今回はハンドメイド初心者さんも簡単に作れる、フード付きキッズバスローブの作り方をご紹介します。フードにはくま耳・うさ耳が付いているので、かぶるととっても可愛いですよ。お風呂上りにはもちろん、水遊びの時にも重宝します!お風呂上りに裸のまま走り回るお子さんにもサッと着せるだけでOK!湯冷めの心配もありません。お風呂タイムが快適になりますよ!
5歳児が着用すると膝上ぐらいのサイズ感
フードをかぶるとキュート♡
もくじ
準備するもの
- タオル生地 92㎝幅×1.5m
- バイアステープ 2m
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- 目打ち
- アイロン、ミシン、ハサミ
キッズバスローブを作るのに使った素材
あわゆき タオル しっとり柔らかいタオル地 50cm単位 92cm幅 【商用可能】
ベージュ 数量3
数量1→50cm 商品番号 3350
オリジナル綿ポリダンガリー 両折れバイアステープ1.5cm幅 2mカット
ココア
商品番号 4500-bias
キッズバスローブを作ってみよう
キッズバスローブを作るには大きく分けて7つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- ヒモを作る
- 本体を縫う
- フードを作る
- あにまる耳を作る
- バイアステープをつける
ポイントはアイロンをかけることです。
簡単に作れるので、この7つの工程についてゆっくりみていきましょう。
キッズバスローブの部位名称
上記の名称を使用します。覚えておくと迷わずにできますよ!
1.型紙を用意しよう
上の図を見て方眼紙などで型紙を作ります。タオル生地は生地に直接線を引きずらいので、型紙を作るのがおすすめです。
くま耳・うさ耳お好きな方を選んで下さい。
2.生地を裁断しよう
生地を型紙に合わせて裁断します。
今回使用したあわゆきタオルは生地端が処理されているので、身頃の裾と袖口・フード下部分は生地端を活用します。
生地端を活用することで、端処理をする手間をはぶけますよ!
生地端を利用しない場合は縫い代を3㎝足し、三つ折りして端処理して下さい。
「わ」の取り方
後ろ身頃の「わ」とは、生地を二つ折りにした折り目の部分ことを言います。
型紙の幅に合わせて無駄が出ないように折りたたんでください。山折り部分に、「わ」と書かれている線を合わせるように型紙をおいてまち針でとめるか、おもりをのせて裁断します。
裁断する時は生地を動かさず、自分が切りやすい方向に移動しながら切るとキレイに裁断できますよ!
生地が裁断できました。ここではくま耳バージョンで作っていきます。
3.ヒモを作ろう
①両端を1㎝折ります。アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられます。1㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけます。
②一方の端を中表(生地の表と表を内側)にして、ヒモを半分に折ります。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。
一方のヒモ端を縫い代1㎝で縫います。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返しぬいをしましょう。
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に布端を合わせて縫いましょう。ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。
縫い代の角をカットし、ヒモを表に返します。角は目打ちを使って出しましょう。
端は1㎝折ったまま布端を合わせるようにして、ヒモを半分に折ります。端から2~3㎜のところを縫います。(一方の端は切りっぱなしの状態です。)
厚みのあるヒモを縫う時のポイント
ヒモ端は生地の厚みがあるので、厚紙を挟んで押さえが平行になるようにすると、うまく進みます。
4.身頃を縫おう
後ろ身頃と前身頃の肩を中表にして合わせ、縫い代1㎝で縫います。
2枚の生地の表と表を内側にして合わせることです。
先ほど縫ったところにジグザグミシンをします。
