今回はハンドメイド初心者さんも簡単に作れる、スモックの作り方をご紹介します。入園グッズで必要な方はもちろんですが、ご家庭でもお食事エプロンにしたり、お絵かきや粘土遊びなど服を汚したくない時にも着ていただけますよ!縫いやすい綿ポリダンガリーで作れば、ハンドメイド初心者さんも絶対完成できますよ!ぜひお子様に作ってみてはいかがでしょうか?
もくじ
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前編
後編
準備するもの
- スモックの型紙
- 生地 110㎝幅×1.5m
- 6コールゴム(0.5㎝幅)
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- 目打ち
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
スモックを作るのに使った素材
オリジナルスモックの型紙 長袖 半袖 80 90 95 100 110 120 130の7サイズ メール便5個まで【商用利用可】
商品番号 smock-pattern-all ¥1,320税込
80-130の全サイズが印刷されているので、サイズアップしても使えます。とてもお得ですよ!
スモックの型紙は綿ポリダンガリーに合わせて作ってあるので、綿ポリダンガリーで作るのがおすすめです。
綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ペールモス 1.5m使用
商品番号 7000 ¥605税込
綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
ポケット:ペールグレー
商品番号 8000-29 ¥550税込
シワになりにくい綿ポリダンガリーは洗濯してもアイロン不要なので、入園グッズなど洗濯する頻度が多いものにぴったりですよ!丈夫なので長く使えるのもポイントです!
ライクラ 6コールゴム 5mカット済 【商用可能】
商品番号 6c-gomu ¥550税込
早速スモックを作ってみよう
スモックを作るには大きく分けて8つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- バイアステープを作る
- ポケットを作る
- 身頃と袖をつなげる
- 襟ぐりを縫う
- 袖口を縫う
- すそを縫う
ポイントはしっかりと印をつけることと、アイロンをかけることです。
簡単に作れるので、この8つの工程についてゆっくりみていきましょう。
スモックの部位の名称
上記の名称を使用します。覚えておくと迷わずにできますよ!
1.型紙を用意しよう
まずは型紙の用意をします。下のリンクから購入できますよ!長袖と半袖、丸ポケットと四角ポケットが選べ、80-130の全サイズ印刷されているので、お子様に合ったスモックが作れます。縫い代付きなので、線を写すだけで簡単に生地を裁断できますよ。
オリジナルスモックの型紙 長袖 半袖 80 90 95 100 110 120 130の7サイズ メール便5個まで【商用利用可】
商品番号 smock-pattern-all ¥1,320税込
80-130の全サイズが印刷されているので、そのまま切り取らずハトロン紙など薄くて透ける紙で、作るサイズの型紙を写しましょう。型紙用不織布で写すのもおすすめです。
型紙用不織布 4mカット 100cm幅
商品番号 pattern-paper ¥880税込
型紙の上にハトロン紙を重ね、型紙の線を写します。サイズによってカラー線の色が違うので、分かりやすいと思いますが、写すサイズの角に印をつけてから型紙を写すと、間違えずにできると思います。細かい点線は出来上がり線なので、写さなくても大丈夫です。
パーツ名や布目線、合い印、ポケット位置なども忘れずに書き写しましょう。
合い印とは、2枚以上の布を縫いあわせるとき、ずれないように各々のパーツにつけた印のことです。スモックには身頃と袖に合い印があります。
2.生地を裁断しよう
生地を型紙に合わせて裁断します。型紙に記載されている矢印(布目線)と生地の耳を平行にして、型紙を置きます。
「わ」の取り方
「わ」とは、生地を二つ折りにした折り目の部分ことを言います。
型紙の幅に合わせて無駄が出ないように折りたたんでください。山折り部分に、「わ」と書かれている線を合わせるように型紙をおいてまち針でとめるか、おもりをのせて裁断します。
裁断する時は生地を動かさず、自分が切りやすい方向に移動しながら切るとキレイに裁断できますよ!
バイアス布は、布目線に対して斜め45度の角度で裁断します。下記のリボンマスクの記事に【一度に長くできるバイアステープの作り方】を記載しています。お好きな作り方で作ってください。
印をつける
型紙の印を生地に写します。見頃と袖の合い印に小さく切り込み(0.5㎝くらい)をいれてください。
型紙も一緒に切るといいですよ。
ポケットつけ位置は、角2か所に目打ちで穴をあけて印をつけましょう。
ゴムも指定の長さ(下記表に目安を記載)に切っておきます。前・後見頃の形が似ているので、付箋やマスキングテープなどにパーツ名を書いて、間違えないようにしましょう。これで縫う前の準備ができました。後は縫っていくだけですよ!
