
完成サイズ 縦31cm/上横45cm/下横35cm/マチ20cm
今回は丸石オリジナル型紙を使用してハンドメイド初心者の方でも家庭用ミシンで簡単に作れるシンプルで実用的なレジカゴバッグの作り方をご紹介いたします。

レジカゴにぴったり収まる大容量サイズ!上部は巾着になっているので、荷物がこぼれ落ちる心配もありません。

荷物が少ないときはサイドのファスナーを閉じれば、コンパクトなトートバッグに変身!持ち歩きにも便利です。

裏生地に保冷シートを使えば保冷バッグに!冷蔵品のお買い物も安心です。こちらの型紙は商用利用も可能です。

【縫い代付き】10-010 レジカゴバッグの型紙【商用可能】
商品番号 10-010
もくじ
- 1 準備するもの
- 2 レジカゴバッグで使った生地・資材
- 3 レジカゴバッグを作ってみよう
- 4 違う生地でもつくってみました
- 5 レジカゴバッグで使った生地・資材
- 6 縫いナビ内おすすめ記事
準備するもの

- 【丸石オリジナル型紙】 10-010レジカゴバッグ
- 表生地 要尺110cm巾 115cm
- 裏生地
(上袋と同一生地を使用する場合) 要尺110cm巾 105cm
(保冷シートを使用する場合)
アルミ保温・保冷シート 120cm幅×50cmカットクロス 2個
上袋生地 要尺110cm巾 25cm - アクリルひも 160cm×2本
- ビスロンファスナー 30cm×2本
- ハサミ(紙用、布用、糸切り用)
- 定規
- チャコペン
- クリップ、まち針
- ミシン
- アイロンまたはコロコロオープナー
- ひも通し
- 目打ち
- (あると便利)マスキングテープ

仮止めクリップ ノーマル 10個セット
商品番号 karidome-clip

clover クロバー コロコロオープナー 洋裁便利グッズ
商品番号 corocoro


レジカゴバッグで使った生地・資材

家庭で縫える 11号帆布 全30カラー 50cmつなげてカット 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
使用色 オレンジ
商品番号 11-hanpu

やや薄手綿ポリブロード 50cm単位 110cm幅 0.21mm厚【商用可能】
使用色 #110ベージュ、#701 エクリュ
商品番号 8300

コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用色 ハニーゴールド、ブラウン
商品番号 8660

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全4色 【商用利用可】メール便不可
使用色 ネイビー、 グレー
商品番号 warm-cold

ビスロンファスナー 30cm 【商用利用可】
使用色 ブラック、ホワイト
商品番号 fastener-30cm

ベルポーレン ブラック 2mm 33cm×24cm カバン底板 【商用可能】
商品番号 40000
レジカゴバッグを作ってみよう
レジカゴバッグ作りをするのにはざっくりと以下の工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 持ち手を縫う
- ポケットを縫う
- 表生地(本体・脇布)にファスナーを縫う
- 表生地にポケットと持ち手を縫う
- 表生地と底布を縫う
- 裏生地(本体・脇布)を縫う
- 裏生地と底布を縫う
- 上袋を縫う
- 表生地と裏生地の間に上袋を挟んで縫う
- 表生地の袋口を縫う
- ひもを通す
- 底板を作る(作りたい人のみ)
それぞれの工程について早速、作り方をみていきましょう!
1.型紙を用意しよう
型紙は丸石オリジナル型紙の 10-010レジカゴバッグです。

【縫い代付き】10-010 レジカゴバッグの型紙【商用可能】
商品番号 10-010
型紙には縫い代が含まれているので、外側の線に沿ってカットしてください。

販売用などでたくさん作る場合はパターンシートなどに型紙を写してカットすると繰り返し使用しても型紙が傷まないのでおすすめだよ。


2.生地を裁断しよう

型紙に記載されているパターン配置を参考に、型紙に記載されている生地目の矢印と生地の耳が平行になるように置いてください。生地を山折りにした折り目に「わ」の部分を当てましょう。
チャコペンで生地に型紙を写すか重りをのせるなどして、型紙がずれないようにして裁断します。