ミシンの機能に裁ち目かがりがある場合は、裁ち目かがりで布端を処理したほうがきれいなのでおすすめです。
縫い代は後ろ身頃側に倒します。
袖をつける
身頃と袖をつなぎ合わせます。上写真の状態になるように縫っていきます。
まず初めに袖の中心に印を付けます。袖を半分に折って中心に切り込みを入れましょう。
身頃の肩の縫い目と、袖の中心を中表にして合わせます。
両端1㎝をあけて、縫い代1㎝で縫います。生地端から1㎝のところに印をつけておくと分かりやすいですよ。
身頃と袖がつながりました。先ほど縫ったところにジグザグミシンをします。
袖下・脇を縫う
袖下と脇を中表にして合わせます。
ヒモを脇に挟みクリップで留めます。(前身頃と後身頃の間にヒモがある状態です。)袖下から10㎝のところに切りっぱなしのヒモ端を挟みます。ヒモの縫い目が下側にくるように挟むと見た目的にいいと思います。
ヒモを付ける代わりに前端にスナップボタンをつけても良いと思います。スナップボタンをつけるタイミングは手順の最後です。
※袖下と脇を続けて縫うと、脇の生地が引きつってしまうので分けて縫っていきます。
袖下を縫う時のポイント
まずは、袖ぐりの縫い代を身頃側によけて縫い目部分から袖口に向かって縫い代1㎝で縫います。
脇を縫う時のポイント
次に、袖ぐりの縫い代を袖側によけて縫い目部分からすそに向かって縫い代1㎝で縫います。※ヒモはまっすぐにして縫いましょう。
先ほど縫ったところにジグザグミシンをします。
袖口の縫い代が気になる場合は、縫い代を倒して1~2㎝縫い留めて下さい。
5.くま耳付きフードを作ろう
フードのカーブ部分にジグザグミシンをして、布端を処理します。
フードを中表にして合わせ、カーブ部分を縫い代1㎝で縫います。
縫い代を左右に割ります。カーブ部分は丸めたタオルなどを利用してアイロンをかけるとやりやすいですよ。
くま耳を作る
くま耳を中表にして合わせ、縫い代1㎝で縫います。
カーブ部分に切り込みを入れ、表に返し形を整えます。
切り込みを入れる時は、縫い目を切らないように注意しましょう!
タックの印を合わせるようにして倒します。タックを倒す方向が左右対称になるようにして、仮止めします。
フードに耳をつける
上写真を参考に、フード前中心から7㎝のところにくま耳をつけます。
※後から耳を折り上げるので、くま耳は下向きにつけます。
そこまで気にしなくても良いですが、くま耳のタックが中心に向かって倒れるように左右の耳をつけると見た目的にいいと思います。
耳を立体的につける時のポイント
少しくの字になるように、くま耳端から2㎜のところを縫います。
くま耳を折り上げ、0.5㎝のところをくの字に縫います。
くの字に縫う事で、自然と耳が立ち上がります。くの字に縫う時は、チャコペンで線を引いておくと簡単にできますよ!
フードを身頃につける
身頃本体(上端)とフード(下端)を中表にして合わせ、縫い代1㎝で縫います。
縫い代2枚一緒にジグザグミシンをします。縫い代は身頃側に倒します。
6.バイアステープをつけよう
バイアステープを両端とも1㎝はみ出して、前身頃とフードの生地端につけます。
バイアステープを付ける時のポイント
バイアステープの折り目を片方開き、中表にして生地端を合わせ折り線に沿って縫います。※身頃の表側にバイアステープを裏向きでつけます。
バイアステープの折り目を戻します。はみ出した部分は折り上げ、バイアステープを裏側に倒します。(両端2カ所とも)
表側が少し見えるようにしてバイアステープを裏側へ倒しましょう。アイロンをしっかりかけるのがキレイに縫うコツです!
このバイアステープの付け方は裏バイアスといい、表からみるとバイアステープが見えない状態になります。
バイアステープ端から2㎜のところを縫います。
キッズバスローブの完成です。お疲れさまでした!
裾と袖口は生地端を利用しているのでそのままですが、気になる方は内側に1回折って縫うと良いと思います。
うさ耳で作ろう
くま耳を作る要領でうさ耳も作っていきます。一度くま耳の作り方の流れを見ておくと迷わずできると思います。
うさ耳の内側生地と外側生地を変えて作ってみました。
うさ耳内側と外側を中表にして、縫い代1㎝で縫います。カーブ部分の縫い代に切り込みを入れ、表に返します。角は目打ちでキレイに出しましょう。
うさ耳の付け方を2パターン紹介します。着用イメージもあるので、お好きな方を選んでください!
