今回は丸石オリジナル型紙を使用してハンドメイド初心者の方でも半日ほどで作れるおしゃれな丸底巾着トートバッグの作り方をご紹介いたします。
丸底巾着の可愛いらしいシルエットと内外のたくさんのポケットで使い勝手も抜群!(大容量!)帆布を使えば高見えすること間違いなし!自分らしい色の組み合わせで生地選びも楽しんでくださいね♪
こちらの型紙は商用利用も可能です。
もくじ
準備するもの
- 【丸石オリジナル型紙】 10-017丸底巾着トートバッグ
- 本体生地(下・巾着•持ち手)、底生地 縦90cm×横80cm
- 本体生地(上)、仕切り生地 縦40cm×横100cm
- 裏生地(巾着・底) 縦40cm×横110cm
- 巾着用ひも 90㎝×2本
- ハサミ(紙用、布用、糸切り用)
- 定規
- チャコペン
- クリップ(まち針でもOK)
- ミシン(厚地用のミシン針も用意)
- アイロン
- ひも通し
- マスキングテープ(あると便利)
- スティックのり(あると便利)
今回は持ち手は共布で作っていくよ!持ち手をアクリルテープで作る場合は2.5cm幅 78cm×2本を用意してね!
仮止めクリップ ノーマル 10個セット
商品番号 karidome-clip
【オリジナル型紙】10-017大人かわいい!丸底巾着トートバッグで使った生地
くったり柔らか 家庭で縫える8号帆布 50cm単位 92cm幅 【商用可能】
使用色 チャコールグレー、オリーブグリーン
商品番号 8-hanpu
ノリ付き 11号帆布 1mカットクロス 110cm幅 【商用可能】
商品番号 1147
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
使用色 #107 ベージュ
商品番号 4500
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 濃色 50cm単位 110cm幅
使用色 カーキグレー
商品番号 4500-b
丸底巾着トートバッグを作ってみよう
丸底巾着トートバッグ作りをするのにはざっくりと以下の工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 持ち手を縫う
- 本体生地を縫う
- 本体生地と底生地を縫い合わせる
- 内側の仕切りを縫う
- 裏生地を縫う
- 本体生地と裏生地を縫い合わせる
- 表に返してひも通し口を縫う
- ひもを通して、返し口を閉じる
それぞれの工程について早速、作り方をみていきましょう!
1.型紙を用意しよう
型紙は丸石オリジナル型紙の 10-017丸底巾着トートバッグです。
10-017丸底巾着トートバッグ【商用可能】
商品番号10-017
型紙には縫い代が含まれているので、外側の線に沿ってカットしてください。
販売用などでたくさん作る場合はパターンシートなどに型紙を写してカットすると繰り返し使用しても型紙が傷まないのでおすすめだよ。
2.生地を裁断しよう
型紙に記載されているパターン配置を参考に、型紙に記載されている生地目の矢印と生地の耳が平行になるように置いてください。
生地を山折りにした折り目に「わ」の部分を当てましょう。
まち針で止めるか重りをのせて、型紙がずれないようにして裁断します。できるだけ布を動かさず、布を中心に体の方向を変えながら切りましょう。チャコペンで生地に型紙を写してからカットしでも大丈夫です。
厚みのある8号帆布の裁断はロータリーカッターと大きめのカッターマットを使うのが楽でおすすめだよ♪
全ての生地をカットしました。巾着用のひもは90cmにカットしたものを2本用意します。
パーツが多いので、縦横や表裏を間違えないように生地の表側にマスキングテープで名前を書いて貼っておくのがおすすめ!
印をつけよう
型紙には合印(2枚の布を合わせて縫うときの印)や持ち手付け位置が記載されているので、生地に型紙を重ねて印の箇所すべてにハサミで2mm程度の切り込みを入れるか、チャコペンなどで印をつけて下さい。
3.持ち手を縫おう
持ち手生地にアイロンをかけます。画像の手順で持ち手の幅が2.5cmになるように2本ともアイロンをかけて下さい。
持ち手に2.5cmの四つ折りのアイロンがかかりました。
アイロンをかける時には アイロン定規があると便利だよ!市販のものでも画像のように厚紙に寸法を書き込んでもOK!
持ち手を縫う前に、ミシンの針を生地の厚みに合わせて変更してください。
持ち手の中央部分をミシンで縫います。左右の端から15.5cmのところに印をつけ、持ち手の中央を四角く縫います。端から2mmくらいの位置を縫っていきます。 2本とも同様に縫ってください。
重ねた生地の端がずれないよう注意しながらゆっくり縫ってね!
持ち手が縫えました。
4.本体生地を縫おう
続いて本体生地(上)の袋口に1cmの三つ折りアイロンをかけます。生地の表側が上になるようにして置き、1cmで2回内側に折ってアイロンをかけます。2枚とも同様にアイロンをかけてください。
アイロンのかかりにくい生地の場合は先に2cmで折ってアイロンをかけてから一度折り目を開いて、折り目に合わせるように1cmでアイロンをかけると、きれいにアイロンをかけられるよ!
