完成サイズ【 横35cm×縦35cm×マチ10cm 】
持ち手は肩にかけられる長さになっています。
ひもをしぼらない場合A4サイズも入るので、お仕事にも学校にも使いやすいサイズです。
もくじ
準備するもの
- 表生地(上部分/11号帆布・生成り)…横37cm×縦29cmを2枚
- 表生地(底部分/11号帆布・キツネ)…横37cm×縦28cmを1枚
- 裏生地(シーチング・くるみ)…横37cm×縦42cmを2枚
- 持ち手(11号帆布・キツネ)…横12cm×縦57cmを2枚
- ひも…80cmを2本
- 布タグ(お好みで)
- チャコペン(フリクションでもOK)
- クリップ(帆布はマチ針が刺さりにくいのでクリップがオススメ)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- 目打ち
- 定規
- ひも通し(安全ピンで代用可)
商品番号 karidome-clip \¥638
参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんのこちらの動画を参考にしました。
動画では切り替えなしバージョンの作り方や、薄手の布を使った場合の説明もされています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
今回使った生地
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
・生成り
・キツネ
商品番号 11-hanpu ¥715(税込)
オリジナル コットン シーチング No.2 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
・くるみ
商品番号 3000-2 ¥550(税込)
アクリルひも 3mm 5mカット済 【商用可能】
・モカ
商品番号 sic-17-100 ¥396(税込)
オリジナルタグ 月の光 Clair de Lune タテ40mm ヨコ46mm 5枚単位で販売 【商用可能】
商品番号 original-tag-c ¥330(税込)
厚手で嫌煙されがちな11号帆布(はんぷ)ですが、初心者さんでも扱いやすい程よい厚みの11号帆布は家庭用ミシンでも簡単に縫えるのが特徴です。
ひもでしぼる部分には接着芯を貼りたくなかったので、しっかりしていてしなやかな 11号帆布を選びました。
生地のマルイシ本店には生地も副資材も豊富にあり、材料を別々に買いそろえるわずらわしさがなくとても便利なので、ぜひご覧ください!
早速巾着トートバッグを作ってみよう
巾着トートバッグを作るには大きく分けて8つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を型紙どおりに切る
- 持ち手を作る
- 表生地を縫う
- 持ち手を本体につける
- 裏生地を縫う
- 表生地と裏生地を縫い合わせる
- ひもを通す
ゆっくりひとつひとつの作業を確認しながら、一緒に作っていきましょう!
型紙を用意しよう
画像を参考に作っていきます。布に直接書く方がやりやすい方は、書いていただいて大丈夫です。
今回は生地の面積が大きいので、ゆがまないようにあらかじめ型紙を作りました。
生地を型紙通りに切っていこう
型紙どおりに生地を切っていきます。
枚数どおりに切れているか、足りないパーツはないか確認しましょう。
持ち手を作ろう
- 持ち手生地の裏面を上にして置き、半分に折ってアイロンをかけます。
- アイロンをかけたら、開きます。
- 中心に向かって両端を折りもう一度アイロンをかけます。
- 両端を折ったまま最初につけた折り目で半分に折ります。
