今回は、Baby&Kidsさんの「赤ちゃん・子供用サロペットの作り方」で紹介されているサロペット(100cm)で作成します。
もくじ
1 準備するもの
- 型紙
- 布 110cm×140cm(100サイズの場合)
- 2cm幅ウエストゴム(100サイズの場合27cm必要)
- ボタン 2つ(肩紐の長さを変えて着用できるようにする場合は4つ)
- ミシン
- ミシン糸
- 裁ちばさみ
- まち針(クリップでもOK)
- チャコペン・チャコペーパー(チャコペーパーを使う場合はルレットも)
- ものさし
- 紐通し
- 目打ち
- アイロン
2 作り方
サロペットの製作工程はやや多いですが、ひとつひとつはそれほど難しくないのでぜひ挑戦してみてください。
私が各工程にかかった時間を記載しています。
よければ参考にして、すきま時間を活かしながら制作してみてください。
1. 縫う前の準備 (30分)
まずは型紙を準備します。型紙はこちらのサイトから購入できます。
今回は100cmの型紙を使用しました。型紙を印刷し、切り貼りして全部で6パーツを準備します。
次に、型紙を布に固定します。
布をたて方向に半分に折ります。
「わ」と型紙の向きに気をつけて、まち針で型紙を布の上に固定します。
布のたて方向の折り目を「わ」と言います。型紙に「わ」と書いてあるパーツはこの折り目に合わせます。
裁断すると左右対称の形にカットすることができます!
型紙に沿って布を裁断します。
出来上がり線(縫うところ)の印をつけます。
チャコペーパーを使う場合、布の裏側にチャコペーパーを挟み、ルレットを使って型紙の出来上がり線を強くなぞります。すると、二枚重ねの布の裏側に印がつきます。
2. 肩紐を作る(45分)
① 肩紐を準備する(15分)
2枚の肩紐パーツのたて方向(短い辺)の片側の端を1cm布の裏側に折り、折り目をつけます。布の表が内側になる状態(中表)でたて方向に半分に折り、よこ方向(長い辺)の片方の端を縫い代1cmで縫います。
縫い目を真ん中にして縫い目を割るようアイロンがけをします。
布の表側が出てくるように裏返します。
挟むタイプの紐通しを使って裏返すと簡単です。
裏返すことができたら、たて方向(短い辺)の片側の端を1cm折り込み、縫い目が真ん中になるように整えてアイロンをかけます。
最後に、肩紐の3辺の端を縫い代0.2cmで縫います。
② 紐通しを作る(10分)
紐通しとして、たて4cmよこ9cmの布を1枚、裁断します。
よこ方向(短い辺)の両端を各1cm、たて方向(長い辺)の両端を各5mm、布の裏側に折りアイロンをかけます。
たて方向に半分に折り、アイロンをかけます。
長い辺(よこ方向)の両端を縫い代0.2cmで縫い、紐通しの完成です。
③ 紐通しを肩紐に縫いつける(20分)
紐通しの両端を各1cm折り、アイロンがけをします。
100cmサイズの場合、肩紐の縫ってない方の端から11cmのところに紐通しを縫いつけます。
縫いつける位置に、紐通しをまち針かクリップで肩紐に固定します。
紐通しの両端0.2cmくらいのところと、その縫い目から1cm離れたところをそれぞれ縫います。
縫う部分が厚いので特に縫い始めはミシンのはずみ車を回しながらゆっくり縫うのがおすすめです。
紐通しを縫いつけていない方の肩紐を通してクロスさせます。
3. ズボンの脇を縫う(15分)
お尻のカーブが合うように前ズボンと後ズボンを中表に合わせて、ズボンの脇をまち針かクリップで固定します。
前後ズボンはそれぞれ2枚あります。ズボン2組同じように脇を固定します。
ズボン脇を縫い代1cmで縫います。布端は、ミシンの押さえと縫い方を変更して、ジグザグ縫いをします。
4. ズボンの股下を縫う(15分)
ズボンの股下をまち針かクリップで固定します。ズボン2組を同じように股下を固定します。
ズボン股下を縫い代1cmで縫います。布端は、ミシンの押さえと縫い方を変更して、ジグザグ縫いをします。
5. ズボンの股上を前後続けて縫う(15分)
ズボンのどちらかを裏返し、お尻のカーブが合うように中表に重ねます。縫い代はお尻側に倒すようにアイロンをかけておきます。
股上を合わせ、前ズボンと後ろズボンを続けて縫い代1cmでぐるりと縫います。布端はジグザグミシンをかけます。
お好みでポケットをつけてもかわいいです!