裁断はロータリーカッターと大きめのカッターマットを使うと楽だよ♪






全ての生地をカットしました。アクリルひもは160㎝を2本用意します。

今回はアルミ保冷シートを裏生地に使用して作っていくよ!保冷シートを使わない場合も作り方は同じだよ!
印をつけよう

表生地の型紙には持ち手付け位置、折れ線、ファスナー付け位置、ポケット付け位置が記載されているので、表生地に型紙を重ねて印の箇所すべてにチャコペンなどで生地に印をつけるか、生地の端にハサミで2mm程度の切り込みを入れて下さい。

ポケット付け位置は型紙のポケットの角の部分に目打ちで穴を開けます。

型紙を本体表生地に重ね、印の場所で生地に目打ちで小さく穴をあけるか生地の表側にチャコペンで2か所に印をつけます。本体表生地2枚とも印をつけて下さい。

脇布(表生地・裏生地)、本体裏生地の型紙にもタック・折れ線の印がついているのでチャコペンなどで生地の表側に印をつけるか、生地の端にハサミで2mm程度の切り込みを入れて下さい。脇布表生地にはファスナー付け位置も忘れずに印をつけてください。

持ち手の型紙には補強の縫い目の三角の印がついているので、型紙に目打ちで穴をあけるなどして、生地の表側にチャコペンで2か所に上下2か所に印をつけます。持ち手2枚とも印をつけて下さい。

底布の型紙には切り込みの印が入っているので、表生地・裏生地それぞれにハサミで8mmの切り込みを入れて下さい。

上袋の型紙にはあきどまりの印がついているので、チャコペンなどで生地の裏側に印をつけるか、生地の端にハサミで2mm程度の切り込みを入れて下さい。上袋2枚とも印をつけて下さい。
3.持ち手を縫おう

持ち手にアイロンをかけます。生地の裏側を上にして置き、画像の手順で①端から1cmを折ってアイロンをかけ、➁さらに半分に折ってアイロンをかけます。


アイロンをかける時には アイロン定規があると便利だよ!市販のものでも画像のように厚紙に寸法を書き込んでもOK!




持ち手の中央部分を縫います。三角の印の内側の線を通って、端から2mmくらいを四角く縫っていきます。 持ち手2枚とも同様に縫ってください。


持ち手が縫えました。
4.ポケットを縫おう

ポケット口に三つ折りアイロンをかけます。ポケット生地の裏側を上にして置き、ポケットの上端を1cmで2回内側に折ってアイロンをかけます。

ポケットに三つ折りのアイロンがかかりました。

アイロンがかかったら、内側の折り目の端から1~2mmを縫います。ポケット2枚とも同様に縫って下さい。

ポケットが縫えました。
5.表生地(本体・脇布)にファスナーを縫おう

ファスナーの上端を裏側に三角に折って、端から5mmくらいをミシンで縫います。

表生地本体1枚と脇布1枚が中表になるように重ね、ファスナー付け位置に合わせてファスナーの表側が本体を向くようにして2枚の生地の間にファスナーを挟んでクリップで止めます。

手のひらを合わせるように生地の表側どうしを重ねることを『中表』と言うよ!
本体生地と脇布は形状が違うので上下を間違えないように気を付けてね!ファスナーを挟むときは表裏に注意してね!

端から7mmをミシンで縫います。

ファスナー押さえがある人はファスナー押さえを使い、ファスナーの可動部(スライダー)に当たらないように縫って下さい。

縫えたら生地を表側にしっかりと折り返し、縫い目の端から1~2mmのところを縫います。もう1枚の本体表生地と脇布も同様に縫って、まったく同じ形のものが2つできるようにして下さい。

樹脂のファスナーにアイロンをかけるとファスナーが溶けてしまうことがあるので注意してね!

同じ形のものが2つできました。

ファスナーの反対端を縫います。ファスナーを閉じた状態で脇布を縦半分に折ってファスナーの端に揃えて重ねます。

先ほどの表生地のファスナーの上にもう1枚の表生地の本体側の端が中表になるように重ねてクリップで止め、端から7mmを縫います。

縫えたら生地を表側にしてしっかりと折り返し、縫い目の端から1~2mmのところを縫います。

ファスナーがつながっているところは少し縫いにくいけど、ファスナーの可動部(スライダー) を移動させたり、下側の生地を一緒に縫ってしまわないように生地をずらしたりしながら縫ってね!

