今回はマルイシオリジナル型紙「こどもショルダーフリルワンピース」の作り方をご紹介します。
肩のフリルがかわいいノースリーブワンピースです。
共布で作ったリボンで結んだ後ろ姿がとってもかわいいワンピースです。




落ち感のあるギャザーが綺麗に出る生地で作るのがおすすめです。
もくじ
- 1 準備するもの
- 2 ショルダーフリルワンピースを作るのに使った材料
- 3 早速、ショルダーフリルワンピースを作ってみよう
- 4 着てみました!
- 5 ショルダーフリルワンピースを作るのに使った材料
- 6 縫いナビおすすめ記事
準備するもの

- マルイシオリジナル型紙:子どもショルダーフリルワンピース
- 生地 1m
- ミシン針
- チャコペン(フリクションでもOK)
- クリップ(マチ針でもOK)
- ハサミ
- 定規
- 糸
- アイロン
- ミシン
ショルダーフリルワンピースを作るのに使った材料
今回は、こちらの型紙を使用して作っていきます。

やや薄手 綿ポリ ハーフダンガリー ギンガムチェック ベージュ×色糸のくすみカラー 110cm幅 【商用可能】
商品番号 d100
使用したカラー:4mmくすみブルー

綿ポリ ハーフダンガリー 無地 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
商品番号 new938-order-1
使用したカラー :濃ネイビー
早速、ショルダーフリルワンピースを作ってみよう
ショルダーフリルワンピース作りをするのには、13の工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 下準備①バイアステープを作る
- 下準備②アイロン処理
- 下準備③袖の布端を三つ折りミシン
- 下準備④前後下身頃、袖に粗ミシンをかける
- 下身頃にギャザーを寄せて、上身頃と縫い合わせる
- 前後上身頃の肩を縫い合わせる
- 後ろ上身頃中心のあき部分をバイアステープで包む
- 衿ぐりをバイアステープで包み、後ろの紐を縫う
- 袖にギャザーを寄せて身頃と縫い合わせる
- 前後身頃の両脇を縫う
- 裾を縫う
それでは、一つ一つの工程をゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意する
型紙は生地のマルイシオリジナル型紙「子どもショルダーフリルワンピース」です。
縫い代付きの型紙になっていますので、外側の線に沿ってカットして使用します。
前上身頃、後ろ上身頃、前下身頃、後ろ下身頃、袖、バイアステープの6つのパーツを切り取りましょう。
2.生地を裁断する
注意点:裁断の際、袖の型紙は反転させて合印が左右対称になるようにしてください。

型紙に記載されている配置図を参考に型紙を配置します。

生地の耳と耳が平行になるように縦半分に折り、生地の折り目に型紙の「わ」を合わせて固定します。

この型紙は縫い代込みです。型紙に沿って裁断しましょう。




裁断にはロータリーカッターもおすすめです。
使いやすい方で裁断してください!

バイアステープは長いので「わ」で1本で取れない場合には、2本に分けて裁断しても大丈夫です。

身頃などの合印に2mmから3mm程度の切り込み(ノッチ)を入れます。
切り込みを入れるのが心配な方は、チャコペンで印をつけてもOKです。
生地に2mmから3mm程度の切り込みを入れて、印をつけることを「ノッチ」といいます。
縫う時にノッチを合わせて縫っていきます。

裁断できました。

裏表がわからなくならないように、表側にマスキングテープなどで目印をつけておくと便利ですよ!
チェック柄の柄合わせをする場合のポイント


チェック柄の場合は横のラインを合わせると仕上がりが綺麗です。
3.下準備①バイアステープを作る
バイアステープをつなぐ方法①
まず、簡単な方法をご紹介します。

型紙に沿って裁断した2枚のバイアステープを表が内側になるように(中表)合わせて縫い代5mmで縫い合わせます。
2枚の生地を重ねるときに、それぞれの生地の表と表を内側にして合わせることを「中表(なかおもて)」と言います。

