内巻きテープで仕上げる作り方はこちら
ミニサイズ 高さ20cm×幅27cm×マチ8cm
A4サイズ 高さ28cm×幅42cm×マチ12cm
【制作時間 約2時間半】ハンドメイド初心者の方でも綺麗に作れるシンプルな裏地なしトートバッグの作り方をご紹介します。裏地がないので少ない生地で作れて、シンプルだけれどきちんと内外ポケットもついた使いやすいバッグになっていますよ♪
裏地がないと生地の端の処理が心配な方もいるかもしれませんが、今回はロックミシンやジグザクミシンを使わなくても家庭用ミシンで売り物のように綺麗に仕上げられちゃう方法で縫っていきますのでどうぞご覧くださいね!
もくじ
型紙はこちらから
裏地なしで綺麗に作れるトートバック 型紙
商品番号 10-025
準備するもの
- 【丸石オリジナル型紙】10-25 裏地なしで綺麗に作れるトートバッグ
- 生地 (11号帆布がおすすめ) ミニサイズは50cm×生地幅
- ハサミ
(またはロータリーカッターとカッターマット) - 定規
- チャコペン
- クリップ(まち針でもOK)
- ミシン(ミシン針は厚地用にする)
- アイロン
- ラジオペンチまたは金づち
- スティックのり(あると便利)
今回使った生地
家庭で縫える 11号 帆布 No.21~30カラー 50cm単位 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
使用色 スモークピンク、サンドベージュ、オールドローズ、サファリ
商品番号 11-hanpu-2
裏地なしトートバッグを作ってみよう
裏地なしトートバッグ作りをするのにはざっくりと以下の工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 持ち手を縫う
- 外ポケットを縫う
- 持ち手と外ポケットを本体(上)生地に縫う
- 吊り下げポケット(内ポケット)を縫う
- 袋口を縫う
- 本体(上)生地と切替(下)生地を縫う(折り伏せ縫い)
- 脇を縫う(袋縫い)
- マチを縫う(袋縫い)
各工程について早速、作り方をみていきましょう!
1.型紙を用意しよう
型紙は【丸石オリジナル型紙】10-25 裏地なしで綺麗に作れるトートバッグです。
裏地なしで綺麗に作れるトートバック 型紙
商品番号 10-025
型紙には縫い代が含まれているので、外側の線に沿ってカットしてください。
販売用などでたくさん作る場合はパターンシートなどに型紙を写してカットすると繰り返し使用しても型紙が傷まないのでおすすめだよ。
2.生地を裁断しよう
型紙に記載されているパターン配置を参考に、型紙に記載されている生地目の矢印と生地の耳が平行になるように置いてください。生地を山折りにした折り目に「わ」の部分を当てましょう。
まち針で止めるか重りをのせて、型紙がずれないようにして裁断します。できるだけ布を動かさず、布を中心に体の方向を変えながら切りましょう。チャコペンで生地に型紙を写してからカットしでも大丈夫です。
厚みのある帆布生地の裁断はロータリーカッターと大きめのカッターマットを使うのが楽でおすすめだよ♪
全ての生地をカットしました。
縦横や表裏を間違えないように生地の表側にマスキングテープで名前を書いて貼っておくのがおすすめ!
本体と切替・持ち手を違う生地にする場合の要尺
本体部分は110cm幅×66cm
切替・持ち手部分は110cm幅×48cm
こちらで作っていただけます。
※注意※
切替・持ち手部分は、丁度110cm必要ですので、有効幅が110cmの生地をお選びください。
印をつけよう
型紙には持ち手付け位置が記載されているので、生地に型紙を重ねて印のにハサミで2mm程度の切り込みを入れるか、チャコペンなどで生地の表側に印をつけて下さい。
3.持ち手を縫おう
持ち手生地にアイロンをかけます。画像の手順で持ち手の幅がミニサイズで2.5cm(A4サイズは3㎝)になるように2本ともアイロンをかけて下さい。
持ち手に2.5cm(A4サイズは3㎝)の四つ折りのアイロンがかかりました。
アイロンをかける時には アイロン定規があると便利だよ!市販のものでも画像のように厚紙に寸法を書き込んでもOK!
持ち手を縫う前に、ミシンの針を生地の厚みに合わせて変更してください。
持ち手の両端を縫います。端から2mmくらいの位置をミシンで縫っていきます。 2本とも同様に縫ってください。
重ねた生地の端がずれないよう注意しながらゆっくり縫ってね!