うさ耳を縦向きにつける場合
くま耳の時と同様に、タックを倒しうさ耳を下向きにして、フード中心から7㎝のところにつけます。
耳を折り上げ、0.5㎝のところを縫い完成です。
※うさ耳はくの字に縫っても長くて自然と立ち上がらないので、まっすぐ縫っています。
縦向きにつけたうさ耳の着用イメージ
思わずうさ耳をピョンっとしたくなりますよ!
たれたうさ耳がとっても可愛いです♡
うさ耳を横向きにつける場合
うさ耳のタックは倒さず、半分に折ります。フード中心から8㎝のところにうさ耳を横向きにして付けます。後で折り上げるので、うさ耳がクロスするように付けています。
うさ耳を折り返し、0.5㎝のところを縫って完成です。
横向きにつけたうさ耳の着用イメージ
耳がたれた状態でも内側の生地が見えるので、別生地にした場合は可愛さ倍増です!
簡単なバイアステープの付け方
バイアステープを付けるのに苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか?ここでは簡単にバイアステープを付ける裏技的方法をご紹介します。市販のバイアステープではなく、自作する際におすすめの方法です!
1.バイアステープを作る
バイアス布は、布目線に対して斜め45度の角度で裁断します。今回は5㎝幅で作っていきます。下記のリボンマスクの記事に【一度に長くできるバイアステープの作り方】を記載しています。お好きな作り方で作ってください。
端を少しずらして中表(生地の表と表を内側)で合わせます。端から0.5㎝のところを縫います。必要な長さになるまでつなぎ合わせます。(今回は2m)
端をずらさずに合わせると、広げた時に生地端がずれてしまうので注意です。
通常は中心に向かって両端を折るところですが、半分に折ります。しっかりアイロンをかけましょう。
通常のバイアステープをつける要領で、半分に折ったバイアステープ(「わ」になってない方)を布端に合わせ、縫い代0.7㎝で縫います。(0.7㎝はミシンの押さえと同じラインです。)
表側が少し見えるように、裏側にバイアステープを倒し、端から2㎜のところを縫います。
これでバイアステープがつきました!
二つ折りバイアステープのメリット・デメリット
メリット
・バイアステープを2つ折りするのが簡単
・バイアステープの幅が均一になりやすい
・縫い目を落とす心配が少ない
デメリット
・生地の厚みが出やすい
・通常のバイアステープより幅広いので、生地が必要
今回のバイアステープを2つ折りしてつける方法は、布端をくるむ付け方(バイアステープが表からも見える付け方)でもできますよ!
使用生地
あわゆき タオル しっとり柔らかいタオル地 50cm単位 92cm幅 【商用可能】
ベビーピンク 数量3
数量1→50cm 商品番号 3350
綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
バイアステープ:ピンク
数量1→50cm 商品番号 8000-29
キッズバスローブの着用イメージ
小さいお子様は袖をまくったりして長さを調節してください。可愛いバスローブでお風呂が苦手な子も、お風呂タイムが楽しくなりそうです♪
後ろ姿も可愛い♡
くま耳バスローブは本体を白・耳を黒にすればパンダにもなりますよ!
うさ耳バージョンも着てみました!
フードをかぶらなくてもうさ耳がたれて、可愛いですよ!
今回使った素材
あわゆき タオル しっとり柔らかいタオル地 50cm単位 92cm幅 【商用可能】
ベージュ
ベビーピンク 数量3
数量1→50cm 商品番号 3350
オリジナル綿ポリダンガリー 両折れバイアステープ1.5cm幅 2mカット
ココア
商品番号 4500-bias
綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
バイアステープ:ピンク
数量1→50cm 商品番号 8000-29
特に一人でお子様をお風呂に入れている方、ご兄弟がいるご家庭におすすめです!