布端から5mmのところを縫うことを縫い代5mmで縫うと言います。
ミシンのガイド線に合わせて縫いましょう。

縫い代はアイロンで開きます。

縫い代は三角にカットしておきます。

バイアステープを裏側を上にしてアイロンで半分に折ります。
次に折り目まで両側を折ります。
バイアステープをつなぐ方法②
次により綺麗に仕上がる方法をご紹介します。

生地に線を引いて必要量より少し長めにバイアステープを用意します。

2本の先が合うように斜め45度にカットします。

斜めに布端を合わせて固定し、縫い代5mmで縫います。
バイアステープの長さを型紙に合わせてカットしましょう。
後の工程は①の方法と同じです。

①のように用意する2本のバイアステープの長さが全く同じ場合、継ぎ目が前身頃側になり少し目立ってしまいます。
②の方法で片方のバイアステープの長さが少し長めになるように裁断すると、継ぎ目が後ろ身頃や紐になるので目立ちにくいです。
また、②の方が縫い目が斜めなので目立ちにくいです。
テープメーカーを使用する場合
18mmのテープメーカーを使用すると簡単にバイアステープを作ることができます。




型紙ではバイアステープは36mmになっています。
テープメーカー(18mm)を使用する場合は、1mmカットして布幅35mmに調整しましょう。

アイロンで半分に折ります。
4.下準備②アイロン
袖の端を三つ折りにする

袖の端を裏側に5mm折って、更に5mm折ります(5mmの三つ折り)。
生地の端がほつれてこないように、生地を2回折って3枚重なる状態にすることを「三つ折り」といいます。
下身頃の裾を三つ折りにする

前後下身頃をの裾を裏側に1cm折って、更に1cm折ります。(1cmの三つ折り)
5.下準備③袖の布端を三つ折りミシン

袖の端を先ほどつけたアイロンの折り目で折り、マチ針で固定します。

内側の折り山から1mmのところを縫いましょう。
6.下準備④前後下身頃、袖に粗ミシンをかける

ミシンの縫い目の設定を4mm程度の粗い目に変更しましょう。
ギャザーを寄せるときなどに粗いミシン目で縫うことを「粗ミシン」と言います。

袖のカーブ側、前後下身頃の上側に2本ずつ粗ミシンをかけます。

布端から5mmのところと7mmのところを2本ずつ、粗い目のミシン目(粗ミシン)で縫います。

縫いはじめと縫い終わりの糸は返し縫いをしないで長めに残しておきましょう。
引っ張ってギャザーを寄せるときに使います!
7.下身頃にギャザーを寄せて、上身頃と縫い合わせる

前上身頃と前下身頃を中表に合わせて合印を合わせてまち針で固定します。

両端、中央、間に2箇所ずつ合印を合わせます。

先ほどの粗ミシンの2本の上糸を同時に引っ張ってギャザーを寄せます。

上身頃の幅まで下身頃のギャザーを縮めて両端を結びます。
ギャザーを整えてマチ針で細かく固定しましょう。

縫い代1cmで縫います。


ギャザーを縫ったり角を出したり、1本あると便利な道具です。

目打ちなどでギャザーを整えながらゆっくり縫うときれいに仕上がりますよ♪

縫い代を2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。

アイロンで縫い代を上身頃側に倒します。

縫い目から2mm上身頃側をミシンで縫って、縫い代を押さえます。

後ろ身頃も同じように縫います。
8.前後上身頃の肩を縫い合わせる

前身頃と後ろ身頃を中表に合わせて肩を固定します。
縫い代1cmで縫いましょう。
縫い代はジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。

縫い代はアイロンで後ろ身頃側に倒します。
9.後ろ上身頃中心のあき部分をバイアステープで包む

後ろ上身頃中心のあき部分をバイアステープでくるんでいきます。

後ろ身頃を裏を上にして置き、あき部分に裏を上にしたバイアステープを重ねます。
後ろ身頃とバイアステープの端を合わせてマチ針で固定します。
後ろあきの長さに合わせてバイアステープはカットしましょう。

