暑くなってくると大活躍する子供服の定番のハーフパンツ。
今回はポケット付きのシンプルなハーフパンツの作り方をご紹介します。
1日あれば簡単に作れるので、ハンドメイド初心者の方にもおすすめです。
ぜひオリジナルのハーフパンツを作ってみてください。
※完成サイズ 100~110サイズ
もくじ
今回参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんの「子供用のポケットの付いたハーフパンツの作り方 100・110サイズ」を参考に作りました。
こちらもぜひご覧ください。
準備するもの
生地(完成110cmの場合) | 長さ | 枚数 |
前ズボン用 | 横23.5cm×縦45cm | 2 |
後ろズボン用 | 横26.5cm×縦48cm | 2 |
脇ポケット用 | 横20cm×縦16cm | 2 |
後ろポケット用 | 横11cm×縦14cm | 1 |
ウエストベルト用 | 横(ウエスト一周の長さ+縫い代2cm)×縦7cm | 1 |
- 生地(上の表を参考に準備してください。)
- 2cm幅のゴム 44~46㎝
- メジャー
- ひも通し(安全ピン2本でもOK)
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- 定規
今回使った生地
綿ポリ 交織 ダンガリー ウィンドウチェック 50cm単位
ブラウン
商品番号 6000₋29 ¥550税込
商品番号 4500 ¥550税込
コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110㎝幅
オリーブ
商品番号 8660 ¥605税込
早速ハーフパンツを作ってみよう!
ハーフパンツを作るのには大きく分けてつの5つの工程があります。
- 生地を裁断する
- ポケットを付ける
- ハーフパンツの本体を縫う
- ウエストベルトを作る
- ウエストにゴムを通す
ではこの5つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.生地を裁断しよう
まずは生地を下記のサイズに裁断しましょう。
長さ | 枚数 | |
前ズボン | 横23.5cm×縦45cm | 2 |
後ろズボン | 横26.5cm×縦48cm | 2 |
脇ポケット | 横20cm×縦16cm | 2 |
後ポケット | 横20cm×縦14cm | 1 |
※ウエストベルト用の生地は、後程ハーフパンツの本体を縫い合わせてハーフパンツのウエストを採寸してから、生地を裁断します。
Baby&Kids * Handmadeさんの動画を参考にして、布に線を引きます。
裁断した後にそれぞれのパーツの裏にフリクション等でパーツ名を書いておくと、表裏も間違えることなく分かりやすいです。
前ズボン、後ろズボンのそれぞれの2枚の生地を中表(それぞれの布の表同士を内側にして合わせること)にして、ずれないようにまち針で固定してから裁断します。
裁断するとそれぞれこのようになります。
2.ポケットを付ける
前ズボンにポケットを付けていきます。
前ズボンの直線の方に脇ポケットを揃えて中表で合わせて、まち針で固定します。
前ズボンと脇ポケットを固定した端から、横6㎝ 縦8.5㎝のところに印をつけて、ポケットの入り口をフリーハンドで曲線を書きます。
曲線が書けたら、その線の上をミシンで縫います。
ミシンで縫った線の5㎜外側を切り落とします。
5㎜切り残したところに、約1㎝間隔で切り込みを入れていきます。
切り込みを入れる際、縫ったところまで切ってしまわないように注意してください。
脇ポケットを前ズボンの裏に返します。
脇ポケットを裏に返しました。
先程縫ったポケットの入り口部分を引っ張るようにして縫い代を割ります。
前ズボンを表に返して形を整えアイロンをかけます。
ポケットの入り口部分の端から約2㎜のところを縫います。(端ミシンをかける)
前ズボンを裏に返して、脇ポケットを半分に折ります。
脇ポケットの下を縫い代1㎝で縫い、端にジグザグミシン(またはロックミシン)をかけます。
脇ポケットがずれないように、前ズボンを表に返し、脇ポケットがある上と横の部分を縫い代5㎜で仮縫いをしておきます。
これで前ポケットの完成です。
次は後ろポケットを作っていきます。
後ろポケットの上を1㎝折ってアイロンでおさえて、さらに1㎝折ってアイロンでおさえます。
折った端を縫います。
折った端を縫いました。
後ろポケットを半分に折って固定し、下の部分を少し角度をつけて斜めに折ります。
折った線のところを切り落とします。
これでポケットの形が出来上がりました。
後ろポケットを四角形にしたい場合は、切り落とす作業は省略してください。