ポケットの作り方はこの動画を参考にしてください。
6. ズボン裾を三つ折りにして縫う(20分)
縫い代をお尻側に倒し、布端から1cmの三つ折りにして、アイロンをかけます。
反対側のズボンの裾も同じように三つ折りにしてアイロンをかけます。
三つ折りにしてまち針かクリップで固定し、折り目の上を縫います。
7. 見返しをつける(55分)
① 胸あての見返しをつくる(7分)
見返しの下部分にジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシンをかけた下側を1cm、布の裏側に折り、アイロンをかけます。
それから、1cm折り上げたところを縫います。
② 胸あての見返しとウエストの見返しを縫いつける(8分)
胸あて見返しとウエスト見返しを中表にして重ねます。
ウエストの見返しの両端を縫い代1cmで縫います。
上端・下端から1cmずつを縫い、ゴムの通し口(写真内の矢印部分:2cm)は縫いません。
縫い終わったら、アイロンで縫い目を割っておきます。
③ ウエストの見返しとズボンを縫いつけます(40分)
ズボンを裏返して表側を出します。ズボンと見返しを中表で重ねます。
ズボンの両脇の縫い目はお尻側に倒し、見返しとズボンの脇を合わせてまち針などで固定します。
後ろ中心から5cm外側(100サイズの場合)の位置に、肩紐の縫っていない側を斜めに挟みます。
肩紐を挟む位置はサイズによって異なるので型紙の作り方を確認してください。
出来上がり線を合わせて、まち針で固定できたら、縫い代1cmで縫っていきます。
ぐるりと縫えたら、見返しを返します。布の角は目打ちなどを使ってきれいに返しましょう。返した見返し部分にアイロンがけをして整えます。
ウエスト部分から胸あての見返し部分に押さえのミシンをかけます。
縫い代0.2cm程度で縫っていきます。
最後に、ウエストの見返しの下部分を縫い代1cmで縫います。
8. ウエストにゴムを通す(10分)
ウエスト部分にゴムを通します。ゴムがねじれないように気をつけましょう。
両脇の縫い目(端から1㎝くらい)のところで縫いとめます。
ゴムの長さはお子さんの体に合わせて調節してください。
9. ボタンつけ(30分)
端から1cmくらい内側のところにボタンホールを作ります。
ボタンホールは、ボタンのサイズに合わせて作ってください。
肩紐の表側、端から1cmくらいのところに手縫いでボタンをつけます。
ボタンを2つずつ縫いつけるとサイズ調整が可能になります。
出来上がったので、子どもに着せてみました。
子どもの身長が80cmのため100サイズは少し大きいのですが、試着でウエストゴムの長さやボタン位置を調整して縫いつけると、裾をロールアップにしてなんとか着こなすことができました!
3 アレンジ例
せっかく購入した型紙を一着だけ作って眠らせてしまうのはもったいない!ということで、上の説明で使用したデニム生地以外でサロペットを作ってみました。
(左)ギンガムチェック
なかなか市販されているサロペットでは見かけないような派手色でも、かわいいものが作れます。アメリカンな雰囲気が出ますね。
(右)ブランチェック
大人な雰囲気をまとうサロペットになりました!上品なコーディネートが楽しめそうです。
生地を変えると雰囲気がガラッと変わりますね。ぜひ生地を変えて服いろんな作りを楽しんでみてください!
4 今回使った生地
綿ポリ 交織 デニム 50cm単位
使用した生地
コメットブルー
商品番号 sw2694 ¥605
綿ポリ 交織 ダンガリー ギンガムチェック 50cm単位
使用した生地
12mm トマトレッド
商品番号 4520 ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー グレンチェック 濃くすみカラー 50cm単位 110cm幅
使用した生地
モカ
商品番号 5500-15 ¥550税込
子どもが夜寝てからの約45分×1週間で完成しました。