縫いのみでできるので、短い時間で完成できると思います。
ゆっくりひとつひとつの作業を確認しながら一緒に作っていきましょう!
1.型紙を用意しよう
まずは型紙の準備です。
簡単な型紙なので今回は自分で作成しました。
簡単な形でも一度型紙を作っておくと、また作りたくなった時にすぐに取りかかれるのでオススメだよ!
型紙を作らずに生地に直接書いて裁断してもOKです。
2.生地を型紙通りに切っていこう
型紙に合わせて、マスク本体を1枚、サイド用を2枚用意します。
マスク本体の布とサイド用の布を変えてみてもオシャレだよ。ハギレなどを活用してみてね。
3.マスク本体を縫っていこう
縫う前の準備をしよう
マスク本体の裏面を上にして横長になるように置きます。
上の画像を参考に、
長い辺の方を端から2cmで折り、アイロンをかけます。
一度開いて、アイロンでつけた線に向かって一折してアイロンをかけます。
最初につけた線でもう一折して、「三つ折り」を作ります。
上下とも同じようにしましょう。
端ミシンをかけよう
マスク本体の裏面を上にしてミシンにセットします。
画像を参考に、先ほど折った生地の端から1~2mmのところを縫っていきます。
これを「端ミシンをかける」と言います。
上下とも縫っていきましょう。
ミシンの針が生地から落ちないようにゆっくり縫っていこう。
端ミシンとは、生地の端を裏側に折り込み、折った端から1~2mmのところにミシンをかけることをいいます。
上下を折りアイロンをかけよう
マスク本体の表面を上にして置きます。
端から4.5cm折って、アイロンをかけ折り目をつけます。
上下とも同じようにします。
印をつけよう
少し工程が多いので画像多めでゆっくり説明していきますね。
アイロンをかけたら、下の布のみを開きます。上は折ったままにします。
画像を参考に、上端から2.5cmのところにチャコペンで印をつけます。
反対側も同じように印をつけます。
次にマスク本体布を縦半分に折り、真ん中に印をつけます。
画像を参考に、上端から2.5cmの印と真ん中の印を結ぶように定規をあてます。
上端から2.5cmの印から5cmのところに印をつけ、線を引きます。
この5cmの部分を後ほどミシンで縫っていきます。
反対側と下側にも同じように印をつけ、線を引いていきましょう。
これで印つけは完了です。
線の上を縫っていこう
先ほど引いた線の上を縫っていきます。
画像を参考に、生地の端から5cmにつけた印までを縫います。
同じように4か所すべて縫いましょう。
始めと終わりは必ず返し縫いをします。
この部分がダーツになります。
ダーツとは、平面の布を立体的に仕上げるためにつまんだ部分のこと。ダーツを入れることで息のしやすい立体的なできあがりになるよ。
縫っていない方の布を一緒に縫ってしまわないように注意しましょう。
縫い目を開いてアイロンをかけよう
マスク本体の表を上にして縫った線に沿って開き、アイロンをかけます。
マスク本体の裏を上にして、画像を参考に余分なところをカットします。
左右とも同じようにしましょう。
両端を三つ折りにして縫おう
両端を「三つ折り」していきます。
マスク本体の裏を上にして、端から3cmのところで折りアイロンをかけます。
生地の端を今つけたアイロンの線に合わせて折りこんで、アイロンをかけます。
これで、1.5cmの三つ折りができました。
クリップで止めて、ミシンで縫っていきます。
画像を参考に、三つ折り部分に端ミシンをかけていきます。
始めと終わりは必ず返し縫いをしましょう。
生地に厚みが出て縫いにくい時は、ミシンの横についている手回しを回してゆっくり針を進めましょう。
これでマスク本体部分の完成です。
あともう少しです!一緒にがんばっていきましょう♪
4.サイドの布を縫っていこう
サイド用の生地の裏面を上にして横長になるように置き、端から1cmで折りアイロンをかけます。
上下とも同じようにアイロンをかけたら、両端を合わせるように中心で山折りにします。
横から見るとこのようになっています。
このような形になります。アイロンをかけておきましょう。
サイド用の布を本体に合うサイズに切っていこう
画像を参考に、サイド用の生地の上にマスク本体の裏面が上になるように合わせ、クリップで止めます。
本体からはみ出す部分が、左右だいたい同じくらいになるように合わせましょう。
生地が重なって分厚くなるところは、待ち針よりもクリップがオススメだよ。
画像を参考に、マスク本体に沿ってチャコペンで線を引き、
その線から1cm外側にも線を引きます。
1cm外側の線をハサミで切り取り、クリップを外します。
もう一枚も全く同じことを繰り返して作りましょう。
先に作っておいた1枚目に重ねて切ると簡単だよ。
サイド用の布をミシンで縫っていこう
2枚用意できたサイド用の布をミシンで縫っていきます。
画像を参考に、生地端から1cmで縫います。
2枚とも、4辺全て縫いましょう。
ミシンについている目安の線を見て縫っていくとまっすぐに縫えるよ。
ついていないミシンにはマスキングテープを貼るなどで代用してみてね。
画像を参考に、開いていない方の角を縫い目から5mmくらい先でカットします。
ここをカットすることで、ひっくり返した時にきれいになります。
縫い目を切ってしまわないように注意しましょう。
カットしたら表にひっくり返します。
まずは軽く指で押しておいて、角が出ていないところは目打ちで引っ張り出します。
ひっくり返したら、アイロンをかけます。
薄手の生地の場合、強い力で引っ張ると布が破れてしまうので優しくひっくり返そう!
長い方の辺に端ミシンをかけます。4辺全て縫いましょう。
短い辺の方は後で本体に縫い付ける時に縫うので、今は縫わなくて大丈夫です。
2枚とも縫えたら、アイロンをかけて押さえておきます。
開いてる方からミシンをかけるとズレにくいのでオススメだよ。
5.マスク本体とサイド用布を縫い合わせよう
マスク本体の裏面を上にして置きます。
画像を参考に、さっき縫ったサイドの布を重ねて短い辺のみを縫っていきます。
最初と最後は必ず返し縫いをします。
縫い始めの部分が分厚くて押さえが浮いてしまう時は、上の画像のように生地の厚さと同じくらいの厚紙などをはさんで縫い始めると、スタートがスムーズだよ。
完成!
不織布マスクにかぶせるマスクカバーの完成です!
お疲れ様でした。
お好みでワッペンやレースなどで装飾してもかわいいですね。
立体的で息がしやすく、肌にも優しいなんて最高だね!
今回参考にさせていただいたkcotonさんのYouTubeチャンネルには、子供用マスクサイズやお手持ちのマスクに対応したサイズへの変更方法も紹介されています。
ぜひ動画もチェックしながらたくさん作ってみてくださいね。
一緒に作っていただき、ありがとうございました!
今回使った生地
蒸れにくい、さらりとしたマスク生地
使用したカラー/ベージュ
商品番号 m5301-a ¥715税込
これからの暑い季節にはサラッとして薄手の生地がオススメ!
肌に優しく吸水・速乾性に優れているダブルガーゼも、敏感肌の方・お子さまにオススメです。