持ち手が縫えました。
4.外ポケットを縫おう
ポケット生地の表側に折り代が見えるように1cmの三つ折りアイロンをかけます。ポケット生地の外側を上にして置き、上側の端を1cmで内側に折ってアイロンをかけ、さらにもう1cm内側に折ってアイロンをかけてください。
ポケットに三つ折りのアイロンがかかりました。
先ほどアイロンをかけた内側の折り目から2mmくらいのところをミシンで縫います。
外ポケットが縫えました。
本体(上)生地にアイロンをかけよう
次の工程の準備として本体(上)生地にアイロンをかけておきます。
本体(上)生地の裏側に折り代がくるよう袋口に1cmの三つ折りアイロンをかけます。生地の裏側を上にしてアイロンをかけて下さい。
次に生地を表側に返し、下から5mm内側に折ってアイロンをかけて下さい。2枚とも同様にアイロンをかけたら上下の折り目は開いておいて下さい。
5.持ち手と外ポケットを本体(上)生地に縫おう
次に外ポケットを本体(上)生地(1枚のみ)に仮止めします。本体生地を表側を上にして置き、外ポケットの中心を合わせて本体生地の下端から折り目に沿って5mm隙間を開けて置きます。
スティックのりを外ポケットの裏側の両端(持ち手に隠れる部分)に塗り、先ほどの位置に仮止めしてください。(スティックのりがなければマスキングテープやまち針で持ち手に隠れない部分を止めて下さい)
外ポケットを仮縫いしたい人はこのタイミングでポケットの左右の端から5mmくらいを仮縫いしてね!
今回は裏側にもなるべく縫い目が出ないようにポケットは仮縫いせず持ち手と重ねて一緒に縫うよ。
続いて持ち手も仮止めします。持ち手位置から持ち手が垂直に立ち上がるように生地の下端の折り目に沿って5mm隙間を開けてクリップで止めます。上下の折り目は開いた状態で止めて下さい。
このとき、持ち手の付け始めの位置は本体(上)生地を折り返した時に折り代が5㎜とれるように確認して位置を決めるようにして下さい。
持ち手を本体(上)生地に縫い付けます。持ち手の縫い目に重ねるようにして端から2mmくらいを下から上側の折り目の少し手前まで縫うようにしてください。本体生地2枚とも同様に縫ってください。
この後の工程で上生地の折り目に内ポケットを挟み込んで縫っていくので上下とも折り目は開いた状態で縫ってね!
持ち手がねじれていないか確認してから縫ってね!
本体(上)生地に持ち手が縫えました。
6.吊り下げポケット(内ポケット)を縫おう
吊り下げポケット(内ポケット)にアイロンをかけます。画像の寸法で生地の表側が内側にくるようにじゃばらに折ってアイロンをかけます。
横から見るとアルファベットのMを横に倒したような形になります。
ポケットの両脇を縫います。端から1cmを縫って下さい。
生地を表に返します。
生地に厚みがあるので少し返しにくいですが、定規や目打ちなどを使って角を整えてください。
吊り下げポケット(内ポケット)が完成しました。
7.袋口を縫おう
吊り下げポケット(内ポケット)は外ポケットがついていない本体(上)生地に付けます。
吊り下げポケットと本体生地の中心を合わせて袋口の折り代にポケットを奥までしっかり挟み込んでクリップで止めます。
内側の折り目から2mmくらいを縫います。もう一枚の本体(上)生地はポケットを挟まずに同様に縫って下さい。
縫い目をより綺麗に仕上げたい人は生地の表側から縫うようにしてね!袋口の端から8mmくらいを縫うといいよ!
生地の厚みでミシンの針の入りが悪いときは無理に動かさず、ミシンの右側についているプーリー(はずみ車)を手前に回して手動で縫い進めてみてね!