サイズ | 80 | 90 | 95 | 100 | 110 | 120 | 130 |
襟ぐり1本(㎝) | 38 | 39 | 39 | 40 | 42 | 43 | 44 |
袖口2本(㎝) | 13 | 14 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
3.バイアステープを作ろう
バイアス布の片方の端を45度の角度でカットします。
端を少しずらして中表(生地の表と表を内側)で合わせます。端から0.5㎝のところを縫います。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返しぬいをしましょう。
端をずらさずに合わせると、広げた時にずれてしまうので注意しましょう。
縫い代を左右に割って、はみ出した部分を切ります。
中心に向かって両端を0.8㎝折ります。
4.ポケットを作ろう
丸ポケットの場合
ポケットの型紙に記載されている出来上がり線のカーブより1㎝外側を切り、丸ポケットの型紙を作ります。
ポケットの上端を三つ折りします。まずは1㎝折り曲げます。アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられます。1㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけます。自作のアイロン定規を作るのもおすすめです。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。
さらに2㎝折ります。
三つ折りした端を縫います。
ミシンの縫い目の長さを4くらいにします。
カーブ部分の端から0.4㎝・0.7㎝に粗ミシンを2本かけます。(丸みのところ6㎝くらい)返し縫いはせずに糸端を長めにとっておきましょう。
布端をおさえながら上糸2本を一緒に引き、ギャザーを寄せるようにしてポケットに丸みをつけます。
表側にしわが寄らないように、丸みをきれいに出してアイロンで形を整えます。
まわりをアイロンで1㎝折ってポケットの完成です。
丸ポケットを厚紙を使って作る場合
粗ミシンをかけるのが面倒だと感じる方に厚紙で型を作る方法をご紹介します。
出来上がり線で切った型紙を厚紙で作ります。ポケット生地の端から1㎝くらいあけて型紙を置きます。
厚紙に沿ってアイロンでカーブをつけて完成です。
簡単なのは厚紙を使った作り方ですが、キレイにできるのは粗ミシンを使った作り方ですね。やりやすい方を選んでください。
四角ポケットの場合
上端を1㎝→2㎝の三つ折りをして縫った後、まわりをアイロンで1㎝折ります。ハンドメイド初心者さんは四角ポケットの方が作りやすいと思います。
ポケットをつける
ポケットを表身頃に付けます。ポケット位置の印に合わせてまち針で固定します。
まち針を内側に刺しておくと縫う時にはずす必要がなく、位置がずれるのを防ぐことが出来ますよ!
上の写真を参考にポケットを縫い付けて下さい。縫う方向を変える時は、針を刺したまま押さえを上げて方向を90度変えて縫い進めましょう。
5.身頃と袖をつなげよう
身頃と袖をつなぎ合わせます。このような状態になるように縫っていきます。
前身頃と袖を中表にして合い印を合わせます。前身頃は1本の合い印で、後ろ身頃が2本の合い印になっています。縫い代1㎝で縫います。
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に布端を合わせて縫いましょう。
ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。
もう1枚の袖も同様に合い印を合わせてつけます。縫い代1㎝で縫いましょう。
後身頃をつける
後身頃と袖を中表にして合い印を合わせます。縫い代1㎝で縫います。
もう一方の袖も同様に縫い代1㎝で縫い合わせます。
身頃と袖がつながりました。先ほど縫った端にジグザグミシンをかけます。縫い代は身頃側に倒しましょう。
ミシンの機能に裁ち目かがりがある場合は、裁ち目かがりで布端を処理したほうがきれいでおすすめです。
脇を縫う
袖で中表で半分に折り、脇を合わせまち針で留めます。
袖口からすそまで一気に縫ってもいいですが、①・②の順番で縫っていくと脇部分がつらずに縫えると思います。この部分を詳しく説明していきます。
①脇の縫い目部分から袖口に向かって、縫い代1㎝で縫っていきます。