先ほど折ったところをミシンで縫います。生地の表側から、内側の折り目から2mmくらいを縫って下さい。
持ち手を本体生地(上)に仮止めします。本体生地(上)の表側を上にして置き、持ち手付け位置から持ち手が垂直に立ち上がるようにクリップで固定します。
持ち手が斜めになったりねじれていないか確認してね!
本体生地(上)と持ち手を画像の位置でL字を書くようにして2ヶ所縫い付けます。持ち手が斜めにならないように気を付けながら縫って下さい。本体生地(上)2枚とも同様に縫ってください。
生地の厚みでミシンの針の入りが悪いときは無理に動かさず、ミシンの右側についているプーリー(はずみ車)を手前に回して手動で縫い進めてみてね!
本体生地(上・下)を縫い合わせます。中表で生地の下端を合わせてクリップで止め、端から1cmを縫います。
手のひらを合わせるように生地の表側どうしを重ねることを『中表』と言うよ!
生地の端をミシンの1cmのガイドに合わせて縫って下さい。2枚とも同様に縫って下さい。
縫えたら重ねた生地を開き、縫い代を下側に倒してアイロンをかけます。
次に本体生地(上・下)と本体生地(巾着)をそれぞれ表側を上にして、下と左右の端を揃えて重ねクリップで止めます。
画像の順で生地の表側から外ポケットの仕切りを縫っていきます。それぞれ端から2mmくらいを縫って下さい。
重ねた生地がずれないように最初に生地の両脇を端から5mmで縫うよ!
外ポケットの仕切りが縫えたら、2つの本体生地を中表で重ねてクリップで止め、画像の寸法でひも通し口に印をつけます。
上生地の端と上下生地の切り替えの高さが同じ位置にくるように気を付けて重ね合わせると仕上がりがすごく綺麗だよ!
本体生地の脇を縫います。ひも通し口を残して端から1cmを縫います。
本体生地が縫えました。
5.本体生地と底生地を縫い合わせよう
ハサミで本体生地の下端に5mmくらいの切り込みをだいたい1cm間隔で入れます。
切り込みを入れることで底生地のカーブに合わせやすくするよ!合印にはチャコペンで印をつけると間違えにくいよ!
本体生地と底生地の合印を合わせるようにして中表で重ねて、クリップで止めます。
脇の縫い代は開いた状態で止めます。合印を4か所固定してから周りを固定するとバランスよく止められます。
底生地が下側にくるようにして、本体生地を底生地のカーブに合わせて端から1cmを縫います。
カーブを縫うのが苦手な方は、先に合印の位置で先に4か所、端から5mmくらいのところを仮縫いしておくとずれにくいよ!
本体生地に入れた切り込みを少しだけ開くようにして底生地のカーブに合わせて縫っていってください。
底が縫えたら、底生地の縫い代にも2cmくらいの間隔でハサミで切り込みを入れます。
縫い目まで切ってしまわないように注意してね!
本体生地と底生地が縫えました。
6.内側の仕切りを縫おう
続いて、内側の仕切りを作っていきます。生地の表側が上になるように置き、仕切り生地の上下の端に1.5cmの三つ折りアイロンをかけます。
折り目の内側から2mmくらいのところを縫って下さい。
外側に表側がくるように上から18cmのところで2つ折りにして、アイロンをかけてください。(高さが18cmとだいたい16cmになります)
仕切りの中心に印をつけます。半分に折ってアイロンをかけて折り目を印にします。(マスキングテープやチャコペンで印をつけてもOK)
裏生地(巾着)も同様に半分に折ってアイロンで折り目をつけます(1枚のみでOK)。
裏生地の下端から1cm開けて、裏生地と仕切りの中心を合わせてクリップで止め、仕切りの中心を縫います。
下から1cmは縫い代になるので必ず開けてね!
仕切りを縫い目にそって半分に折り、縫い目から13cmの位置で仕切り生地だけを縫います。
今はボトル用のポケットを縫っているところだよ!
仕切り生地の端を開いて、下から1cm開けて裏生地の端とそろえてクリップで止め、端から5mmの位置を縫います。
上側から見るとこのような感じになります。
内側の仕切りが縫えました。
7.裏生地を縫おう
先ほどの仕切り付きの裏生地ともう一枚の裏生地(巾着)を中表で重ねてクリップで止め、だいたい15cmくらいの大きさで返し口の印をつけます。
裏生地(巾着)の両脇を縫います。返し口を残して端から1cmを縫います。
返し口は後から生地を表に返すときに使うよ!閉じてしまわないように気を付けてね!