袋口が縫えました。
8.本体(上)生地と切替(下)生地を縫おう(折り伏せ縫い)
本体(上)生地と切替(下)生地を折り伏せ縫いで縫います。
本体生地(どちらか1枚)と切替生地が中表(内側に生地の表がくる)になるように重ね、切替生地の端を本体生地の下側の5mmの折り目に挟み込んでクリップで止めます。
切替(下)生地は奥までしっかりと挟み込むようにしてください。
本体(上)生地の端にギリギリかかるくらいのところ(端から5mm)を縫ってください。少しくらい縫い落しても気にせずギリギリの位置でまっすぐに縫って下さい。
目打ちで縫い代を押さえながら縫うと縫いやすいですよ。
折り返した生地の端ギリギリの位置を縫ったところです。
縫えたら重ねた生地を開き、縫い代を切替(下)生地側に倒してアイロンをかけます。
アイロンが面倒な人はコロコロオープナーが手軽でおすすめです。
clover クロバー コロコロオープナー 洋裁便利グッズ
商品番号corocoro
表側から押さえのステッチを入れます。切替(下)生地側で縫い目から2mmくらいのところを縫ってください。
切替部分が折り伏せ縫いで縫えました。
もう一枚の本体(上)生地も中表で切替(下)生地の反対端に重ね、切替生地を下側の折り目に挟み込み同様に縫って、押さえのステッチも入れて下さい。
本体(上)生地と切替(下)生地が折り伏せ縫いで縫えました。
9.脇を縫おう(袋縫い)
生地を外表(外側に生地の表がくる)で半分に折って重ね、端を揃えてクリップで止めます。
袋口の端と切り替えの高さがそれぞれ同じ位置にくるように気を付けて重ね合わせると仕上がりがすごく綺麗だよ!
生地の端から5mmをそれぞれ縫います。
縫えたらハサミで縫い代の端を1~2mmカットしてほつれた糸などが出ないように切り揃えます。縫い目まで切ってしまわないように注意しましょう。
カット出来たら生地を裏返します。
形を整えて、生地の両脇の縫い目のところはしっかり開いておきます。
袋口の端と切り替え部分の端は生地が重なり厚くなっているので、ミシンで縫いやすくするために当て布をしてからラジオペンチで挟んで平らにつぶしておきます。(金づちで叩いてもOK)
生地の端から1cmのところを縫います。
袋口と切り替え部分で縫い目が飛んでしまう(開いてしまう)場合は、何度か返し縫いをするといいよ!
脇が袋縫いで縫えました。
10.マチを縫おう(袋縫い)
生地を表に返し、脇の縫い目が中央にくるようにマチの切り欠きを一直線に揃えてクリップで止めます。
脇の縫い代は吊り下げポケットのついている側に倒したよ!
マチの端から5mmのところを縫います。2か所とも同様に縫って下さい。
縫い代の端を1~2mmカットして切り揃えて下さい。
生地を裏に返してマチを整えます。
マチの端から1cmを縫います。2か所とも同様に縫って下さい。
マチが縫えました。
完成!
表に返して形を整えればミニサイズの裏地なしトートバッグが完成です!
ミニサイズでもマチ付きなのでしっかり収納できます♪
内ポケットはスマホやリップクリームなど細々したものを入れるのに便利です。
マイボトルとお財布を入れてちょっとしたお出かけやお散歩に活躍しそうです!
こちらはA4サイズの裏地なしトートバッグです!ミニサイズと同じく11号帆布で作りました。クタッと感のある柔らかいバッグに仕上がっています。(自立はしません)
A4サイズはマチが12cmもあるので、本当にたっぷり入ります!A4サイズのノートや冊子はもちろん1泊程度のお泊りセットなら余裕で入っちゃいますよ♪
生地の色やサイズを変えてたくさんトートバッグを作ってみて下さいね♪プレゼントにも喜ばれますよ!
持ち手をななめにアレンジ
シンプルなトートバックも持ち手の付け方を変えるだけでぐっと雰囲気が変わるので、ぜひアレンジも楽しんで下さいね!
ポケットサイズと持ち手位置以外は同じ作り方で作ってください。
外ポケットのみ型紙が変わります。画像の寸法で外ポケットをご用意ください。
上側の持ち手位置は変更せず、下側の持ち手位置のみを画像の位置に変更します。
持ち手の端が本体生地に対して斜めになっているので折り目に沿ってカットしてから持ち手を縫って下さい。
今回使った生地
家庭で縫える 11号 帆布 No.21~30カラー 50cm単位 112cm幅 0.56mm厚【商用可能】
使用色 スモークピンク、サンドベージュ、オールドローズ、サファリ
商品番号 11-hanpu-2
今回はミニサイズを例に作り方を説明していくよ!A4サイズも同じ作り方で作ってね!
11号帆布50cmでミニサイズが1つ、1mでミニサイズとA4サイズが1つずつ作れるよ♪