②脇の縫い目からすそに向かって、縫い代1㎝で縫います。この時①で縫い始めたところから間をあけないように注意してください。(脇にすき間ができてしまいます。)
縫った端にジグザグミシンをします。袖から身頃部分を縫う時は、まっすぐにしながらジグザグミシンをしましょう。
両脇とも縫えました。
6.襟ぐりを縫おう
まずはバイアステープを襟ぐりの長さに合わせて切る準備をします。
襟ぐり部分をぴったり半分に合わせて固定します。バイアステープの長さを合わせるだけなので、左右のバランスは気にしなくて大丈夫です。
バイアステープを1㎝はみ出して、襟ぐりに沿ってクリップで留めながら長さを合わせます。
襟ぐりの端までいったら、バイアステープを半分に折ります。
クリップを外し端をそろえ、少し短めに切れば襟ぐりの長さに合わせたバイアス布の完成です。
バイアステープは伸びるので、少し短めに切ると襟ぐりにぴったり縫い合わせやすいですよ。
バイアステープを中表にして、輪っか状に縫い代1㎝でつなぎ合わせます。縫い代は左右に割っておきます。
身頃を表に返して、縫い目を合わせて中表でバイアステープをつけます。※身頃の表側にバイアステープを裏向きでつけます。間違えないように注意しましょう。バイアステープのつなぎ目は、目立たないように後身頃側にくるようにしましょう。
縫い代0.8㎝(バイアステープの折り目部分)ぐるりと一周縫います。
カーブがきつい袖山部分は生地を少し引っ張りながら縫いましょう。
バイアステープが襟ぐりにつきました。下端は折り目で折ったまま、縫い代をくるむようにします。
バイアステープが身頃の裏側にくるように、アイロンで形を整えます。表生地が少し見えるようにするときれいに仕上がると思います。
まち針でバイアステープを襟ぐりに固定します。
後身頃側にゴム通し口を1㎝あけてバイアステープの端を縫います。多少布がつってしまっても、ゴムを入れると気にならなくなるので大丈夫ですよ!
ゴム通し口から襟ぐり用のゴムを入れます。ゴムの端にクリップなどをつけておくと、中に引き込まれることがなく簡単にできるのでおすすめです。ゴムがねじれないように気をつけましょう。
ゴムが通ったら、ゴムを1㎝ほど重ねて縫い留めます。ゴムが細いので、手縫いで縫い留めたほうが簡単です。
形がほぼ出来上がりましたね!あと一息ですよ。
7.袖口を縫おう
長袖で作る場合の作り方は、半袖完成の後に記載しています。
袖口を1㎝→1㎝の三つ折りにします。袖の縫い代は先に後ろ側に倒しましょう。
袖口をぐるりと一周縫います。
8.すそを縫おう
すそを1㎝→1㎝の三つ折りにします。
三つ折りした端を縫って完成です。
襟ぐりがゴムなので、頭からすぽっと被るだけで簡単に着ることが出来ますよ!お子様が一人で簡単に着脱できると思います。
長袖の場合
長袖の場合は袖口部分が違うだけで、他は半袖の場合と同じ作り方です。
長袖の場合は袖口用のゴムを2本用意します。
脇を縫うところまでは半袖の作り方を参照して下さい。
脇を合わせて、縫い代1㎝で縫います。
袖口を1㎝→1.5㎝の三つ折りにします。
ゴム通し口を1㎝あけて、三つ折りした端をぐるりと一周縫います。
ゴム通し口からゴムを通します。ゴムが通ったら、ゴムを1㎝ほど重ねて縫い留めます。
長袖のスモック完成です。濃い目の色で作ればお習字用にもぴったりですよ!
使用生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 29-42カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
濃ネイビー 1.5m使用
商品番号 4500-b ¥605税込
ハリがある生地なので、すそが広がるシルエットになります。濃い目の色だと汚れても目立たないのでいいですね!
綿ポリ 交織 ダンガリー ギンガムチェック 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ポケット・バイアステープ:5㎜/グレー
商品番号 4520 ¥550税込
アレンジ方法
半袖の袖口にゴムを入れよう
半袖の袖口にもゴムを入れてみました。まず袖口に1㎝→1㎝の三つ折りをします。
袖口を縫う時に、ゴム通し口を1㎝あけてぐるりと一周縫います。
ゴム通し口からゴムを通します。ゴムの長さはお子様の腕に合わせてください。ゴムが通ったら、ゴムを1㎝ほど重ねて縫い留めます。
110サイズの娘は23㎝の長さで2本用意しました。長袖の袖口ゴムと同じ長さで用意すると、きつくなってしまうので注意です!
