マルイシオリジナル型紙で作る子供のロングパンツの作り方を紹介します。
生地を変えて何着もつくって着回したいパンツです。ゆとりがあって動きやすく脱ぎ着しやすいので、保育園用にもオススメです。
ゆったりしていて動きやすそう
ロールアップしてもかわいいです
もくじ
準備するもの
- 型紙…ゆるキッズロングパンツ
- パンツ本体用の生地…80cm~(サイズによります)
- ポケット用生地(別布にする場合。パンツと同じ生地でもOK)
- 片面接着芯(うすめ、やわらかめ)
- ウエスト用ゴム…8コールのものを1mくらい
その他、上記の材料と道具類を用意します。
男女兼用 ゆるキッズロングパンツの型紙 5サイズ入り【商用可能】
商品番号 yuru_kids_long_pants ¥1980税込
仮止めクリップ ノーマル 10個セット
商品番号 karidome-clip ¥638税込
使用した生地
綿ポリデニム 交織 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 sw2694 ¥682税込
使用カラー(ダークネイビー)
コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 8660 ¥682税込
使用カラー(ナッツオリーブ)
作製の流れ
各パーツの名称
ざっと流れを把握しましょう
- 型紙を用意する
- 下準備(裁断、印つけ、アイロン)
- ポケットをつける
- タックを入れる
- 股上を縫う
- 脇線と股下を縫う
- ウエストベルトをつける
- 裾を縫い、ウエストにゴムを通す
では、ひとつひとつ進めていきましょう。
型紙を用意する
型紙は生地のマルイシオリジナルのゆるキッズロングパンツです。
男女兼用 ゆるキッズロングパンツの型紙 5サイズ入り【商用可能】
商品番号 yuru_kids_long_pants ¥1980税込
数種類のサイズが記載された型紙なので、その上にハトロン紙を載せ、必要なサイズの線だけを書き写していきます。
紙は何でもいいんですが、ハトロン紙はコピー用紙より透けて、トレーシングペーパーより丈夫なので、型紙を写すのにとても重宝します。
型紙は前パンツ、後ろパンツ、ウエストベルト、前ポケット、後ろポケットの全部で5枚です。
ぬいしろ線以外にも、生地の方向の矢印や、ウエストの印などを書き込みます。
内側のできあがり線は写さなくても特に問題ありません。
ぬいしろ線をハサミでカットします。
下準備(裁断、印つけ、アイロン)
布を切る
写真を参考に生地をたたんで、型紙を置いてください。
生地の耳(はさみで切った痕がない辺)と、型紙の矢印を平行に置きます。
生地を山折りにした折り目に「わ」の部分を当てます。
生地に上下がない場合は、型紙の上下は気にしなくても大丈夫ですが、
柄の方向がある場合やコーデュロイの場合は、型紙の上下は統一して置きます。
特に、コーデュロイは毛の流れが下から上になるように配置します。触るとわかります。
ウエストベルト以外のパーツは左右対称に2枚必要なので、折りたたんで生地が2枚重なったところに型紙を置き、一度に2枚のパーツを切り取るようにします。
ウエストベルトの「わ」の部分は切りません。
まち針で止めるか重りをのせて、ずれないように裁断します。
できるだけ布を動かさず、布を中心に体の方向を変えながら切りましょう。
ロータリーカッターならスイスイ切れますよ。
型紙はありませんが、接着芯も切ります。
前ポケットに貼る接着芯は1cm幅の伸び止めテープでもOKです。
接着芯は少ししか使わないので、100均の接着芯から試してみてもいいですね
いっぱいつくるようになったら、こちらをオススメします
印をつける
型紙ごと数ミリの切り込みを入れます。
目打ちでつけた印が見づらい場合は、目打ちの穴からチャコペンで色をつけたり、しつけ糸を通しておく方法もあります。(切りじつけ)
裁断し終わりました。
アイロン作業をまとめてやっておく
アイロンを滑らせず、ぎゅーっとスタンプを押すようにして圧着します。
アイロン定規があると便利!厚紙に線を引けば自作もできます
ウエストベルトの裏を1cm幅と1.5cm幅で折ります。
上下の折り目をつけたら、最後に中央に折り目をつけます。
ぬいしろ1cmのほうがパンツの外側、ぬいしろ1.5cmのほうがパンツの内側になります。
布の端を針板の線(ガイド)に合わせることで、縫い幅を固定してまっすぐ縫います。
針を見るより、布端を見ましょう。
縫い始めと縫い終わりには返し縫いをします。
針や布端の位置を調整して、幅を決めます
ほつれが気になる場合は、折る前に切り口にジグザグミシンをかけましょう。
布が重なって折り目が浮いてしまうところは、両面接着テープで仮止めすることもできます。スティックのりは布用でなくても使えますよ。
これで下準備は終了です!
ポケットをつける
ここから本格的にミシンを使っていく作業になります。
後ろポケットを縫う
ポケットの仮止めに、まち針の代わりにマスキングテープを使ってもいいです。前述の両面接着テープやスティックのりも使えます。
コバステッチは、布端から1㎜から2㎜の幅で直線縫いすることを指します。
前ポケットを縫う
こまめにアイロンがけするのが初心者の成功のもと!ですが、こんなのもあります。笑
clover クロバー コロコロオープナー 洋裁便利グッズ
商品番号 corocoro ¥990税込
ポケットを縦半分に折ります。
ポケットだけを縫います。前パンツを巻き込まないように注意しましょう。
仮止めは5~7㎜幅くらいで縫います。ぬいしろ(1cm)内におさまっていればOKです。
左右どちらも同様に仕上げます。
タックの向きは左右で反転しますので、注意してください。
股上を縫う
手のひらを合わせるように生地の表同士を重ねることを中表といいます。
後ろパンツの左右、前パンツの左右をそれぞれ縫います。
普通のジグザグでもOKですが、裁ちかがりも便利です
股上のぬいしろを押さえ、強度を上げます。
ぬいしろを倒すときなど、一作業ごとにアイロンを使うと仕上がりがピシッと決まります。
脇線と股下を縫う
股のぬいしろが重なる部分をそろえることが重要です。
ウエストベルトをつける
1.5cm幅に折り目を付けたほうがパンツの内側(おなかに当たる面)です。
内側にゴム通し口をつくるので、1.5cm幅の折り目に近いほうを開けて縫います。
ウエストベルトを写真のようにパンツの中に入れるようにして、印を合わせます。
「わ」の部分が前パンツの中央、ゴム通し口のほうが後ろパンツの中央になります。
1cm幅の折り目のほうをぐるっと1周縫います。
パンツのぬいしろの倒す方向を確認しながら固定してください。脇線のぬいしろは後ろパンツ側に、股上のぬいしろは左足側に。
すでに縫い合わせてあるパンツ表から、パンツとウエストの境目を目安に、1㎜から2㎜横を縫います。
細いゴムを2本通す仕様なので、図のように縫います。端から大体1.2~1.3cm幅です。
裾を縫い、ウエストにゴムを通す
ウエストは少ない力でよく伸び、着脱しやすい仕様です。
型紙に記載されているゴムの長さを参考に、着る人に合わせて調節してください。
完成
できあがりました!
生地を変えて何枚もつくって楽しんでくださいね。
ゆるキッズロングパンツに使用した生地
綿ポリデニム 交織 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 sw2694 ¥682税込
使用カラー(ダークネイビー)
コットン こだわりの国産ツイル 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 8660 ¥682税込
使用カラー(ナッツオリーブ)
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