もう片方のファスナーの反対端も縫います。ファスナーを閉じた状態で脇布を縦半分に折ってファスナーの端に揃えて重ねます。

表生地を中表で半分に折って、ファスナ―の端と本体生地の端を揃えてクリップでとめ、端から7mmを縫います。

縫えたら生地を表側にしてしっかりと折り返し、縫い目の端から1~2mmのところを縫います。
脇布を折って仮縫いしよう

脇布の下端を折り線の印で谷折りにしクリップで止め、本体生地も一緒に端から5mmを仮縫いします。脇布2枚とも同様に縫って下さい。

縫えたらファスナーを開き、表生地の袋口に3.5cm幅のアイロンをかけて下さい。
6.表生地にポケットと持ち手を縫おう
ポケットを縫おう

ポケット生地を本体生地に仮縫いします。ポケット生地の上端の角をポケット付け位置の印に合わせ、下端をそろえてまち針やマスキングテープで止め、端から5mmくらいのところを縫って下さい。もう一つのポケットも同様に本体生地の後ろ側に縫って下さい。

ポケットの脇の縫い目は後から持ち手で隠れるのでだいたい5mmくらいになっていれば大丈夫だよ!
持ち手を縫おう

持ち手を本体生地に縫い付けます。ポケット生地の表側が見えるように置き、持ち手付け位置でクリップで止め、持ち手の下側の縫い目に重ねるようにして画像のように持ち手の端から2mmくらいのところを縫います。

持ち手がねじれていないか確認してから縫ってね!

持ち手が斜めにならないように注意しながら、ゆっくり縫ってください。もう一つの持ち手も同様に本体生地の後ろ側に縫って下さい。

本体生地にポケットと持ち手が付きました。
7.表生地と底布(表生地)を縫おう

表生地(本体・脇布)を裏返して、本体の折れ線と底布の切り込み線がぴったり重なるように中表で端を揃えて重ねクリップで止め、端から1cmを縫います。


角を縫うときは針を下した状態で押さえを上げて、生地の端が揃うように布の向きを変えてから縫ってね!

縫えたら、縫い代の角の部分を斜めにカットしておきます。

角をカットすることで表に返したときに角が綺麗に仕上がるよ。縫い目まで切ってしまわないように気を付けてね!

表生地の底布が縫えました。
8.裏生地(本体・脇布)を縫おう

本体裏生地1枚と脇布裏生地2枚を縫います。本体裏生地の両端に脇布裏地を中表で重ね合わせてクリップで止め、端から1cmを縫います。

重ね合わせるときは本体と脇布の上下を間違えないように注意してね!

端から1cmの位置でちょうど生地の端が交差するように重ねると綺麗に仕上がります。

縫えたらもう一枚の本体裏生地に先ほど縫った脇布裏生地を中表で重ね、端から1cmで縫います。

裏生地が輪になるように1枚につなげてね!
裏生地のタックを縫おう

先ほど縫った裏生地を表に返し、画像のように本体と脇布のタックの印が重なるように折りたたみクリップで止めます。

端から5mmを仮縫いします。反対側も同様にタックを仮縫いして下さい。
9.裏生地と底布(裏生地)を縫おう
※以降の画像では裏生地のタックの向きが逆になっていますが気にせず進めて下さい。
表生地と同じように裏生地と底布(裏生地)を縫っていきます。

裏生地(本体・脇布)は裏側のままで、本体・脇布の中心と底布の中心が合うように中表で端を揃えて重ねクリップで止め、端から1cmを縫います。

底布が縫えたら、縫い代の角の部分をカットしておきます。

裏生地が縫えました。
10.上袋を縫おう

上袋の左右の端にジグザグミシンをかけます。2枚とも同様にジグザグミシンをかけて下さい。


ジグザグミシンは「ジグザグ縫い」でも「裁ち目かがり」でもお好みのほうで大丈夫だよ!

上袋の生地を中表で重ね合わせて、あきどまりを残して端から1cmを縫います。

ひも通し口を縫います。上袋の縫い代をアイロンやコロコロオープナーで開き、画像のように端から5mmをコの字に縫います。2か所とも同様に縫って下さい。


あきどまりの下部分は返し縫いすると補強になるよ!