後ろポケットの周りにジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシンをかけたところを、1㎝ほど内側に折りアイロンでおさえます。
生地が重なる角の部分はしっかりめにアイロンでおさえてください。
後ろポケットを後ろズボンに付けていきます。
左右どちらかの後ろズボンの表に、上から約6㎝ 左右の真ん中辺りを測って後ろポケットをまち針で固定します。
固定した後ろポケットの端の約2㎜のところを縫います。
このとき補強のために、ポケット入り口の部分は三角形になるように縫ってください。
①から⑥の順番に矢印の方向で縫うと縫いやすいかと思います。
これで後ろポケットの完成です。
3.ハーフパンツの本体を縫う
後ろズボンと前ズボンを中表に合わせて、股下とサイドを揃えてまち針で固定します。
サイドを揃えて固定するとき、前ポケットも一緒に固定してください
固定した股下とサイドを縫い代1cmで縫い、端にジグザグミシンをかけます。
左右のどちらかのズボンを表に返し、もう一方のズボンの中に入れます。
股上を揃えてまち針で固定していきます。
まずズボンの股の部分を揃えて固定してから、股上の部分も固定します。
先程縫った股下の縫い目は、どちらも後ろズボン側に倒してください。
固定した股上を縫い代1㎝で縫い、端にジグザグミシンをかけます。
中に入れた方の生地を出してズボンを広げます。
ズボンの裾を1㎝折ってアイロンでおさえ、さらに2㎝折ってアイロンでおさえます。
股下とサイドの縫い代は、後ろズボン側に倒してください。
折った裾の際2㎜ぐらいのところを縫います。
裾は縫いにくいですが、一気に縫おうとせず少しづつ生地を動かして下の生地を一緒に縫ってしまわないように気を付けましょう。
これでハーフパンツ本体は縫い終わりました。
4.ウエストベルトを作る
まずウエストベルトの生地を測って裁断していきます。
メジャーを使ってズボンのウエスト1周の長さをぐるりと測ります。
横=ウエスト1周の長さ+2㎝
縦=7㎝でウエストベルトの生地を裁断してください
今回作った110cmサイズのズボンの場合は、ウエスト1周が71㎝でした。
横の長さ=ウエスト1周+2cm
110cmサイズの場合=71cm+2cm=73cm
裁断したウエストベルトを中表で折り、縫い代1㎝で縫います。
上から1㎝を縫い、2.5㎝はゴムの通し口として開けておいて、その下を縫ってください。
縫い代を割って1㎝縫った方を1㎝外側に折ってアイロンでおさえます。
ズボンの本体にウエストベルトを取り付けていきます。
ズボンを表に返して、ウエストベルトの1㎝折った方を下にして中表で合わせて上を揃え、まち針で固定します。
ゴムの通し口はズボンの左右どちらかの縫い目と合わせてください。
ズボンとウエストベルトの固定したところを縫い代1㎝で縫います。
ウエストベルトの生地を上にあげて、アイロンをかけて整えます。
ウエストベルトを内側に折り込み、ズボンとウエストベルトを縫った縫い目を隠してまち針で固定します。
固定したウエストベルトの際2~3㎜のところをズボンの表側から縫います。
あまりキワを縫いすぎると、裏側のウエストベルトが縫えていない場合がありますので、確認しながら縫っていきましょう。
あとはゴムを通してハーフパンツの完成です。
5.ウエストにゴムを通す
完成まであと一歩です!
紐通しがある方は紐通しを使って通してください。今回は安全ピンを使います。
ゴムの両端に安全ピンを取り付けます。
一方は安全ピンを横向きに、もう一方は縦向きに付けてください。
こうすることにより、縦向きの安全ピンで引っかかるので、ゴムが全部中に入ってしまうのを防ぎます。
安全ピンを横向きに付けた方からゴムを通していき、最後まで通したらゴムの端同士を1cm程重ねて手縫いで縫います。
完成です!
これでポケット付きのハーフパンツの完成です。
今回はポケットをハーフパンツ本体の生地と違う生地で作りましたが、全て同じ生地で作ってもかわいいです。
身長約100㎝の息子が穿いて、膝下くらいの少し長めの丈感でした。
もう少し短めの丈がいい方は、縦の長さを調整してみてください。
工程は多く感じるかもしれませんが複雑なものではないので、ハンドメイド初心者の方でも挑戦しやすいと思います。
ぜひ色々生地を変えて色んなハーフパンツをお子様に作ってあげてくださいね。
今回使った生地
綿ポリ 交織 ダンガリー ウィンドウチェック 50cm単位
ブラウン
商品番号 6000₋29 ¥550税込
商品番号 4500 ¥550税込
コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110㎝幅
オリーブ
商品番号 8660 ¥605税込
今回はポケットをハーフパンツ本体とは別の生地で切り替えて作ります。