今回は綿ポリダンガリーで作る、夏にぴったりなひまわりのつまみ細工のヘアクリップ作り方をご紹介します。
綿ポリでつまみ細工を作る最大のメリットは、生地の切れ端から出る糸くずが圧倒的に少ないこと。
指に糸くずが付かないので、とても作業がスムーズに進められます。
また、今回は専用工具なども使わずに、なるべく家にあるもので作っています。
つまみ細工が初めての方に分かりやすく紹介していますので、夏祭りのワンポイントにぜひ作ってみてくださいね。
もくじ
準備するもの
- 生地(綿ポリダンガリー) タテ10㎝×ヨコ10cm
- 厚紙 3cm×3cm
- シードビーズ(丸小ビーズ)茶色
- ベビークリップ
- 10mm幅グログランテープ
- 7mm幅両面テープ
- ライター(ない場合はほつれ止め)
- 速乾性木工ボンド
- グルーガン(なくてもOK)
- つまようじ
- ピンセット
- カッティングマット
- ロータリーカッター(ない場合はハサミ)
- コンパス(ない場合はボビン)
- チャコペン
- ウエットティッシュまたは濡れタオル
綿ポリで作るつまみ細工を作るために使った生地
きほんの布セット 無地 タテ20cm×ヨコ25cm 18色セット サンプル 品番4500
商品番号 basic-set-plain-4500 ¥1,650 税込
<使用カラー> ・ひまわり▶︎イエロー -参考作品- ・スミレ▶︎イエロー ・アジサイ▶︎サーモンピンク ・サクラ▶︎サーモンピンク
生地 布 サンプル タテ20cm×ヨコ25cm 10色セット
商品番号 4500-b-sample ¥770税込
・コスモス▶︎スモークピンク ・アジサイ▶︎スモークピンク、ラベンダー、ディープグリーン ・スミレ▶︎濃ネイビー、ラベンダー
こちらは濃いカラーが中心のサンプルセット。アクセントに濃い色を入れるとバランスもよく引き締まりますね。グリーン系は葉っぱにも使えますよ。
早速ひまわりのつまみ細工を作ってみよう
ひまわりのつまみ細工を作るのには大きく分けて6つの工程があります。
- 花びらの生地をカットする
- 土台を作る
- 生地をつまんで花びらを作る
- シードビーズを貼り付ける
- ヘアクリップにリボンを巻く
- ヘアクリップにひまわりを貼る
この6つの工程について、ゆっくりみていきましょう。
1.花びらの生地をカットしよう
まずは花びらの生地をカットしていきましょう。
10cm×10cmの生地を用意して、カッティングマットのマス目に合わせて置きます。
定規をあてながら、ロータリーカッターでまずは2cm刻みで縦に3本カットします。
この時、カットした生地は動かさずにそのままにしておきます。
カット出来たら生地は動かさずに、カッティングマットだけを90度回転させて、また2cm刻みで縦にカットしていきます。
このようにして、2cm×2cmの生地を12枚(3枚余ります)用意します。
カットが終わるまで、生地をなるべく動かさないことがポイント
1度に同じ大きさの生地を沢山カットすることができます。
カッティングマットの目盛りに合わせてそのままハサミでカットしてしまうと、歪んでしまう場合があるので、チャコペンで予め2cm刻みに線を引いてからカットするのがおすすめです。
2.土台を作ろう
次に、つまみ細工を貼り付けていく土台を作ります。
厚紙と生地をカットする
コンパスを使って、直径2cmの厚紙と生地を1枚ずつと、直径3cmの生地1枚を用意します。
コンパスがない場合は、ミシンに使うボビンがちょうど直径2cm程なので、活用してくださいね。その場合、直径3cmの生地はボビンより5mm程に大きめにカットしてください。
厚紙は、特別に用意しなくても大丈夫です。
引き出物などのお菓子の箱に使われている厚紙や、ノートの表紙などで十分です。
ただし、ダンボールは厚みが出すぎてしまうので、使わないでくださいね。
生地を厚紙に貼り付ける
不要な紙にボンドを少量出して、つまようじを使って厚紙の片面全面にボンドを塗ります。
直径3cmの生地の中心に貼り付けて、周辺に切り込みを入れます。
ボンドは速乾性タイプがオススメ。
でも少量ずつ出さないと固まってしまうので、小出しで使ってくださいね。
厚紙の周囲に少量ボンドを付けて、はみ出ている生地を重ね合わせながら貼り付けていきます。
貼り付けたら、またボンドを薄く塗り、上から直径2cmの生地を貼り付けます。
裏から見て、もしはみ出ているようでしたら、カットしてください。
ガイドとなる線を引く
土台が完成したら、チャコペンで12等分に線を引いておきます。
この線が、花びらを置くガイドラインとなります。
これで土台は完成です!
3.生地をつまんで花びらを作ろう
いよいよ生地をつまんでいく工程に入ります。
つまみ細工にはいろいろなつまみ方がありますが、今回のひまわりは『剣つまみ』という方法で、花びらを作っていきます。
ここからは、ボンドが乾ききらないうちに一気に12枚の花びらを貼り付けていくのがオススメです!