続いて上袋の袋口に三つ折りアイロンをかけます。上袋の裏側の上端から1cm→2.5cmの順で折ってアイロンをかけて下さい。

上袋の袋口にアイロンをかけました。

内側の折り目から2mmくらいのところを縫います。反対側も同様に縫って下さい。

上袋が縫えました。
11.表生地と裏生地の間に上袋を挟んで縫おう


全ての袋を中表で重ねて縫います。画像のように表生地と裏生地の間に上袋を挟み込むようにして、生地の脇の中心を揃えて重ね合わせて袋口をクリップで止めます。

生地が中表で重なるよう、上袋の表裏・上下の向きに注意してね!

袋口を縫います。返し口を15cmほど残して生地の端から1cmをぐるりと1周縫って下さい。

返し口は後から生地を表に返す時に使うよ!閉じてしまわないように気を付けてね!

フリーアームにできるミシンは補助テーブルを外してフリーアームにして縫って下さい。

持ち手は袋の中に入れた状態で縫うよ!
12.表生地の袋口を縫おう


縫えたら返し口から生地を表に返して、表生地のアイロンの折り目で袋口が内側に入るように形を整えます。

返し口は縫い代を1cm内側に折ってアイロンをかけて下さい。

表生地の袋口のアイロンが取れてしまっている場合はもう一度アイロンをかけておこう!

表生地の袋口を縫います。上袋を本体の中に入れ込むようにして、まずは表生地の折り目から2mmで表生地のみを縫います。持ち手は下げて一緒に縫わないようにして下さい。


縫うときは表側から縫うと仕上がりが綺麗だよ!脇布を縫うときはファスナーの樹脂の部分に当たらないように注意してゆっくり縫ってね!

続いて上袋を上側に引っ張り出し、表生地の折り目から端から2.5cmを表生地・上袋・裏生地を一緒に縫います。ファスナー部分は縫わないように縫い目を分けて縫って下さい。返し口も一緒に縫い閉じて下さい。

返し口はまち針で止めるか、スティックのりなどで仮止めしておくと縫うときにずれにくいよ!

ミシンの押さえに2.5cmの長さにカットした付箋などを貼るとガイド代わりになります。上袋や裏生地が内側でたるまないように注意しながらゆっくりと縫って下さい。

初心者の方は2.5cmよりも広い幅で構わないので同じ幅で縫えるように頑張ってみてね。返し口の近くから縫い始めると返し口がずれにくいのでおすすめだよ!


表生地の袋口が縫えました。
13.ひもを通そう

ひも通し口にひもを通します。160cmにカットしたひもを2本通します。

ひも通しを使って脇のひも通し口からひもを入れ、隣接したひも通し口から出てくるようにひもを1周通してください。ひもが通せたら端を揃えて結びます。

反対側のひも通し口も同様にひもを一周通して、端を結んでください。
底板を作ろう(作りたい人のみ)

底板を20cm×35cmにカットして袋の底に入れます。今回使用した底板は33cm×24cmの商品だったので20cm幅にカットして、長さ方向はそのまま使用しました。底板を入れることで袋の型崩れを防いでくれます。

カッターを使って切るときは、下にカッターマットを敷いてから切ってね!厚みがあるので安全に注意しながらカットしてね!

完成!

シンプルでおしゃれな大容量のレジカゴバッグが完成しました!



前面ポケットにはスマホなどちょっとした小物の収納ができます。

違う生地でもつくってみました

こちらは表生地を国産コットンツイルハニーゴールドで作りました。上袋は綿ポリブロード#701 エクリュを使用しました。


11号帆布と比べると柔らかい生地です。厚みも薄めなので持ったときに軽い気がします。

こちらは表生地を国産コットンツイルブラウンで作りました。上袋は綿ポリブロード#110ベージュを使用しました。


レジカゴバッグで使った生地・資材

家庭で縫える 11号帆布 全30カラー 50cmつなげてカット 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
使用色 オレンジ
商品番号 11-hanpu

やや薄手綿ポリブロード 50cm単位 110cm幅 0.21mm厚【商用可能】
使用色 #110ベージュ、#701 エクリュ
商品番号 8300

コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用色 ハニーゴールド、ブラウン
商品番号 8660

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全4色 【商用利用可】メール便不可
使用色 ネイビー、 グレー
商品番号 warm-cold

ビスロンファスナー 30cm 【商用利用可】
使用色 ブラック、ホワイト
商品番号 fastener-30cm

ベルポーレン ブラック 2mm 33cm×24cm カバン底板 【商用可能】
商品番号 40000
バッグの形をきれいに見せたい人は底板も用意してね!