ハンドメイド初心者さんのミシンデビューにもおすすめ!涼しい夏向けサルエルパンツに挑戦してみませんか?
もくじ
参考にした動画
今回は「Baby&Kids」さんのYouTubeの動画を参考に作成しました。
若干工程が違いますが、作業しながら動画で詳しい説明が見られると思いますので、ぜひこちらもご覧になってくださいね。
準備するもの
今回は100cmサイズを元に作業を進めていきます。
他のサイズは別表にありますので参考になさってください。
- 布
前ズボン…たて37cm×よこ44cmを1枚
後ズボン…たて39cm×よこ51cmを1枚
ベルト部…たて7.5cm幅×ズボン履き口の長さ+2cmを1枚(おおよそ長さは80cmほど)
裾リボン…3.5cm幅×75cmを2本(スリット仕様の場合は不要) - ベルトゴム(1.5~2.0cm幅のもの) お好みの長さ
- チャコペン
- クリップ(またはまち針)
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- ものさし
- ゴム通し
- 目打ち
- アイロン(またはコロコロオープナー)
- アイロン定規(あったら便利!でもなくてもよい)
- テープメーカー(あったら便利!でもなくてもよい)
今回使う生地&便利グッズ
さらっとしなやかコットン×レーヨン♪ コットンレーヨンとろみのあるサラッと春夏チェック 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 4932-9 ¥572 税込
使用したカラー ブラウン×グリーン
商品番号 25-057 ¥990 税込
今回使用する生地はとても柔らかくサラッとしており、軽い着心地のパンツに仕上がります。綿ポリに比べるとテロテロした感じはありますが、糸くずが出にくいですし、初心者さんでも問題なく扱うことができるかと思います。柄合わせの必要がありますので余裕をもった生地の購入をオススメします!
アイロン定規はなくてもいいのですが、色々作っていたら時短て重要!って不思議と思うようになってくるんですよね〜。ちょっとずつ便利グッズを揃えていくと、もっと洋裁が好きになっていくカモ?
早速、子供の5分丈サルエルパンツを作ってみよう
子供の5分丈サルエルパンツの作りには大きく分けて7つの工程があります。
- 布を用意し、直接線を書いてカットする
- ジグザグミシン(ロックミシン)をかける
- 脇を縫いあわせる
- 股を縫いあわせる
- 裾の始末
- ウエストベルト部分を取り付け、ゴムを入れる(スリットの場合はここで終了)
- 裾のひもを作り、通してちょうちょ結びする
この工程についてゆっくり見ていきましょう
1.布を用意し、直接線を書いてカットする
作成するサイズによって生地のサイズも変わってきます。
違うサイズで作る際は他の寸法サイズ一覧表を参考になさってください。
今回は100cmサイズで作成していきます。
前ズボン
寸法に合わせて生地をカットします。
表生地が内側に来るように右側を「わ」にして半分に折ります。
「わ(輪)」とは?
生地を折ったときにできる山の部分のことを言います。
右下の方(股部分になります)を横に6.5cm、縦に10cmのところに印をつけて線を引いておきます。
二点を結んだ線の中心よりも1cm股側へずらし、垂直に3cmの高さのところに印をつけておきます。
二点と頂点を結び、緩やかなカーブで印をつなげます。
上部、左から3.5cmのところに印をつけます。
その印から左下角にまっすぐ線を引きます。
引いた線の中心のところ(黒点線)に印をつけ、そこから外側へ1cmふくらませるように緩やかな曲線を書きます。
赤線を引いたところをカットしていきます。
カットできました!
後ろズボン
同じように中表で「わ」を右にして、右下の股部分のところを横に9cm、縦に8cmの印をつけます。二点を結んでできた線の中心から3cmのところに頂点を置き、前ズボンと同様に緩やかなカーブで印をつなぎます。(赤点線)
前後のズボンで高さが違うので写真のように、左上部に2cm幅の仮ラインをつけておきます。
先程の前ズボンを用意して合わせます。
後ズボンと下部を揃えて合わせカーブを沿わせます。
「わ」の方から20cmくらいのところで角が重なるので、前ズボンの脇の曲線を利用して後ズボンに線を引いていきます。
線が引けました!
交差したところから、右上角にまっすぐの線を引きます。(赤線)
赤線を引いたところをカットしていきます。
前ズボン、後ズボンが出来ました。
前ズボンよりも後ズボンの方が、若干幅が大きくなりますよ。
2.ジグザグミシン(ロックミシン)をかける
前ズボン、後ズボンそれぞれの両脇と股部分にジグザグミシンをかけていきます。
前後まとめてジグザグミシンをかける方が楽なのですが、裾の処理の関係で別々にかけたほうが都合がいいので今回はこの方法にしています。
カーブのきつい股部分のジグザグミシンのかけ方
先に股の部分の急カーブのところに1cm間隔で切り込みを入れてからジグザグミシンをするとシワが寄ってツレるのを防ぐことができるよ!だからと言ってあまり切り込みを深く入れすぎないでね。切り込みは5mm程度で大丈夫!
