今回はハンドメイド初心者さんも簡単に作れるバックル持ち手ランチバッグの作り方をご紹介します。バッグの口をくるくる折りたたんでバックルをカチッと留めると持ち手になる優れもの!折りたたむ回数でバッグの高さを調節でき、使わない時は折り畳んでコンパクトに収納できます。1時間ほどでサクッとできるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?



もくじ
準備するもの

切り替えなしの場合
- 表生地 横70cm×縦40cm
- 裏生地 横33cm×縦50㎝
切り替え・フリル付きの場合
- 表生地 横70×縦30㎝
- 裏生地・切り替え・フリル 生地幅110㎝×50㎝
共通の材料
- PPテープ20㎜ 41㎝
- バックル20㎜ 1個
- 飾りのタグ(お好みで)
- 目打ち
- チャコペン
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン、ハサミ、糸
バックル持ち手ランチバッグに使った素材

バックル持ち手ランチバッグ 型紙【商用可能】
商品番号 10-024

綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
表生地:ブラック 数量1
商品番号 8000-29

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
裏生地・切り替え・フリル:アッシュグレー 数量1
商品番号 4500-b
バックル持ち手ランチバッグの作り方
バックル持ち手ランチバッグを作るには大きく分けて8つの工程があります。
- 生地を裁断する
- フリル・切り替え生地を縫う
- 表生地を縫う
- 裏生地を縫う
- 表生地に裏生地をつける
- 返し口を閉じる
- 袋口を縫う
- PPテープとバックルをつける
ポイントはアイロンでしっかりクセ付けすることです。
簡単にできるので、この8つの工程についてゆっくりみていきましょう。
型紙を用意しよう
まずは型紙の用意をします。下のリンクから購入できますよ!縫い代付きで、届いてすぐつくることができます。切り替えあり・なし・フリル付き、お好みで選んで下さい。

バックル持ち手ランチバッグ 型紙【商用可能】
商品番号 10-024
1.生地を裁断しよう
裁断する時に必要な道具3点







型紙に合わせて無駄が出ないように生地を折りたたみ、型紙に沿って裁断します。生地の耳部分を合わせて折りたたむとまっすぐ折りたためると思います。

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全3色 【商用利用可】
裏生地:ベージュ 数量1
商品番号 warm-cold
裏生地を保温・保冷シートにすると、保温保冷効果があるランチバッグになるのでおすすめです!破れにくく、縫いやすいです。

生地を裁断しました。PPテープは41㎝を1本用意しておきましょう。これで縫う前の準備は完了です。
2.フリル・切り替え生地を縫おう
フリルなしの場合は【2-2.表生地と切り替え生地をつなげよう】へ進んで下さい。
切り替えなしの場合は【切り替えなしの場合】へ進んで下さい。

フリル生地の下端を0.5㎝→0.5㎝の三つ折りにします。アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられます。0.5㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけます。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。

三つ折りした端を縫います。
2-1.フリルをつくる

まずは切り替え生地とフリル生地を半分に折って、中心に印をつけます。

ハサミで小さく切り込み(3~4㎜ぐらい)を入れて印をつけるといいですよ!これをノッチといいます。
ギャザーを寄せる
ミシンの設定を粗目に変更し、上糸調子を弱くします。
※粗目にする方法はお使いのミシンによって異なります

上糸・下糸を長めに引き出しておきます。

上端から0.5㎝・0.7㎝のところに粗ミシン2本を縫います。両側の糸端を長めにとっておき、返しぬいをしないでください。

切り替え生地とフリル生地の中心である、切り込み(ノッチ)を合わせます。

切り替え生地とフリル生地の中心と両端をまち針で留めます。

フリル生地をおさえながら上糸2本のみを一緒に引き、ギャザーをよせます。中心から半分に分けてギャザーをよせると均等によせやすいです。

切り替え生地の長さにギャザーを合わせます。糸端をしっかりと結んでギャザーが広がらないようにします。
キレイなギャザーにするコツ

フリル生地を下に引きながら、目打ちなどでギャザーを均等に寄せ、まち針でとめます。

ギャザーを留める時はクリップよりまち針を使う方が、アイロンでギャザーをおさえる時に付けたままにしておけるのでおすすめです!
ミシンの縫い目の設定をもとに戻しておきましょう

