今回はハンドメイド初心者さんもハギレで簡単に作れる、ピンクッションの作り方をご紹介します。かわいいピンクッションで気分をあげて、ハンドメイドの時間をより楽しくしませんか?4種類の形をご紹介するので、お好みの形で作ってみてください。
もくじ
準備するもの

共通の材料
- 表生地 20×20㎝
- 羊毛フェルト(毛糸・綿でもOK)
- 飾りのリボン・タグ・レース(お好みで)
- 刺繍糸
- 目打ち
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- ミシン
- ハサミ
- 糸
土台付きピンクッションの材料
- 直径7㎝ぐらいの器
- 布用両面テープ(ボンドでもOK)
お花のピンクッションの材料
- 裏生地 15×15㎝
- ボタン(ビーズでもOK)
四角いピンクッション、長方形のピンクッションの材料
- 裏生地 20×20㎝
ピンクッションを作るのに使った素材

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
ペールラベンダー
ペールグレー
商品番号 4500 ¥550税込

綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
ピンク
商品番号 7000 ¥605税込

綿ポリ 交織 ダンガリー ギンガムチェック 50cm単位
5mm/ペールラベンダー
商品番号 4520 ¥550税込
早速ピンクッションを作ってみよう
ピンクッションを作るには大きく分けて4つの工程があります。
- 生地を裁断する
- 本体を縫う
- 綿を詰める
- 返し口を閉じる
ポイントは形を整えながら、綿を多めに詰めることです。
簡単にできるので、この4つの工程についてゆっくりみていきましょう。
土台付きピンクッションの作り方
1.裁断しよう

直径17㎝の円を描きます。ちょうど家にあったお皿が直径17㎝だったので、お皿を使って円を描きました。型紙を作るより、簡単にできるのでおすすめです。線に沿って裁断します。
ちょうどよいものがない場合は方眼紙などで型紙を作り、裁断しましょう。
2.本体を縫おう
無地だと少しさみしく感じたので刺繡をしました。綿ポリ生地は刺繍もしやすいのでおすすめです。
刺繍をする場合は裁断をする前にしましょう。刺繍の代わりに、アイロン転写シートを使用するのも簡単に飾り付けできるのでいいと思います。
記事の後方に100均のアイロン転写シートを使用した場合を記載しています。

手縫いで大きめになみ縫いをします。生地の端から1㎝ぐらい内側を1周ぐるりと縫ってください。

裏生地側から針を刺して玉止めが表に出ないようにします。

一針一針縫うより、何針か縫い進めてから針を抜くと簡単に素早くできます。できるだけ等間隔に縫うときれいに仕上がりますが、後で口を絞ると見えなくなるので適当でも大丈夫です。

一周縫えました。

糸を引っ張り口をしぼめます。針はつけたままにしましょう。
3.綿を詰めよう

先に羊毛フェルトはほぐしておきましょう。
羊毛フェルトや毛糸(ウール)は、さした針がさびにくくなる効果があるのでおすすめです。なければ手芸綿でも大丈夫です。

指で押し込みながら羊毛フェルトを詰めましょう。
4.口を閉じよう

糸をさらに引っ張り入り口を閉じ、十字に3~4回交差するように入り口を縫い留めます。
最後に玉止めをしましょう。見えなくなる部分なので、綿が出てこないように留めることが出来たら大丈夫です。
針山を土台に付ける

針山の形を丸く整え、布用の両面テープ(またはボンド)をつけて土台にくっつけます。両面テープのほうが、手も汚れず簡単にできると思います。

ぎゅっと押さえて取れないようにしたら完成です。
接着剤でくっつけずにはめるだけでも使用するのに問題はありません。針山のとりかえも簡単にできますね。

今回は土台を、セリアで購入した直径7㎝の陶器にしました。
※陶器は落とすと割れてしまうので取り扱いには注意してください

セリアで購入した木製コーヒーメジャーです。
直径5㎝の大きさだったので、生地を直径13㎝の円にしました。
生地の直径を(器の直径×2.5㎝)ぐらいの大きさで、生地を円形に裁断します。

少し小さめですが、とっても可愛くできました。土台の器によってガラッと雰囲気が変わるので、お好みの器を探してみてください。
お花のピンクッションの作り方
1.裁断しよう

直径10㎝の円を描きます。ちょうど家にあったガラス瓶のふたが直径10㎝だったので、ふたを使って円を描きました。型紙を作るより、簡単にできるのでおすすめです。
ちょうどよいものがない場合は方眼紙などで型紙を作り、裁断しましょう。

表生地・裏生地とも線に沿って裁断します。
2.本体を縫おう
手縫いでもできます。今回はミシンで作っています。

表生地と裏生地を中表(生地の表と表を内側)にして縫い代1㎝でまわりを縫います。返し口は2~3㎝あけておきましょう。

布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に合わせて縫いましょう。
ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。