前・後ズボンのジグザグミシンが縫い終えました。
3.脇を縫いあわせる
前・後ズボンの両サイドをクリップでとめておきます。
スリットを入れたいので、外側の裾から9cmのところに印をつけ、縫い止めする。
1cmの縫い代で縫います。
縫い代1cmで縫えました!
アイロンで縫い代を割ります。
赤点線のようにスリット部分を縫います。
裾に向けて幅を多めにとると、折り返した時にきれいにまとまりますよ。
縫い終えました!
4.股を縫いあわせる
股部分をクリップでとめておきます。
1cmの縫い代で股の部分をぐるっと縫っていきます。
まずは端っこ同士をクリップで固定して、横に引っ張り生地を真っ直ぐにしたら真ん中をクリップで止めて…と均等になるように止めていきます。生地を引っ張り真っ直ぐにしながらゆっくり縫うとうまく出来ますよ♪
軽く引っ張りながら、布をまっすぐにしてゆっくり縫います。
5.裾の始末
1cm折り、さらに1.5cm折り上げて裾まわりを縫います。
股部分の縫い代は割らずにお尻側へまとめて折り畳んだ状態で縫っていってください。
(もちろん割っていただいてもOK!どちらの方法でも良いですが今回は前者で作業を進めます)
股部分の縫い代は後ズボン側に倒して、クリップで固定します。
ふちギリギリ(赤点線)を縫います。
スリット部分が出来ました!
6.ウエストベルト部分を取り付け、ゴムを通す
前後ズボンを縫い合わせた後に、実際のウエスト周りのサイズを測ります。
ウエストの長さ+2cm(縫い代分)で布をカットします。
カットした布は半分に折ります。
下から1cmの部分に印をつけ、ゴム通しの2.5cmをあけてさらに印をつける。
赤点線の部分を、縫い代1cmで縫います。
縫い終わったら、アイロンで縫い代を割っておきます。
1cmで印をつけた側を1cm折り上げて、アイロンをかけます。
ゴム通し部分を確認します。
ズボン本体と、ウエストベルト部を中表に合わせます。
周囲上部を1cmの縫い代でぐるりと一周縫います。
ウエストベルト部を持ち上げて、縫い代も一緒に上にまとめて折りたたみます。
裏の縫い目が隠れるようにウエストベルト部を内側に被せます。
ウエストベルト部の上下(赤点線)を一周、端ミシンをかける。
布端を決まった寸法で縫うこと。
この作業をすることによって布の固定ができ、折り目を安定させたり、強度を増したりする役割りを果たします。端縫い/コバステッチともいいます。
特に指定がない場合は2mm程度の幅で端ミシンをかけていきます。
端ミシンをかけます。
サルエルパンツ本体、縫い終えました。
ゴムを通します。
必要な分だけゴムを通したら、ゴムの端をほつれないように四角くミシンで縫います。
スリットタイプで仕上げる場合は、ウエストゴムを通して完成です。
リボンを痒がるお子さんもいらっしゃるかもしれませんので(私だけかも?)
活発なお子様や、足回りがゆったりするのを好む方はこちらがオススメです!
7.裾の紐を作り、通してちょうちょ結びをする
市販のバイアステープや綿テープなどでも代用出来ますが、今回は共布(本体と同じ生地)で紐を作っていきたいと思います。
(100サイズで作る場合)
幅3.5cm〜4cm×長さ75cm(長さはお好みです)を2枚用意してください。
テープメーカーがなくても4つ折りが出来れば大丈夫です。
丁寧に四つ折りをしたら、ギリギリのところに端ミシンをかけます。
紐を通します。
完成です\( ˆoˆ )/
ほかの作品例
ご覧になってみていかがですか?
同じ型紙でも生地が違うだけで随分と雰囲気が変わりますよね。
今回使った生地&便利グッズ
さらっとしなやかコットン×レーヨン♪ コットンレーヨンとろみのあるサラッと春夏チェック 50cm単位 110cm幅【商用可能】
商品番号 4932-9 ¥572 税込
使用したカラー ブラウングリーン
商品番号 25-057 ¥990 税込
他のサイズ寸法一覧表
70-80cmサイズ
80-90cmサイズ
110cmサイズ
120cmサイズ
130cmサイズ
サルエルパンツとは?
股下にゆとりを持たせたデザインのボトムスで、イスラム文化圏の民族衣装として知られる『サルール』が原点と言われているよ。