今回はフリンジ移動ポケットの作り方をご紹介します。ポケットティッシュケース付きの折りマチタイプです。フリンジが目を引く、大人かわいい移動ポケットです。クリップを外せばポーチとして使用することもできるので、親子で使うのもおすすめです。お好みのフリンジテープを使って、作ってみてはいかがでしょうか?
もくじ
準備するもの
- 生地 50㎝×35㎝
- フリンジテープ 18㎝
- 移動ポケット用クリップ
- マジックテープ 2.5㎝幅 1.5㎝
- 布用接着剤(スティックタイプがおすすめ)
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン、ミシン、ハサミ、糸
フリンジ移動ポケットを作るのに使った素材
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #100-#120カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ベージュ 数量1
数量1→50cm 商品番号 4500
移動ポケット用クリップ
ホワイト 1セット
商品番号 smart-clip ¥330 税込
フリンジ移動ポケットを作ってみよう
フリンジ移動ポケットを作るには大きく分けて6つの工程があります。
- 生地を裁断する
- 印をつける
- ヒモを作る
- 本体を縫う
- 表に返す
- フリンジをつける
ポイントは印をしっかりつけることと、フリンジはゆっくり縫うことです。
ではこの6つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.生地を裁断しよう
上の図を見て方眼紙などで型紙を作っておくとまっすぐ線を引けるし、同じものを作るときにまた線を引く必要がないので便利です。生地に直接線を引いて裁断してもOKです。
生地を計3枚裁断します。縫う前の準備として、生地の表裏が分かりづらい場合はマスキングテープを裏側に貼って目印をつけておくと間違えずに縫えるのでおすすめです。
2.印をつけよう
内・外本体生地に、ヒモ付け位置・折り線位置を印つけします。両端につけておくと折る時に、まっすぐ折りたためると思います。
3.ヒモを作ろう
ヒモ生地の中心線で折り合わせるようにして、アイロンをかけます。さらに半分に折り、ヒモの端を縫います。
細いヒモを縫う時のポイント
少し手前から縫い始め、返し縫いで生地端まで縫います。細いので慎重に縫っていきましょう。
生地端から縫い始めると、端がぐちゃっとなってしまったり、うまく進めない時があるので上記の方法を試してみて下さい。
ポケットティッシュ口を作る
端から1㎝折り、さらに1㎝折りアイロンをかけ三つ折りをします。アイロン定規をつかうと簡単に折り目をつけられます。1㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけます。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。
三つ折りしたポケットティッシュ口を縫います。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返しぬいをしましょう。
ヒモをつける
外本体生地のヒモ付け位置(フタ側から12㎝のところ)に、ヒモをクリップで留めます。両端から2.5㎝、さらに3.5㎝(赤点線)の位置にチャコペンで印をつけ縫います。力がかかりやすい部分なので3~4回返し縫うと安心です。
マジックテープをつける
内本体フタ側から2.5㎝のところにオス(ザラザラしているフック面)を、外本体ポケットティッシュ口から0.5㎝のところにメス(ふわふわしているループ面)をつけます。マジックテープの周りを縫います。
布用接着剤で仮止めしておくと縫いズレ防止できますよ!アイロンで接着できるタイプのマジックテープでも、縫っておくと安心ですよ。
4.本体を縫おう
内本体と外本体のフタ側の端を揃えて、外表にして合わせます。真ん中の印部分(フタ側から23.5㎝のところ)にチャコペンで線を引きます。
2枚の生地の表と表を外側にして合わせることです。
線の上をしつけ縫いします。
後から縫い目をほどきます。ほどきやすいように、返し縫いはせず、ミシンの設定を変更(縫い目を長く・上糸を弱く)します。
斜線部分がマチになり、しつけ縫いした部分が底になります。
マチを作る
縫い目部分で2枚一緒に折ります。アイロンをかけながら折っていきましょう。
印部分(青線)で内本体1枚を折り返します。
裏返して、印部分で内本体1枚を折り返します。
表に返して、折り返した部分がこのような状態になっていればOKです。
内本体のポケットティッシュ口部分を印(青線4.5㎝)のところで折ります。折った部分がずれないように端から0.5㎝のところを仮止めするとよいです。
中表(生地の表と表を内側)になるように半分におります。周りを縫い代1㎝で縫い、フタ側に返し口をあけましょう。
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に布端を合わせて縫いましょう。ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。
縫い代の角をカットし、切り込みを入れます。※縫い目を切らないように注意しましょう。
縫い代を割ります。返し口部分はしっかり折り目をつけておくと、返し口を閉じる時きれいにできます。
5.表に返そう
返し口から表に返し、アイロンで形を整えます。角は目打ちを使ってしっかり出しましょう。
底部分のしつけした縫い目をリッパーを使ってほどきます。
6.フリンジテープをつけよう
フリンジテープは18㎝用意してください。幅3㎝ぐらいのフリンジテープがバランスいいと思います。
今回使用したフリンジテープはこちら
フリンジテープの端を内側に折ります。
布用接着剤で仮止めしながらフタの端にフリンジテープをつけます。
フタのV字部分はフリンジテープをたたんでV字になるようにします。もう一方のテープ端も内側に折り込んでクリップで留めます。
V字の頂点をまち針で留めるとキレイに仕上がると思います。
フリンジテープ上を縫います。V字部分は目打ちでおさえながら縫いましょう。
フタ生地の端から2~3㎜のところを縫います。返し口も一緒に縫えば、コの字とじする必要もないですよ。
クリップをヒモに付けたら完成です。
折りマチはこのようになっています。
ポケットティッシュは取り出しやすく、マチがついているので厚めのタオルハンカチでも楽に入ります。
フリンジテープが違うと雰囲気もガラッと変わりますよ!
写真左:使用した生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ブラウンオリーブ 数量1
数量1→50cm 商品番号 4500-b
写真右:使用した生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #100-#120カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
モスグリーン 数量1
数量1→50cm 商品番号 4500
フタの形をシンプルな形(四角や丸みのある形)に変更してフリンジテープをつけても可愛いと思うので、お好みでアレンジしてみて下さい♪
いろいろな移動ポケットの作り方
一番ベーシックな形の移動ポケット
スカラップの形が可愛いデザインの移動ポケット
フリルが可愛いゆめかわな移動ポケット
今回使った素材
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #100-#120カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ベージュ、モスグリーン
数量1→50cm 商品番号 4500
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ブラウンオリーブ
数量1→50cm 商品番号 4500-b
移動ポケット用クリップ 作り方 レシピ付き
ホワイト
商品番号 smart-clip
しっかり印をつけておくと、後から折りたたむ時測らずに済むのでラクですよ!