
今回はみんなでお揃いゆるっとハーフパンツの作り方をご紹介します。サクッと簡単に作れるので初めての洋服づくりにおすすめです!ゆるっとしたシルエットで家族お揃いで作れるユニセックスなデザインです。普段使いにはもちろん、ルームウェアにもピッタリです!みんなでお揃いのハーフパンツを作ってみてはいかがでしょうか?
【8-002親子お揃い作務衣と甚平】のパンツ用にもなります。
作務衣と甚平に合わせたイメージ

準備するもの

- みんなでお揃いゆるっとハーフパンツの型紙
- 生地 生地幅×50㎝~150㎝
- 接着伸び止めテープ
- ウエスト用ゴム 12コール又は10コール
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- 目打ち
- アイロン
- ミシン、糸、ハサミ
使用した生地

揉み込んだ とろける 国産 ダブルガーゼ 全34色 50cm単位 0.50mm 110cm幅 【商用可能】
チョコレート 数量3
数量1→50㎝ 商品番号 3250
ルームウェアには着心地が良く柔らかいダブルガーゼがピッタリ!濃い色なら透ける心配もありませんよ。

太めの12コールゴムでギャザースカートなどに
ライクラ 12コールゴム 5mカット済 【商用可能】
商品番号 12c-gomu
ゆるっとハーフパンツを作ってみよう
ゆるっとハーフパンツを作るには大きく分けて7つの工程があります
- 型紙を用意する
- 下準備(裁断、印つけ、アイロン)
- ポケットを作る
- 脇と股下を縫う
- 股上を縫う
- ウエストを縫う
- 裾を縫い、ウエストにゴムを通す
ポイントはしっかりと印をつけることと、アイロンをかけることです。
簡単に作れるので、この7つの工程についてゆっくりみていきましょう。
各パーツの名称

1.型紙を用意しよう
型紙は生地のマルイシオリジナルのゆるっとハーフパンツです。

型紙は前パンツ、後ろパンツ、前ポケット袋布、後ろポケットの全部で4枚です。
2.生地を裁断しよう
裁断する時に便利な道具3点







大きいもの・長いものから裁断すると、生地が足りなくなることを防げますよ!
生地に上下がない場合は、型紙の上下は気にしなくても大丈夫ですが、
柄の方向がある場合やコーデュロイの場合は、すべてのパーツを一方向で裁断するようにしましょう。

型紙に記載されている矢印(生地目)と生地の耳を平行にして、型紙を置きます。
「わ」の取り方

「わ」とは、生地を二つ折りにした折り目の部分ことを言います。
型紙の幅に合わせて無駄が出ないように折りたたんでください。山折り部分に、「わ」と書かれている線を合わせるように型紙をおいてまち針でとめるか、おもりをのせて裁断します。

できるだけ布を動かさず、布を中心に体の方向を変えながら切りましょう。
印をつける

合い印・ポケット位置に小さく切り込み(0.3~0.4㎝)をいれてください。これをノッチといいます。型紙も一緒に切るといいですよ。

後ろポケットをつける位置は、角に目打ちで穴をあけて印をつけましょう。左後ろパンツ1枚にはゴム通し口に切り込みを入れましょう。

裁断と印つけが終わりました!ゴムを必要な長さ(型紙参照)で2本切っておきましょう。
接着伸び止めテープを貼る
次はアイロンを使う作業です。

ポケット口(生地裏)に伸び止めテープ(1㎝幅に切った接着芯を使ってもOKです)を貼ります。

アイロンを滑らせないでぎゅっと押さえるときれいに貼ることができますよ。
ポケット口に貼るのはこちらが便利
アイロンで三つ折りをする
1㎝→1.5㎝の三つ折りをします。

まずは1㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけ、折山からさらに1.5㎝折ります。

アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられますよ。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。

まわりを1㎝折ります。

後ろパンツと前パンツの裾(計4枚)を1㎝→1.5㎝の三つ折りにします。
3.ポケットを作ろう
いよいよミシンの出番です。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返しぬいをしましょう。
後ろポケットを縫う

まわりの折り目を一度ひらいて、三つ折りした端を縫います。

後ろパンツのポケット位置に後ろポケットを付けます。

ポケットの仮止めには、まち針の代わりにマスキングテープを使うのも便利です。両面接着テープや布用接着剤も使えます。自分の使いやすいものを見つけてみて下さいね。

ポケット口の縫い目部分から縫い始めます。ポケット口補強のため2針分横に縫い、ポケットまわりの端から2㎜ぐらいを縫いましょう。

後ろパンツ2枚ともポケットをつけましょう。

後ろポケットはお好みで1つにしてもOKです!
前ポケットを縫う

前パンツに前ポケット袋布を中表にして合わせます。
2枚の生地を重ねる時に、それぞれの生地の表と表を内側にして合わせることです。

切り込みがピッタリ合わさるようにします。

ポケット口を縫い代1㎝で縫います。

布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に合わせて縫いましょう。ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。

ポケット口の縫い代に斜めに切り込みを入れます。縫い目を切らないように注意してください。

前ポケット袋布を折り返し、アイロンで形を整えます。

袋布を半分に折って下端を合わせます。

袋布の下端を縫い代1㎝で縫います。※前パンツは縫わないように注意してください。
端処理は裁ち目かがりがおすすめ!

