今回ご紹介するのは、ノースリーブのブラウスです。使った生地は織ドットという生地で織りかたでドットが出来ていて、シンプルなブラウスに表情が出来て大人可愛く仕上がりました!材料も少なく、気軽に作れる一枚です。

シンプルな形なので丈やフリルなどアレンジも簡単に出来て楽しくなり、もう一枚作りたくなるデザインです。
もくじ
準備するもの
- 前身頃(ブラウスの正面側) 68センチ×56センチ1枚
- 後ろ身頃(ブラウスの背中側) 35センチ×56センチ2枚(後ろが長いアレンジをする場合は35×60)
- バイアス用生地 首周り70センチ×2.5センチを1本、袖60センチ×2.5センチを2本。 残り生地から取ることが出来ました。(市販のバイアステープでも可能)
- ボタン
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- フリルのアレンジをする場合は70cm×15cmの生地を2枚

今回使った生地
今回参考にした動画
今回はBaby&Kids * Handmadeさまの動画を参考にブラウスを作りました。
バイアスの繋ぎ方など丁寧にご紹介していらっしゃるのでぜひご覧ください。
ブラウスを作ってみよう
ブラウス作りをするのには大きく分けて6つの工程があります。
- 生地に型紙を書く
- 生地を切る
- ボタン用ループを作る
- バイアスを作る
- 縫う
- ボタンをつけて完成!
この4つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.生地に型紙を書こう!
まずは型紙です。
今回は生地に直接型紙を書きます。型紙はbabykids-handmadeさまの動画を参考にさせて頂きました。


私はパンツに合わせたかったので、後ろ身頃を4cm長くしました。前身頃の脇の長さに合うように、後ろの裾のカーブから脇につながる線も8cmに上がります。
紫の数字にすると後ろが長いアレンジになりす。
2.生地を切ろう

最初は裾の線を切ります。

- 裾から2cmの脇線に印をつける
- 後ろ側に折る
- 脇線通りに切る
3つの工程を行っておくことで、裾を始末する時に突っ張らなくなります。

裾の処理ができたら生地を切っていきます。
3.ループを作ろう。
後ろ襟(えり)首にボタンをつけるデザインなので、ボタンをひっかけるループを作ります。

前身頃の首周りを切ったはぎれ生地を利用すると便利です。
生地の耳に対して45度に折り曲げて、折山から5mmのところをミシンで縫います。
糸は20cmくらい残して切ります。

ミシンで縫った線から縫い代2mmぐらいで切ります。

長めに残した糸を2本一緒に針に通して、針穴の方から先程縫った生地に通して生地をひっくり返すと紐ができます。
この紐を使ってループを作ります。

ループを二つに折り、ボタンが通せる大きさに縫いとめておきます。
4.バイアステープを作くろう
次は首周りと袖周りをきれいに仕上げるために生地をくるむのに使うバイアステープを作ります。

バイアスには斜めという意味があります。
バイアス生地も生地を斜めに切り、伸び縮みする性質を使って脇や首回りなどの仕上げによく使います。
カーブのある場所に使うことが多いです。

生地を折り紙のように45度に折り、折山に線を引きます。そこから平行に2.5センチの線を引いていき、必要な本数を切ります。
今回は首まわり用に、70cmを一本、袖まわり用に60cmを2本用意します。長さが足りない時はつなぎ合わせても大丈夫です。
バイアステープを作るのが大変な場合や初めての場合は
手芸店や100円ショップなどで売られているバイアステープを利用すると便利です。

切ったバイアスを長い方の辺の両端を5mmずつ折り、アイロンをかけます。

私はまず1センチのところにフリクションで線を引いて線に合わせて折り、アイロンをかけます。反対側も同じように線を引いて折ります。
折り紙を折るようにやってみてくださいね!