パフスリーブっぽくなってかわいいですよね!お好みでアレンジしてみて下さい♪
使用生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位【商用可能】
身頃:ピンク 1.5m使用
商品番号 4500 ¥550税込
綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
袖・ポケット:ピンク
商品番号 8000-29 ¥550税込
袖と身頃の生地を別生地にしてみました。布の組み合わせを考えるのも楽しいですよね♪
すそフリルをつけよう
すそフリル生地を2枚用意します。長さはお好みで変えてください。短くするとギャザーが控えめになり、長くするとギャザーがたっぷりになります。
下端を0.5㎝→0.5㎝の三つ折りにします。三つ折りした端を縫います。細いのでゆっくり縫っていきましょう。
ギャザーを寄せる
ミシンの設定を変更します。縫い目の長さを粗目にし、上糸調子を弱くします。
※粗目にする方法はお使いのミシンによって異なります
上糸・下糸を5㎝くらい引き出しておきます。
上端から0.5㎝・0.7㎝のところに粗ミシン2本を縫います。両側の糸端を長めにとっておき、返しぬいをしないでください。
身頃とすそフリルを半分に折り、中心に印をつけます。見頃とすそフリルを中表にして中心と端をまち針で留めます。
布端をおさえながら上糸2本のみを一緒に引っ張り、ギャザーをよせます。
身頃の長さにギャザーを合わせます。中心で分けて左右にギャザーを寄せましょう。
糸端4本をまとめて結び、ギャザーが広がらないように固定します。
目打ちなどでギャザーを均等に寄せ、まち針でとめます。
縫い代1㎝ですそフリルを縫います。
縫った端にジグザグミシンをします。
縫い代は身頃側に倒し、表から押さえミシン(縫い目から0.2㎝内側を縫う)をします。
すそにフリルがつきました。後の工程はシンプルなスモックの作り方と同様です。
脇を縫う時は、すそフリル部分も続けて縫いましょう。
すそフリルつきのスモックの完成です。フリフリ好きな女の子にぴったりだと思います!シンプルなスモックより、着丈が長くなります。
使用生地
ふんわり柔らかい綿ポリダンガリー 無地 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
みずいろ 1.5m使用
商品番号 8000-1 ¥550税込
綿ポリダンガリーより柔らかい生地なので、すそが広がらずストンと落ち感のあるシルエットになります。
綿ポリ 交織 ダンガリー ストライプ 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ポケット・フリル:5㎜/ペールラベンダー
商品番号 4510 ¥550税込
着用イメージ
左〈普段120サイズの服・やせ型〉120サイズ半袖着用
右〈普段110サイズの服・普通体型〉110サイズ半袖(袖口ゴムアレンジ)着用
左120サイズ長袖着用 右110サイズ長袖(すそフリルアレンジ)着用
生地を切り替えたり、色々アレンジしてお子様好みのスモックをぜひ作ってみてください♪
今回使った素材
オリジナルスモックの型紙 長袖 半袖 80 90 95 100 110 120 130の7サイズ メール便5個まで【商用利用可】
商品番号 smock-pattern-all ¥1,320税込
80-130の全サイズが印刷されているので、サイズアップしても使えます。とてもお得ですよ!
綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
ペールモス
商品番号 7000 ¥605税込
綿ポリ ウィンドウチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
ペールグレー
ピンク
商品番号 8000-29 ¥550税込
ライクラ 6コールゴム 5mカット済 【商用可能】
商品番号 6c-gomu ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位【商用可能】
ピンク
商品番号 4500 ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 29-42カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
濃ネイビー
商品番号 4500-b ¥605税込
綿ポリ 交織 ダンガリー ギンガムチェック 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
5㎜/グレー
商品番号 4520 ¥550税込
ふんわり柔らかい綿ポリダンガリー 無地 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
みずいろ
商品番号 8000-1 ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー ストライプ 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
5㎜/ペールラベンダー
商品番号 4510 ¥550税込
スモックの型紙は綿ポリダンガリーに合わせて作ってあるので、綿ポリダンガリーで作るのがおすすめです。
今回は120サイズの半袖を作っていきます。どのサイズでも同じ作り方ですよ。