縫えたら本体生地と同様にハサミで裏生地(巾着)の下側に5mmくらいの切り込みをだいたい1cmの間隔で入れます。
裏生地(巾着)と裏生地(底)の合印を合わせるようにして中表で重ねて、クリップで止めます。
脇の縫い代は開いた状態で止めて下さい。
底生地が下側にくるようにして、裏生地を底(裏生地)のカーブに合わせて端から1cmを縫います。
カーブを縫うのが苦手な方は、先に合印の位置で先に4か所、端から5mmくらいのところを仮縫いしておくとずれにくいよ!失敗しても目立ちにくいところなのでリラックスして縫ってね!
底が縫えたら、底の縫い代に2cmくらいの間隔でハサミで切り込みを入れます。
裏生地が縫えました。
8.本体生地と裏生地を縫い合わせよう
先ほど縫った裏生地を表に返します。
画像のように中表になるように本体生地の中に裏生地を入れて下さい。
生地の端を合わせて袋口周りをクリップで固定します。
脇の縫い代は必ず開いた状態で重ね合わせるようにしてください。
縫い代を開いておかないと後からひもを通すときにうまく通せなくなってしまうので注意してね!
袋口の周りを端から1cmでぐるりと1周縫って下さい。
フリーアームにできるミシンは補助テーブルを外して、フリーアームに通して縫ってね!
生地を表に返す前に、本体生地のひも通し口の縫い代部分にスティックのりを塗ってしっかりと開いておくと、後の工程でひもが通しやすくなるよ!
8.表に返してひも通し口を縫おう
返し口から生地を表に返します。
裏生地が少しだけ内側に入るようにして、袋口周りをアイロンで整えます。
ひも通し口の縫い代がきちんと開いていることを再度確認し、生地の端から2cmと4cmのところをそれぞれぐるりと1周縫ってひも通し口を縫います。
生地の端をミシンのガイドに合わせるか、ガイドがない場合は針先から2cm(または4cm)を測ってマスキングテープを貼ってガイドの代わりにして縫って下さい。
ひも通し口が縫えました。
9.ひもを通して、返し口を閉じよう
ひも通し口にひもを通します。ひも通しを使って2本のひもを巾着袋に通していきます。
ひも通しを使ってひもの通し口からひもを入れ、同じ通し口から出てくるようにひもを1周通してください。ひもが通せたらひもの端を揃えて結びます。
反対側の通し口も同様にひもを一周通して、ひもの端を結んでください。
結んだひもの先はお好みで短めにカットしてもいいし、タッセルっぽい雰囲気にするなら長めにカットしてひもの”より”を解いてから、水で濡らしてアイロンをかけるのもおすすめ!
返し口を整えます。縫い代が1cm内側に入るように整えてクリップで止めます。
最後に返し口を手縫いで閉じます。画像のように縫い目がコの字になるように縫って、最後はしっかりと糸を引いて返し口を閉じてください。
仕切り生地のところは脇を仮縫いしているので、手前側の生地だけをすくうようにして縫えば大丈夫だよ!目立たない色の糸で縫ってね!
完成!
とってもおしゃれな丸底巾着トートバッグが完成しました。
外側には6つのポケット、内側には便利なポケット付き仕切りがあって使い勝手も抜群です!マイボトルや折りたたみ傘も立てて収納できちゃいますよ。
丈夫な8号帆布を使っているので、アウトドアや子どもと一緒のアクティビティなどにもガンガン使えそうです。たくさん持ち歩いて自慢したくなっちゃいます!
違う生地でも作ってみました
こちらの丸底巾着トートバッグはノリ付き11号帆布(生成り)と8号帆布(オリーブグリーン)を使用して作りました。ノリ付き11号帆布は8号帆布に比べて厚みの薄い生地ですが、糊がついているのでしっかりと張りがあります。もちろん家庭用ミシンで問題なく縫えました!
どちらの生地の組み合わせも大好きすぎて選べません!生地選びって楽しい!
【オリジナル型紙】10-017大人かわいい!丸底巾着トートバッグに使った生地
くったり柔らか 家庭で縫える8号帆布 50cm単位 92cm幅 【商用可能】
使用色 チャコールグレー、オリーブグリーン
商品番号 8-hanpu
ノリ付き 11号帆布 1mカットクロス 110cm幅 【商用可能】
商品番号 1147
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
使用色 #107 ベージュ
商品番号 4500
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 濃色 50cm単位 110cm幅
使用色 カーキグレー
商品番号 4500-b
丸底巾着トートバッグを購入しました。
型紙の仕上がりサイズには、横の大きさが24cmで、ネットの写真のサイズは、横の大きさが38cmでした。
大きい方が希望なのですが、型紙のサイズは間違いでしょうか。
コメントありがとうございます。型紙確認しました。
袋が筒状の状態で底の直径が24cm、袋を平らにした状態での横幅が38cmとなります。