これでバイアステープの完成です。
5.縫いあわせよう
後ろ身頃と前身ごろを縫い合わせる

後ろ身頃の中心にジグザグミシンをかけて生地のほつれどめをしておきます。

後ろ身頃を中表に重ねて、中心側をまち針やクリップで止めます。
上から13cmは残して、縫い代1cmで縫います。端は返し縫いをします。

縫ったところをアイロンで開きます。
縫っていない13cmのところも縫い代につなげて1cmでアイロンで跡をつけます。

先程縫わなかった13cmのところを折ったまま縫い代5mmでコの字に縫います。

表側から見ると上のようになります。

次は肩の線がぴったり合うように前身頃と後ろ身頃を中表に重ねます。
肩をクリップで止め、縫い代1cmで縫います。反対側の肩も同じように縫います。

縫い代をジグザグミシンをかけます。

縫い代を後ろ身頃側に倒します。
首にバイアステープをつけて仕上げていく

70cmのバイアステープを首周りにつけていきます。
バイアステープの端を1cm残して、表側から首周りにクリップを止めます。

バイアステープ側を見て、バイアステープのアイロンでつけた線の上をミシンで縫います。

縫い代を5mmに切りそろえ、縫い代に切り込みを一周にいれます。

ミシンの糸を切らないように注意してくださいね。

バイアステープを、立ち上げてアイロンをかけます。端は写真のように折り込みます。

バイアスが身頃の裏側に来るように縫い代を包み込んで、着た時に利き手側にくるようにループを挟み込んで縫っていきます。

バイアステープで包み込んだ時に表側生地が少し見えているようにすると、出来上がりが綺麗です。
裾を仕上げよう

裾を1cmの三つ折りにアイロンで跡を付けておきます。

私は2cmにまず折ってから、その線に向かって1cmで折ます。

両脇を中表に合わせて、まち針かクリップで止めます。

縫い代1cmで縫い、縫い代にジグザグミシンをかけます。縫い代は後ろ側に倒します。

三つ折りにしておいた裾に身頃の裏側を見てミシンをかけます。
アイロンでつけた線から2,3mmのところを脇から一周して1cm ほど重ねて縫います。
袖にバイアステープをつける

袖口にバイアステープを付けます。
バイアステープの片側のみ端を1cm 折り込んでアイロンを掛けておきます。

折ってある端を脇に合わせて、首回りと同じように袖口の身頃の端から1cmのところと、バイアステープのアイロンでつけた線が合うように一周止めていきます。
反対側の端は折り込まずに1cm重ねます。

バイアステープの折り線の上をミシンで縫います。

袖は輪になっているので、生地を縫い込まないように気をつけて下さいね。

一周縫えたら、首周りと同じように縫い代を5mmに切りそろえて、切り込みをいれます。

バイアスをアイロンで立ち上げます。

バイアスが身頃の裏側に来るように縫い代を包み込みます。
バイアステープで包み込んだ時に表側生地が少し見えているようにすると、出来上がりが綺麗です。バイアステープの端から、2,3mmのところを脇からぐるっと一周縫います。
最後は1cm重ねて縫います。反対の袖も同じです。
5.ボタンをつけよう。
首の後ろ、ループの反対側にボタンをつけて完成です。



ちょっぴりアレンジ!
生地が程よく余ったので、袖口にフリルをつけてみました。

70cm×15cmの生地を2枚用意して、4つの辺を5mmの三つ折り(5mmを2回折る)にして、ぐるっと4辺ミシンで縫います。
長い辺を4等分して印を付けておきます。

真ん中をミシンの1番大きな縫い目幅(7mm前後)で縫います。
両端は返し縫いをしはないで15cmくらい糸を残しておきます。
糸を引っ張り、袖口のつけたい長さにギャザーを寄せておきます。

私は脇から、前後3cmずつ開けて付けたので、50cmに縮めました。

前後、脇から3cmのところから、フリルの端をクリップや待ち針で止めます。
肩とフリルの中心も合わせてください。

長さが合わない時はフリルにしたミシンの糸を引っ張ってギャザーを寄せて調整して下さいね。

フリルの糸の上を2、3mmの縫い幅で縫い、ギャザーを寄せた糸は抜きます。

下の生地を縫わないように気を付けて下さいね。
両袖、同じようにつけたら完成です。
①前身頃(正面側)の生地は中表にして、半分に折ります。
…生地を半分に折って繋がっている部分が”わ”になります。
②後ろ身頃(背中側)は2枚の生地を中表に重ねて型紙を書きます。