『元気いっぱい動きたい、だけどちょっぴりおしゃれにしたい』
そんなお孫さんやお子さんの願いがかなうスカッツの作り方をご紹介します。
今、着ているスパッツから型紙を作るので、お孫さんやお子さんのジャストサイズが作れます。
ひとつ、ひとつ、ゆっくり進めれば大丈夫。
スカッツを着たお孫さんやお子さんは、思わずくるっと回ってニッコリされるのではないでしょうか。
製作時間3時間 難易度:★☆☆

*モデル…116cm (120サイズ着用) 76cm(80サイズ着用)
もくじ
今回参考にした動画
を参考にさせていただきました。
準備するもの

- スパッツ用(伸縮性のある生地)生地
- スカート用生地
- お孫さんやお子さんのスパッツ
- ハトロン紙(手芸店で型紙用紙として販売しています)
- 厚紙
- シャープペンシル
- ものさし
- 分度器
- メジャー
- ハサミ(裁断用、糸切り用、紙用)
- チャコペン(フリクションペン)
- まち針とクリップ
- ゴム 1.5cm幅 ×(ウエストサイズの80%)cm
- ゴム通し
- ロックミシン(2本針4本糸)
- 家庭用ミシン
- ミシン針(ニット用針、普通地用針)
- 糸(ニット用、普通地用)
- アイロン
今回使った生地

コットン 白も透けない ミラノリブニット 50cm単位 145cm幅
【商用可能】
¥1,617税込
ブラック
・ニットですが、端が丸まらず縫いやすかったです。
・厚みもあり、秋冬のスパッツにちょうど良いと思いました。

コットン 21ウェール シャツコーデュロイ 50cm単位 【商用可能】
¥1,045税込
マスタード
・秋らしい色とコーデュロイ素材の質感がよかったです。
・サーキュラースカートのウエーブもきれいに出ました。
作ってみよう
スカッツを作るには、大まかに5つの工程があります。
1型紙を作る
2 生地を裁断する
3 スカッツ部分を縫う
4 スカート部分を縫う
5 スカッツ部分とスカート部分を合わせる
ひとつ、ひとつ、ゆっくり進めていきましょう
*今回は120サイズで説明します。
1 型紙を作ろう
①スパッツ

ハトロン紙にスパッツ丈の縦線を引きます。

スパッツのお尻部分を外側にして縦半分に折ります。
ハトロン紙の縦線の右側にスパッツの直線部分を重ねて置きます。
ウエストゴムより下部分の周りをシャープペンシルでなぞり書きします。。

スパッツのお腹部分を外側にして縦半分に折ります。
ハトロン紙の縦線の左側にスパッツの直線部分を重ねて置きます。
ウエストゴムより下部分の周りをシャープペンシルでなぞり書きします。

ウエスト右側と左側の点をつなぎます。

メジャーでお尻側とお腹側の股下の長さを測り、同じになるよう調整します。

裾部分に1.5cm、他の部分は1cmの縫い代をつけます。
線に沿って切ります。
②スカート
今回は、3/4円のサーキュラースカートを作ります。
お孫さんやお子さんの腰回りをメジャーで測ります。(Hcm)
お好みのスカート丈を決めます。(Lcm)
今回は、H=63cm、L=21cmで作ります。
ウエスト部分の半径(r)=(H+10)÷4.71
にお子さんの数値を当てはめてください。
今回のウエスト半径=(63+10)÷4.71 =15.49→15.5cmとします。

ハトロン紙を半分に折ります。
角から、(r)cm→好みのスカート丈に点を描いていきます。
今回は、15.5cm、15.5+21=36.5cmに点を描きます。

角を起点にして、ものさしを少しずつずらしながら点を描きます。

点をつなぎます。

分度器で横線から22°を測り、線を引きます。

裾部分に1.5cm、他の部分は1cmの縫い代をつけます。
線に沿って切ります。
③スカート裾のアイロン定規

厚紙にスカート裾のカーブをなぞり、線に沿って切ります。
カーブから1.5cm内側に線を引きます。

型紙ができました。
2 生地を裁断しよう
生地を裁断します。

スパッツ用生地を縦半分に折り、型紙を置きます。
型紙に沿って裁断します。

スカート用生地に型紙を置きます。
スカートは毛並みがあるコーデュロイ生地を使うので生地の向きに気を付けてください。
*生地を触ってザラザラする方をウエスト側にして裁断してください。
型紙に沿って裁断します。