縫い代部分にアイロンをかけてギャザーを落ち着かせ、端から0.5㎝内側を縫って、フリルをつけます。

ギャザー全体にアイロンをかけると、ふんわりしたギャザーがつぶれてしまうので、縫い代部分にだけアイロンをかけるのがポイントです!
フリルを付ける時のコツ

目打ちでギャザーを整えながら縫います。

反対側の端にも同様にフリルを付けてください。

粗ミシンの糸は見えなくなる部分なので、抜かなくても大丈夫ですよ!気になる方はリッパーを使って糸を抜きましょう。
2-2.表生地と切り替え生地をつなげよう

表生地とフリル付きの切り替え生地を中表にして合わせます。
2枚の生地の表と表を内側にして合わせることです。

縫い代1㎝で縫います。
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に合わせて縫いましょう。ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。

もう1枚の表生地と先ほどつなげた生地(切り替え生地を上側にする)を中表にして、縫い代1㎝で縫います。

縫い代を表生地側に倒し、縫い目から2㎜のところを縫います。

生地の表から縫いましょう。

縫い代をおさえるために縫うので、この場合表生地の方を縫います。
フリルを付けない場合

フリルを付けない場合も、同様に表生地と切り替え生地をつなげて縫いましょう。
3.表生地を縫おう

生地が中表になるように二つ折りし、両脇をクリップで留めます。
キレイに仕上げるポイント

生地の境目をピッタリ合わせます。

まち針で生地の境目を刺して合わせると、ピッタリと合わさりますよ!

両脇を縫い代1㎝で縫います。
切り替えなしの場合

表生地を中表にして合わせ、両脇と底を縫い代1㎝で縫います。
ここから先の工程は切り替えあり・なしどちらも同様です。
3-1.マチを作る

縫い代をアイロンで左右に割ります。脇の縫い目と「わ」を合わせるようにつまみ、マチを作ります。(切り替えなしの場合は、脇の縫い目と底の縫い目を合わせます。)

生地端を合わせ、マチを縫い代1㎝で縫います。

2カ所同様にマチを縫います。
4.裏生地を縫おう

裏生地が中表になるように二つ折りし、両脇をクリップで留めます。

5㎝折り上げてマチを作り、両脇を縫い代1㎝で縫います。片方の脇は返し口を10㎝ぐらいあけておきます。

表生地は三角マチでしたが、裏生地は折りマチで作っていきます。

縫い代を割ります。返し口部分はしっかりクセ付けした方が、返し口を閉じる時にやりやすいです。
裏地に保冷シートを使用した場合

裏生地に保温・保冷シートを使用した場合は、あて布をしてアイロンをかけるか、指やクリップでクセ付けしてください。
5.表生地に裏生地をつけよう

裏生地を表に返しておきます。表生地の中に、裏生地を中表になるようにして入れます。

脇の縫い目をピッタリ合わせます。

袋口をぐるりと一周縫い代1㎝で縫います。
縫う時のポイント

袋口は内側から縫うと縫いやすいですよ。
5-1.返し口から表に返す

表側生地を引き出し、返し口から表に返します。

角をしっかり出し、アイロンで整えます。
6.返し口を閉じよう

返し口をコの字とじします。糸を引っ張って縫い目が見えないようにし、玉止めします。見えなくなる部分なので、ミシンで縫っても良いと思います。

玉止めした後、生地と生地のすき間に針を通し、糸を強く引いて玉結びを中に引き入れます。玉止めを隠すようにすると、スッキリ仕上がります!