剣つまみをつくる
まず、生地を三角に折ります。
折った箇所をピンセットで挟み、ギュッと抑えて折り癖を付けます。
綿ポリダンガリーはシワに強いのが利点ですが、程よくハリのある生地なので、ただ折り曲げただけでは、開いてきてしまう場合があります。生地をつまむ度にピンセットでしっかり挟んで折り癖をつけることで、スムーズに工程を進められます。
また三角に折り、ピンセットでしっかり挟み折り癖をつけます。
さらに三角に折り、ピンセットでしっかり挟み折り癖をつけます。
生地が重なって折り癖が付きにくくなっているので、特にしっかり挟んでください。
最後に折り癖を付けた箇所が半分になるように、先端からカットします。
半分の大きさになりました。
先端に向かってピンセットでつまみます。
土台に貼り付けるまで、ずっと離さないようにしてくださいね。
ピンセットでつまんだまま、カットした面に少量のボンドを付けます。
指で生地とボンドをなじませます。
ここで綿ポリダンガリーの特徴のひとつ、糸くずが少ないことがとても活かされます。
糸くずが少ない事で、ボンドが付いた指にも糸くずが付きにくく、この工程をとてもスムーズにストレスフリーで進める事が出来ます。
最後に先端をつまんで、一呼吸おきます。
形がだいたい固まってきたら、同じ面に再度少量のボンドを付けます。
土台のガイドの線に沿って貼り付けます。
貼り付けたら、ピンセットで花びらの先端をつまんで一呼吸おきます。
この作業で、先端がピンとします。
これで花びら1枚完成です。
次の花びらに行く前に、指に付いたボンドはウエットティッシュや濡れタオルで綺麗にしておきましょう。
土台に貼り進める
同様にしてどんどん花びらを貼り付けていきましょう。
貼り付ける時にはちょっとしたコツがありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは、十字に花びらを貼り付けます。
まずは十字に貼り付けていくことで、残りの花びらをバランス良く貼り付けていくとこが出来ます。
次に、花びらと花びらの隙間を埋めるように花びらを貼り付けていきますが、中心がどうしても生地が重なってきてしまうので、先端を1mm程切り落としてから土台に貼り付けます。
丸い形になるように意識して貼り付けていくのが綺麗に仕上がるポイントですよ。
後半になると隙間も狭くなり貼りにくくなりますが、ピンセットでグッと押し込んで貼り付けていきます。
ここでボンドが完全に固まっていると押し込んでも入りづらかったり、形がいびつになってしまう場合があるので、固まってしまう前に、花びらを全て貼り付けましょう。
全て貼り付けました。
4.シードビーズを貼り付けよう
ひまわり種となるシードビーズを貼り付けて行きましょう。
つまようじでボンドを適量取り、ひまわりの中心部に付けます。
ピンセットでシードビーズを一粒ずつ乗せていきます。
ボンドが完全に乾いたら、ピンセットで花びらを少し広げ、形を整えます。
ボンドが乾く前に花びらを広げてしまうと、土台から外れてしまうこともあるので、しっかり乾いてから広げてくださいね。
これでつまみ細工のひまわりが出来上がりました。
5.ヘアクリップにリボンを巻こう
次はヘアクリップを仕上げていきましょう。
ヘアクリップに両面テープを貼る
ヘアクリップを開き、内側の根本から両面テープを貼り始めます。
外側を通り、ぐるりと一周貼り付けます。
貼り終えたら、はくり紙は剥がさないでおきます。
ヘアクリップにリボンを貼る
グログランリボンの長さを決めます。
ヘアクリップに貼り付けた両面テープのはくり紙はまだ剥がさない状態で、グログランリボンを仮に一周してみて、長さを決めます。
カットしたリボンの端はライターで軽くあぶり、ほつれ止めをしておきます。
ライターでほつれ止めが出来るのは、ポリエステル生地のリボンです。
綿素材のリボンやライターを持っていない場合には、ほつれ止め液で端処理してください。
ほつれ止めが出来たら、ヘアクリップの両面テープのはくり紙を剥がし、リボンを貼り付けていきます。
裏から見ると、バランス良く貼れますよ。
ヘアクリップにリボンを貼り付けられました。
6.ヘアクリップにひまわりを貼り付けよう
ヘアクリップとひまわりの貼り付けにはグルーガンを使っています。
乾かす時間が不要で、すぐに貼り付けられるのでオススメです。
グルーガンは100円ショップでも購入することができますよ。
グルーガンを温めて、ヘアクリップにグルー適量塗ります。
ひまわりのつまみ細工をギュッと押し付けて貼り付けます。
グルーガンがない場合は、ボンドでもOKです。
乾かしているうちにお花がずれてきてしまう場合があるので、お花を平行にして乾かしてくださいね。
完成です。
お疲れさまでした!
参考作品
今回はひまわりの作り方をご紹介しましたが、他にも綿ポリダンガリーで様々なお花のつまみ細工を作ることが出来ます。
サクラ・スミレ・コスモス・アジサイを作ってみました。
季節に応じたお花で飾るとより素敵ですね。
少量の生地で作れるので、少しの量で沢山の色が入っているはぎれのセットがオススメですよ。
ぜひ作ってみてくださいね!
綿ポリで作るつまみ細工で使った生地
きほんの布セット 無地 タテ20cm×ヨコ25cm 18色セット サンプル 品番4500
商品番号 basic-set-plain-4500 ¥1,650税込
<使用カラー> ・ひまわり▶︎イエロー -参考作品- ・スミレ▶︎イエロー ・アジサイ▶︎サーモンピンク ・サクラ▶︎サーモンピンク
生地 布 サンプル タテ20cm×ヨコ25cm 10色セット
商品番号 4500-b-sample ¥770税込
<使用カラー> -参考作品- ・コスモス▶︎スモークピンク ・アジサイ▶︎スモークピンク、ラベンダー、ディープグリーン ・スミレ▶︎濃ネイビー、ラベンダー
淡いカラーを中心に18色!も入っているサンプルセットです。このセットがあれば、いろいろなお花が沢山作れます。