バイアステープの折り目の上を縫います。

バイアステープを表後ろ身頃側に返して、折り目に沿ってマチ針で固定します。
先ほどの縫い目にバイアステープが1mm程度重なるようにすると仕上がりが綺麗です。

バイアステープの内側の折り目から1mmのところを表から縫います。

後ろあきのバイアス部分を中表になるように後ろ中心で半分に折り、三角になるように縫い止めます。

表から見ると、このようになります。
10.衿ぐりをバイアステープで包み、後ろの紐を縫う

残ったバイアステープの中央に印をつけます。

裏を上にした前身頃の中心に裏を上にしたバイアステープの中央を合わせて、衿周りにマチ針で固定します。

バイアステープの折り目の上をミシンで縫います。

バイアステープを表身頃側に返して、折り目に沿って折り、マチ針で固定します。
紐の先は1cm裏側に折ってから折り目に沿って折ります。
後ろあきのときと同じように、衿まわりは縫い目にバイアステープが1mm程度重なるようにすると仕上がりが綺麗です。

バイアステープの端から1mmのところを紐の端→衿まわり→紐の端の順にぐるりと一周縫ういます。


一手間ですが、ズレて縫いにくい場合にはしつけ糸で仮縫いしてから縫うと綺麗に仕上げることができますよ!
11.袖にギャザーを寄せて身頃と縫い合わせる

身頃と袖を中表に合印を合わせて、まち針で固定します。
袖の先と身頃の端を合わせましょう。

はじめにかけておいた粗ミシンの2本の上糸を同時に引っ張ってギャザーを寄せます。
身頃の袖つけ位置の長さまで袖のギャザーを縮めて両端を結びます。
ギャザーを整えてマチ針で細かく固定しましょう。

目打ちなどでギャザーを整えながら、縫い代1cmで縫います。

縫い代を2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。

縫い代をアイロンで身頃側に倒します。

袖の縫い目から2mm身頃側を縫って、縫い代を縫い止めます。
反対側の袖も同じように縫います。
12.前後身頃の両脇を縫う

前身頃と後身後をを中表に合わせて両脇を固定します。

上身頃と下身頃の縫い目、チェック柄の場合は横の柄を合わせると仕上がりが綺麗です。

袖下から裾まで縫い代1cmで縫います。

縫い代をジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。

アイロンで縫い代を後ろ身頃側に倒します。

袖の縫い代を後ろ側に縫い止めます。
13.裾を縫う

脇の縫い目の縫い代を三角に切り落とします。
こうしておくと三つ折りの段差が少なくなるので縫いやすく、綺麗に仕上がります!

裾をアイロンの折り目に沿って三つ折りにして、マチ針で固定します。

内側の折山から2mmのところを縫います。
\完成です/

着てみました!
\着てみました/

膝が出るか出ないかくらいの子どもらしいちょうどいい丈感です♪

細い紐で結んだリボン結びがとってもかわいい後ろ姿です!

横からみたフリル袖もかわいいですね♪
ハーフダンガリー濃ネイビーでも作ってみました



ネイビーで作ると一気に清楚な雰囲気のワンピースになりますね。

ちょっとかしこまった席にも着ていけそうなセミフォーマル感のあるワンピースに仕上がったのではないでしょうか?

無地は光の当たり具合によっては一枚で着用するには若干透け感が気になるかもしれません。
気になる場合はレギンスを合わせたり、中にペチコートを履くのもおすすめです。
子供用ならスリットなしでOKです!
簡単に作れて1枚持っているととても便利なのでこちらの記事もぜひ併せてご覧ください。
ショルダーフリルワンピースを作るのに使った材料

やや薄手 綿ポリ ハーフダンガリー ギンガムチェック ベージュ×色糸のくすみカラー 110cm幅 【商用可能】
商品番号 d100
使用したカラー:4mmくすみブルー

綿ポリ ハーフダンガリー 無地 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
商品番号 new938-order-1
使用したカラー :濃ネイビー
縦の端のフリンジ状になっているところを「耳」と言います。