保温・保冷シートも同じ要領でコの字とじ出来ました!
7.袋口を縫おう

裏生地を中に入れ底を合わせるようにし、内側に7㎝表生地がみえるように折ります。

アイロンをし、形を整えます。

袋口をぐるりと一周0.5㎝のところを縫います。

袋口は内側から縫うと縫いやすいですよ!
8.PPテープとバックルをつけよう
あらかじめPPテープの端をライターであぶって、ほつれ止めしておきます。

PPテープと袋口の中心を合わせます。

バックルにPPテープを通します。

バックルが端から3㎝の位置にくるようにします。

PPテープを内側に折ります。1㎝表生地と重なるようにして留めます。

反対側も同様にバックルを通します。

後で縫い付ける時に折ったPPテープがズレるのを防ぐため、内側に折った端を仮縫いしても良いと思います。

PPテープを四角く縫い付けます。ミシン糸はPPテープの色に合わせると良いです。

脇の縫い目部分からPPテープを縫い付けましょう。

内側に折り込んだPPテープの端が一緒に縫い留められている状態です。バックルが近くて縫いにくい場合は、ミシンの押さえをファスナー押さえにして縫っても良いと思います。

バックル持ち手ランチバッグの完成です!
切り替えあり(フリル付き)

バックルを留めると持ち手になります。フリル付きでも落ち着いた色味にすれば、甘すぎず大人かわいいランチバッグになりますよ。

くるくる折りたたむ回数によって、ランチバッグの形も変わります。
切り替えあり(フリルなし)

11号帆布で作ると、中身を入れなくても自立するくらいしっかりとした作りになります。

11号帆布は3回巻きするとゴワつくので、2回巻きぐらいがちょうど良いですよ!
使用した生地

家庭で縫える 11号 帆布 No.21~30カラー 50cm単位 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
表生地:サンドベージュ
切り替え生地:カーキ 各数量1
商品番号 11-hanpu-2

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全3色 【商用利用可】
裏生地:ベージュ 数量1
商品番号 warm-cold
切り替えなし

シンプルで飽きのこないデザインです。ワンポイントでタグをつけても可愛いですよ!

ナチュラルな雰囲気で、アウトドアにもピッタリなランチバッグ!ナイロンオックスはシワに強く、アイロンがかかりづらい生地なので、やや縫いづらく感じるかもしれません。
使用した生地

ナチュラル ナイロンオックス 無地 オニベジ 0.39mm厚 134cm幅 【商用可能】
表生地:#11ヒノキ 数量1
商品番号 4300

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全3色 【商用利用可】
裏生地:ベージュ 数量1
商品番号 warm-cold
バックル持ち手ランチバッグの使用イメージ

PPテープ部分を持って

お弁当箱の高さにあわせて2~3回くるくる折りたたみます。

バックルをカチッと留めて持ち手の完成です。

バッグのように持ち運ぶことが出来ますよ!

お弁当と一緒に、お箸ケースを入れても余裕のある大きさです。

裏生地が保冷シートだと、夏場も安心ですね!
バックル持ち手ランチバッグの作例紹介と使用した生地

バックル持ち手ランチバッグ 型紙【商用可能】
商品番号 10-024

使用した生地

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
表生地:モカブラウン 数量1
商品番号 4500-b

綿ポリ 交織 ダンガリー カントリーチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
裏生地・切り替え・フリル:ブラウン 数量1
商品番号 6000-28

使用した生地

家庭で縫える 11号 帆布 No.21~30カラー 50cm単位 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
表生地:スモークピンク 数量1
商品番号 11-hanpu-2

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全3色 【商用利用可】
裏生地:グレー 数量1
商品番号 warm-cold

使用した生地

綿ポリ 交織 ダンガリー ストライプ 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
表生地:12㎜/ペールラベンダー 数量1
商品番号 4510

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #121-#129カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
裏生地:ペールラベンダー 数量1
商品番号 4500-a

使用した生地

ナチュラル ナイロンオックス 無地 オニベジ 0.39mm厚 134cm幅 【商用可能】
表生地:#23ベニバナ 数量1
商品番号 4300

アルミ 保温・保冷シート 120cm幅×50cm 全3色 【商用利用可】
裏生地:グレー 数量1
商品番号 warm-cold
生地を二つ折りにした折り目の部分ことを言います。折り目部分に、「わ」と書かれている線を合わせるように型紙をおいて裁断しましょう。(わで裁断した生地を広げると長さが倍になります。)