袋布の下端にジグザグミシンをします。ミシンの機能に裁ち目かがりがある場合は、裁ち目かがりで布端を処理したほうがきれいなのでおすすめです。
4.脇と股下を縫おう

前パンツと後ろパンツを中表にして、脇を合わせます。(裾の三つ折りは開いておきます。)ポケット口は袋布と後ろパンツを合わせている状態です。

左パンツは脇にゴム通し口をあけます。印をつけていた部分をあけて、縫い代1㎝で縫います。ゴム通し口より下にジグザグミシンをしましょう。
ポケット口部分を縫う時のポイント

目打ちで段差を確認しながら縫うと、ポケット口を縫いこんでしまうことを防げますよ!

縫い代を後ろパンツ側に倒します。
左パンツの場合

縫い代1枚に切り込みを入れ、ゴム通し口の縫い代を左右に割ります。

補強のため、ポケット口の上下を縫いとめます。表から2~3回繰り返し縫いましょう。
股下を縫い合わせる

股下を中表にして合わせ、縫い代1㎝で縫います。縫い代にジグザグミシンをし、後ろパンツ側に倒しましょう。

右パンツは脇にゴム通し口をあけず、縫い代1㎝で縫いジグザグミシンをします。股下は左パンツと同様に縫いましょう。

ぬいしろを倒すときなど、一作業ごとにアイロンを使うと仕上がりがキレイになりますよ。
5.股上を縫おう

片方のパンツを表に返して、もう一方のパンツの中に入れます。

股上を合わせ、縫い代1㎝で縫います。

股下の縫い目をぴったり合わせるとキレイに仕上がりますよ。
股上を縫う時のポイント

股上のカーブを縫う時は生地を左にたぐりよせ、まっすぐにして縫います。

股上にジグザグミシンをします。
6.ウエストを縫おう

アイロンでウエストを1㎝→4㎝の三つ折りにします。
前ポケット袋布の上端が、ウエストの三つ折りで隠れている状態になっていればOKです。まち針で袋布も一緒に留めましょう。

三つ折りした端と、端から2㎝(ウエストの中心)のところをぐるりと一周縫います。

表に返し、内側から縫うと縫いやすいですよ!

前ポケット袋布の上端はウエストと一緒に縫っている状態です。
7.裾を縫い、ウエストにゴムを通そう

三つ折り(1㎝→1.5㎝)した裾を縫います。

裾も内側から縫うと良いですよ!
ウエストにゴムを通す

ウエストのゴムを2本通します。ゴムの長さはご自分のウエストに合わせるか、型紙に表記されている寸法を参照してください。

1㎝ほどゴムを重ねて、ミシン又は手縫いで縫いとめます。

ゆるっとハーフパンツの完成です。お疲れさまでした!
別生地で作ってみよう
使用生地

コットン ストレッチチノ 50cm単位 142cm幅 【商用可能】
ブラック 数量2
数量1→50cm 商品番号 8770

ストレッチチノで作ってみました。キレイめな印象のハーフパンツになりますよ!
着用イメージ
身長158㎝がMサイズを着用

膝上丈でゆるっとしたシルエットのハーフパンツです。ダブルガーゼで作ると、ルームウェアにピッタリな着心地の良さですよ!

ストレッチチノで作ると、キレイめな印象のハーフパンツになります。子どもっぽく見えがちなハーフパンツも、生地や色味を変えるだけで大人っぽい印象になりますよ!ハーフパンツに抵抗がある方はレギンスなどと合わせても良いと思います。
ゆるっとハーフパンツに使用した生地

揉み込んだ とろける 国産 ダブルガーゼ 全34色 50cm単位 0.50mm 110cm幅 【商用可能】
チョコレート 数量3
数量1→50㎝ 商品番号 3250

コットン ストレッチチノ 50cm単位 142cm幅 【商用可能】
ブラック 数量2
数量1→50cm 商品番号 8770

太めの12コールゴムでギャザースカートなどに
ライクラ 12コールゴム 5mカット済 【商用可能】
商品番号 12c-gomu
各パーツの名称と作り方の流れをざっと確認してから作り始めると、迷わずできますよ!