型紙を同じ向き向きのままで下に動かし、もう一枚裁断します。

スカート生地でベルト部分を裁断します。
ベルト幅 6cm(縫い代含む)
ベルト長さ=ヒップ寸法+10+縫い代2cm
今回は 63+10+2=75cm
スカート(2ヶ所)、ベルト(3ヶ所)に印をつけます。

生地の表裏をわかりやすくするために、裏側にチャコペンで印をつけるか、
マスキングテープを貼るといいよ。

裁断できました。
3 縫っていこう
①スパッツ部分を縫おう
ロックミシンにニット用針、普通地用糸をつけます。

生地を中表に合わせます。

中表とは、生地と生地の表同士が重なるように合わせることです。
写真のように、折り紙の表(柄面)を重ねて裏(白い面)が外側から見えている状態です。

ロックミシンで股上を縫い合わせます。


糸端は、玉結びしてから毛糸とじ針で縫い目に通すときれいに仕上がるよ。

縫い合わせた股上を中央にします。

縫い代を互い違いに合わせます。

股下をクリップで留め、ロックミシンで縫い合わせます。

裾端にロックミシンをかけます。


ロックミシンするところを内側に見ながら縫うといいよ。

裾を1.5cm折り上げます。

家庭用ミシンにニット用針、ニット糸をつけます。
裾下から1cm位をぐるっと一周家庭用ミシンで縫います。


縫う部分を内側にして、ゆっくり回しながら縫うといいよ。

スパッツができました。
②スカート部分を縫おう
ロックミシンに普通地用針、普通地用糸をつけます。
家庭用ミシンに普通地用針、普通地用糸をつけます。

生地の両端(4ヶ所)にロックミシンをかけます。

生地を中表に合わせます。
両脇を家庭用ミシンで縫い合わせます。

アイロンで縫い代を割ります。

ロックミシンの差動を1.5にし、前後別々に裾端を縫います。


ロックミシンの差動を使うとカーブを作りやすいよ。

裾部分にアイロン定規をあて、ロックミシンの直線縫い目2本を引っ張りながらカーブを調整します。

アイロン定規1.5cmの線に合わせながらアイロンで整えます。

裾から1cmを家庭用ミシンで縫います。

ベルト生地横の一辺にロックミシンをかけます。

ベルト生地を縦半分に折ります。
布端に2cmのゴム通し口を残して縫い代1cmで家庭用ミシンをかけます。

縫い代をアイロンで割ります。

ゴム通し口の周りを0.5cm位で縫います。

スカートウエスト部分とベルトを中央→脇→中間の順に中表に合わせます。

縫い代1cmで家庭用ミシンをかけます。
③スパッツとスカートを合わせよう

前後それぞれのスパッツウエスト中央とベルト中央を合わせて留めます。

残りのウエスト部分も合わせながら留めます。

ロックミシンでぐるっと一周縫い合わせます。

縫い代をベルト側に倒してアイロンで整えます。

スパッツ側にベルトを3cm折り込みます。

家庭用ミシンでスカート表側からベルトの際を縫います。


・家庭用ミシンでスカートの内側から縫い代1cmで縫う方法もあるよ。
・しつけ糸をかけてから家庭用ミシンでスカート表側からベルトの際を縫うと
手間はかかるけれど、きれいに確実に仕上げられるよ。

ゴム通し口からゴムを通します。

ゴム端を2cm位重ねて、手縫いかミシンで留めます。
ゴム端をゴム通し口に押し込みます。

できました‼
今回使った生地

コットン 白も透けない ミラノリブニット 50cm単位 145cm幅
【商用可能】
¥1,617税込
ブラック
・ニットですが、端が丸まらず縫いやすかったです。
・厚みもあり、秋冬のスパッツにちょうど良いと思いました。

コットン 21ウェール シャツコーデュロイ 50cm単位 【商用可能】
¥1,045税込
マスタード
・秋らしい色とコーデュロイ素材の質感がよかったです。
・サーキュラースカートのウエーブもきれいに出ました。
布耳と中央線が平行になるように型紙を置いてね。