まわりに切り込みを入れて、返し口から表にかえします。

きれいな円の形になるように整えます。
3.綿を詰めよう

羊毛フェルトはほぐしてから中に詰めます。返し口から綿が飛び出すくらい多めに詰めましょう。指やペンなどを使って綿を押し込みましょう。
4.返し口を閉じよう

返し口をコの字とじ(またはまつり縫い)します。綿が入っているのでやりにくく感じる方は、まつり縫いの方が簡単にできるかもしれません。

玉止めは表に出でこないように、裏生地側に針を通して隠しましょう。

裏生地側から出た糸を切ります。
お花の形にする
刺繍糸と刺繍針を使用します。
今回は6本どり(刺繍糸の1束)で1mくらいの長さを用意しましょう。
なければ手縫い糸でも大丈夫ですが、刺繍糸のほうが花の形がくっきり見えると思います。
針山の表・裏とも生地の中心に印をつけます。

まず表側の中心に針を刺します。印に合わせてまっすぐ刺してください。

下から上に戻ってきてまた中心に刺します。糸をぎゅっと引っ張ると形が出来てきます。
上から下に針を通すことを繰り返して花の形を作っていきます。
針はいつも同じ場所(中心)を刺しています。

上から見て糸が直線になるように、糸を渡します。

対角線上に糸を渡しながら針を中心に刺します。写真の番号を参考に順番に刺してください。

裏側も針がすべて中心を通るようにすると、きれいに仕上がります。

花びらの大きさが均等になるように調整しながら糸を通していきましょう。
8分割できたら、糸をぎゅっと引っ張って花の形をくっきりさせます。

次に下(裏側)から上(表側)に針を刺します。

表に針が出たら、ボタンを通して縫い付けます。

ボタンの下で玉止めをして完成です。

花の形がぷっくりしててかわいいですよね。

ボタンの代わりにビーズをつけてもかわいいですね。
四角いピンクッションの作り方
1.裁断しよう
こちらも無地だと少しさみしく感じたので刺繡をしました。綿ポリは刺繍もしやすいのでおすすめです。刺繍をする場合は裁断をする前にしましょう。代わりにアイロン転写シールを使用するのもおすすめです。

表地・裏地とも10×10㎝で裁断します。布に直接線を引いてもいいですが、方眼紙などで型紙を作っておくと、同じものを作るときにまた線を引く必要がないので便利です。
2.本体を縫おう

表地・裏地を中表(生地の表と表を内側)にしてまわりを縫い代1㎝で縫います。
返し口は2~3㎝あけておきます。

角を切り落とします。糸を切らないように注意しましょう。

返し口から表にかえします。角は目打ちを使って出しましょう。
3.綿を詰めて、返し口を閉じよう
羊毛フェルトはほぐしてから中に詰めます。返し口から綿が飛び出すくらい多めに詰めましょう。指やペンなどを使って綿を押し込みましょう。

返し口をコの字とじ(またはまつり縫い)して完成です。

その日の気分によって裏返して、リバーシブルで使えますよ。
長方形のピンクッションの作り方
1.裁断しよう

上の写真を参考に生地を裁断します。布に直接線を引いてもいいですが、方眼紙などで型紙を作っておくと、同じものを作るときにまた線を引く必要がないので便利です。
2.本体を縫おう

生地を中表にして縫い代1㎝で縫い、生地をつなぎ合わせます。

生地を開き、縫い代を大きい生地側に倒します。

表側から押さえミシンをします。

タグをつける場合はここでつけましょう。上から2.5㎝のところにタグをつけ、仮縫いします。

生地を半分に折って中表の状態にして、まわりを縫い代1㎝で縫います。返し口を2~3㎝あけましょう。

角を切り落とし、返し口から表にかえします。

3.綿を詰めて、返し口を閉じる
羊毛フェルトはほぐしてから中に詰めます。返し口から綿が飛び出すくらい多めに詰めましょう。指やペンなどを使って綿を押し込みましょう。

返し口をコの字とじ(またはまつり縫い)して完成です。
アイロン転写シールを使用した場合

100均で購入したアイロン転写シートを使って飾り付けしてみました。

転写シートの使いたい絵柄をはさみで切り取ります。生地にザラザラした面(白い接着面)を下にして、付けたい位置に置きます。
アイロンの設定をドライ中温(150~160℃)にします。

あて布はせずに直接アイロンをあて、シートがずれないように10秒間ぎゅっと押さえます。

冷める前にゆっくり透明のシートをはがしてください。※やけどに注意してください
うまくはがれなかった場合はもう一度アイロンをあて、シートを熱くするとはがれます。

簡単に飾り付けができました。アイロン転写シートは色々な柄があるので、好みのものを選んでみてください。転写シート部分に針を刺しても問題なく使用できました。
今回使った素材

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
ペールラベンダー
ペールグレー
商品番号 4500 ¥550税込

綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
ピンク
商品番号 7000 ¥605税込

綿ポリ 交織 ダンガリー ギンガムチェック 50cm単位
5mm/ペールラベンダー
商品番号 4520 ¥550税込
今回参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんの動画を参考に土台付きピンクッションを作りました。
こちらもぜひご覧ください。
こちらの動画を参考にお花のピンクッションを作りました。こちらもぜひご覧ください。
nuunuuworks sewingさんの動画を参考に長方形のピンクッションを作りました。
こちらもぜひご覧ください。
ちょっと多いかも!と思うぐらい、パンパンに綿を詰めたほうが形がきれいに仕上がります。