開かないようにクリップで止めておきましょう。
中心に向かって両端を折る時(③)に、生地の厚み分(1~2㎜)ほどあけて折るときれいな持ち手が作れます。
持ち手の両端をミシンで縫う
生地端から2mm程度のところを縫います。
最初は開いている方、次に山になっている方の順番に縫うときれいに縫うことができます。
もう1枚も同様に作りましょう。
表生地を縫おう
画像を参考に、表と裏を間違えないように並べてみましょう。
確認できたら、表生地の上部分の端と切り替え部分の端(画像の青線同士)を中表に合わせて、クリップで止めます。
中表(なかおもて)…それぞれの生地の表と表を内側にして合わせること。
反対側も同じようにクリップで止めます。
合わせたら、縫い代1cmでミシンで縫います。
縫い代(ぬいしろ)…布と布を縫い合わせるために、布の端にあらかじめ余分に用意しておく部分のこと。
両端が縫えたら、生地の裏面を上にして縫い代をアイロンで押さえます。 縫い代は底の方向に、2枚一緒に倒してください。
アイロンで縫い代を押さえたら、底部分に端ミシンをかけます。
端ミシン(はしミシン)…縫い代部分を裏側に折り込み、折り山のきわギリギリにかけるミシンの縫い目のこと。
持ち手を本体につけよう
本体生地の表面を上にして置きます。
生地の上部分の端から9cmのところに印をつけます。反対側も同じように印をしてください。
付けた印と持ち手の外側を合わせて、クリップで止めます。持ち手がねじれないように反対側も同じように止めます。
本体生地の反対側も同様に印をつけて、持ち手を止めます。
持ち手を本体に仮縫いする
生地端から0.5cmくらいのところをミシンで縫います。4か所とも同様に縫い止めましょう。
タグを縫い付ける
タグを付けると完成度が一気に上がりますのでご紹介しますが、必要のない方はこの工程は飛ばしてもらって大丈夫です。
タグの左右の両端をアイロンで裏に折りこみます。
黒い線が表から見えないように折りこむと仕上がりがキレイです。
カバン本体の好きなところに仮止めして、周りをぐるっと縫います。
今回「裁縫上手」という手芸用のりを使用しました。タグの仮止めにとっても便利なのでオススメです!
縫い目の長さを変えられるミシンでしたら、長さは小さめ(1.0~1.5くらい)で縫うとキレイに縫えます。
タグの四隅に消えるチャコペンなどで点を書いて目安にすると、縫う時にキレイに縫えますよ。
返し縫いを忘れずに!
表生地を縫い合わせる
- 切り替え部分をきっちり合わせてから両脇をクリップで止める
- マチになる部分をハサミで切る
- ひも通し部分に印をつける
- 脇を縫う
ひとつずつ画像で詳しく見ていきましょう。
①切り替え部分を合わせてクリップで止める
表生地を中表になるように半分に折ります。
切り替え部分が合わないと横から見た時にズレてしまうので注意しましょう!
まず、生地の切り替え部分がぴったりと合うように止めてから、横を合わせてクリップで止めていきます。
②マチになる部分をハサミで切る
画像を参考にして、底の部分に縦4cm・横5cmを測ってチャコペンで線を引き、2枚一緒にハサミで切ります。反対側も同様に切ってください。
この部分が10cmのマチになるよ!
③ひも通し部分に印をつける
表生地の上から5.5cmのところに印をつけ、そこから更に2cm下に印をつけます。反対側も同様に印をつけましょう。
④脇を縫い合わせる
上から5.5cmの印まで縫って、その下2cmの印までは縫わずに開けておき、また印から下までを縫い代1cmで縫います。反対側も同様に縫いましょう。
この縫わずに開けておいた2cmの部分が巾着ひもの通し口になるので、縫ってしまわないように注意!
