身近な100円ショップ【DAISO】で販売している口金キットを使って、簡単に作れるがま口ポーチの作り方を紹介します。洋裁初心者の方でも、ミシンや手縫いで手軽に作ることができます。
もくじ
準備するもの

- 100均がまぐちキット(型紙付き)
- 外側用生地 20×26cm
- 内側用生地(裏地)20×26cm
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- ミシン(手縫いでもOK)
- ハサミ
- 糸
- 目打ち
- ペンチ
- ボンド
- アイロン
- 当て布(厚手のもの)
- ものさし
がま口ポーチを作るのに使った生地

きほんの布セット 無地タテ約20cm×ヨコ約24-25cm サンプル 品番3000 No1:19枚
外側用生地【秋空】
内側用生地【朱色】
商品番号 basic-set-3000
¥1,452税込
早速がま口ポーチを作ってみよう
がま口ポーチ作りをするのには大きく分けて3つの工程があります。
- 生地を切る
- 縫う
- 金具をつける
この3つの工程についてゆっくりみていきましょう
1.生地を切る
型紙は、100円ショップのキットに付属のものを使用します。

ポーチの外側になる生地とポーチの内側になる生地それぞれに、布の表面が内側になるように二枚重ねて型紙を置きます。型紙が動かないようにまち針で数カ所止めて、生地を型紙の通りに切ります。


2.縫う
あき止まりに印をつけます。
先程切った生地4枚を重ねて、その上に型紙を乗せて、動かないようにまち針で留めます。縫い止まりと縫うラインの交わり部分(あき止まり)に目打ちをさして生地に穴をあけます。

金具取り付け側を縫います。
外側用の生地と裏地用の生地を各一枚ずつ取り、生地の表面同士が内側になるように合わせます。

穴をあけたあき止まりから、反対側のあき止まりまで、金具がつく方を縫い代5mmで印を付けて、まち針で留めます。

もう一つの生地も同様にして、印をつけます。

印をつけたところを縫います。

印をつけたところを矢印の方向で縫います。同様にもうひとつも縫います。
がま口ポーチの外側の生地を縫います。
今縫った二つのものを開いて下の写真のように並べます。そして、生地の表面同士を内側にして重ねます。

重ねたら、まち針で留めます。あき止まりから反対側のあき止まりまで、縫い代5mmで印をつけます。

印をつけたところを矢印の方向で縫います。

裏地を縫います。
裏地は、返し口をつくるため底部分の真ん中を4,5センチあけて縫います。
返し口とは
そこから生地を引っ張りだしぐるんとひっくり返すために、縫わずに開けておくことです。
裏地生地のフチを揃えます。

まち針で留めます。

返し口となる部分を4、5センチあけて、縫い代5mmの印をつけます。

印をつけたあき止まりから返し口までを矢印の方向で縫います。反対側も印をつけた返し口からあき止まりまでを矢印の方向で縫います。

表へひっくり返します
縫わないで開けておいた返し口の中から、生地を引っ張り出します。



返し口を縫います。
生地をひっくり返したら、形を整えます。
返し口部分の縫い代が見えないように中に折り込んで、アイロンをかけます。


縫い代を折り込んだ返し口部分を揃えて、まち針で留めます。

返し口で開いていた部分を縫って閉じます。

できるだけ、端っこを縫います。
3.口金の金具をつけます
キットに付属の紙ひもを切ります

紙ひもは、口金の長さから両端を1センチずつ短くした長さにします。今回使用した口金の長さは14.5センチのものなので、紙ひもを12.5センチで切ったものを2本用意します。

ポーチの生地を整えます
縫いおわったものを、外側用生地が外側になるようにして、裏地を外側生地の中に入れてポーチの形にします。

がま口を付ける部分にアイロンをかけてととのえます。

口金を付けます
100円ショップで売っている口金を用意します。

金具を開きます。

金具を裏返し、金具の片方の溝の中にボンドを少量ずつを数カ所につけます。先の細いもの(つまようじでもOK)でボンドをのばします。

ボンドをたくさんつけると生地を挟んだ時に出てきてしまうので注意してください。

アイロンでととのえた生地を目打ちを使って押し込むように、生地を金具の溝の中に差し込んでいきます。

次に、先程切っておいた紙ひもを入れていきます。ポーチの中側の方から、中心から外側に向けて紙ひもを入れていきます。


紙ひもは、見えないように口金の溝の奥までしっかりと入れます。
紙ひもがしっかりと入ったら、厚手の当て布を当てて、生地や紙ひもが出てこないように金具のフチをペンチを使ってしめていきます。

※当て布が薄い生地だったり、また力強くやると金具が傷ついたり、へこみができてしまうので注意して下さい。

当て布とペンチを少しずつずらしながら、しめていきます。

金具の反対側も、同様にやります。乾いたら完成です。

参考した動画
今回は、ダイソーの9.5センチの口金で作りました。
けーことんさんの参考動画は8センチの金具を使用し、マチ付きになるように作られています。
100円ショップによって大きさや形が違うものが販売されています。使用生地のサンプル版は色違いの布がたくさん入っていますので、オリジナルでそれぞれ楽しまれるのもいいと思います。

今回使った生地

きほんの布セット 無地タテ約20cm×ヨコ約24-25cm サンプル 品番3000 No1:19枚
外側用生地【秋空】
内側用生地【朱色】
商品番号 basic-set-3000
¥1,452税込
※生地の表裏がわかるようにシールを貼っておくとよいと思います。