余裕のある人は、今縫った部分の縫い代をアイロンで割っておくとひっくり返した時にきれいです。省略しても構いません。
縫い代を割る(ぬいしろをわる)…縫い代を左右に広げること。
少し厚手の帆布生地でもアイロンいらずで簡単に縫い代を割ることができる、コロコロオープナーという便利グッズがあります。アイロンより手間がなく、作業効率がアップするのでオススメです。
商品番号 corocoro \¥990(税込み)
マチを縫う
底の中心線が分かるようにもう一度折り目をしっかりつけておき、底の中心線と横の中心線を合わせてクリップで止めます。
縫い代1cmでミシンで縫います。反対も同様に縫いましょう。
裏生地を縫おう
裏生地を中表になるように重ねて待ち針で固定します。
表生地の「②マチになる部分をハサミで切る」と同様に、 重ねた生地の底の部分にマチを作っていきます。
画像を参考に、端から縦横5センチの線を引き、生地は重ねたまま2枚一緒にカットします。
脇のどちらか片方にひっくり返すための返し口を10cmほど開けて縫いましょう。
裏生地を縫い代1cmで縫っていきます。縫えたら縫い代をアイロンやコロコロオープナーで割っておくと仕上がりがキレイです。
表生地の「マチを縫いましょう」と同様に、先ほどカットしたマチになる部分の縦の中心と横の中心を合わせて、マチを作っていきます。合わせて待ち針で止めたら、縫い代1cmで縫いましょう。
表生地と裏生地を縫い合わせよう
裏生地を裏返して、表面を外側に出します。
表生地は生地の裏が外側のまま、裏生地を表生地の中に入れます。
生地の表側同士が向かい合っているか確認してくださいね。この時、持ち手も中に入れておきましょう。
裏生地を入れたら、横の縫い目がぴったり合うように合わせて、待ち針で止めます。反対側も同様に止めておきます。
横の2カ所が固定できたら、上の部分も順に止めていきます。
止める時に生地がたわんだり、ずれてしまわないように注意しましょう。
待ち針で止めたら、縫い代1cmでぐるっと一周縫います。
画像を参考に、裏生地を上にして縫うと縫いやすいですよ。
ひっくり返して返し口を閉じる
裏生地を引っ張り出して、返し口から裏返しましょう。
裏返したら、返し口を閉じます。生地を合わせてミシンで縫ってもいいですし、手縫いでも大丈夫です。
今回はミシンで端ミシンをかけました。返し口を閉じたら、裏生地を表生地の中に入れます。
最初と最後の返し縫いを忘れずに!
カバンの口の部分をしっかりと折り、形を整えてアイロンをかけます。
表生地と裏生地がズレないように数か所待ち針で止めます。
お好みで、生地の端2mmくらいをぐるっと一周ミシンで縫います。
私はバッグ口をシャキッとさせたかったので、生地の端2mmくらいをぐるっと一周ミシンで縫いました。お好みでどうぞ!
ひも通し部分を縫おう
上から4.5cm下と、そこから2cm下を縫います。この間がひもを通す通し口になります。
最初と最後は必ず返し縫いをしましょう。
ミシンで縫う目安として、針穴から4.5cmのところにマスキングテープなど、目安になる印をつけておくとまっすぐに縫えます。針を見ずに、テープを見ながら縫っていきましょう。
不安な人は生地に直接消えるタイプのチャコペンで書くのもオススメです!
ひもを通す
ひも通し口が縫えたら、ひもを通していきます。80cmにカットしたひもをひも通しに挟み、片方ずつひも通し口から入れていきます。
反対側からも同様に通し、2本とも通したらひもの端をくくっておきましょう。
完成!
ひもが通せたら完成です!
裏地付きで肩からかけられる長さの肩ひもがとても使いやすいアイテムです。
ひもを絞らず使えば、A4サイズも入るので、通学や通勤、学校の保護者会などにも使える、とても使い勝手のいいサイズのバックだと思います。
裁断から完成するまで1日もかからない、直線のみの簡単なバッグだけれども見た目しっかりで満足度も高い作品ですので、「完成した!」という達成感がすぐ味わえるのも大きなポイント。
今流行りの巾着型のトートバッグ、用途に合わせて大きさをアレンジしたり、色違いでたくさん作ってみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考にした動画
縫いナビ内でのbabykids-handmadeさまの作り方もぜひご覧ください。
上の画像から一覧が見れます♪
今回使った生地・その他
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
・生成り
・キツネ
商品番号 11-hanpu ¥715(税込)
オリジナル コットン シーチング No.2 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
・くるみ
商品番号 3000-2 ¥550(税込)
アクリルひも 3mm 5mカット済 【商用可能】
・モカ
商品番号 sic-17-100 ¥396(税込)
オリジナルタグ 月の光 Clair de Lune タテ40mm ヨコ46mm 5枚単位で販売 【商用可能】
商品番号 original-tag-c ¥330(税込)
商品番号 karidome-clip \¥638
商品番号 corocoro \¥990(税込み)
オススメは裁縫用の「仮止めクリップ」
私もこれを使いだしてから、ほぼほぼマチ針にサヨナラできました!