今回紹介するサルエルパンツは、前側と後ろ側の2つのパーツで出来ているので、作るのがとっても簡単!ひとつひとつ丁寧に縫っていくと、あっという間にかわいいパンツが完成します☆
初めてズボンを縫うハンドメイド初心者さんにもオススメです!
ズボンって作るの難しいかな?と思っている方も、ぜひチャレンジしてみてください!!
もくじ
今回参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんの「【型紙不要】ウエストフリルのサルエルパンツ(長ズボン丈)の作り方【70.80.90.100.110 .120㎝】」を参考に作りました。
こちらもぜひご覧ください。
準備するもの
- 生地
- ゴムひも
- チャコペン (フリクションでもOK)
- はさみ
- 定規
- まち針 (クリップでもOK)
- ひも通し (安全ピンでもOK)
- アイロン
- ミシン
- あれば…文鎮、アイロン定規
今回使った生地
綿ポリ 交織 藍染風 ダンガリー 50cm単位 110cm幅
ピンストライプ
商品番号 8500 ¥605税込
綿ポリ 混紡 ポプリン 無地 50cm単位
グリーン
商品番号 6526-101 ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
マリンブルー
商品番号 4500 ¥550税込
早速サルエルパンツを作ってみよう
サルエルパンツ作りをするのには、大きく分けて4つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地に型紙を写し、裁断する
- 縫う
- ゴミひもを通す
この4つの工程についてゆっくりみていきましょう!
型紙を用意しよう
まずは型紙の準備です。
Baby&Kidsさんの動画「ウエストフリルのサルエルパンツ(長ズボン丈)の作り方【70.80.90.100.110 .120㎝】」で紹介されているカット線を参考に、作りたいサイズの型紙を作成してください。
生地に型紙を写し、裁断しよう
生地を長方形に裁断する
まず、生地を用意し、前ズボン1枚と後ろズボン1枚の2枚、生地を裁断します。
下記の表を参考に、作りたいサイズの大きさにカットしてください。
サイズ | 前ズボン(横cm×縦cm) | 後ろズボン(横cm×縦cm) |
70-80 | 40×46 | 42×48 |
80-90 | 42×52 | 44×54 |
90-100 | 44×60 | 46×62 |
100-110 | 46×68 | 48×70 |
110-120 | 48×76 | 50×78 |
前ズボンを写す
前ズボン用の生地を中表に半分に折り、型紙を写していきます。
型紙はオレンジの点線の部分を生地端に合わせ、赤線の箇所を生地に写します。
型紙を写すときは文鎮があると便利ですが、ない場合はスマホやリモコンなど、少し重みのある身近なもので代用してみてください。缶詰などもオススメです。
後ろズボンを写す
次に、後ろズボンの生地を中表に半分に折り、型紙を写していきます。
①型紙のオレンジの点線部分を生地端に合わせ、赤線を写します。
②型紙を裾の右端までを動かし、脇のカーブを写します。
上側は、わの上から型紙の右上を直線でつなぎ、線を引きます。
線に沿ってカットする
前ズボンと後ろズボンの型紙が写せたら、生地を半分に折ったまま写した線に沿ってカットします。
前ズボンと、後ろズボンの裁断が出来ました。
縫っていこう
股下を縫う
縫う準備をする
前ズボンと後ろズボンを中表に重ね、股下を合わせます。
①裾の内側にゴム通し口の印をつけます。
裾から1cm、その上1.5cmの位置に、両足とも印をつけます。
②股下をクリップで固定します。
点線部分を縫う
それではミシンを用意して縫っていきましょう!
端から1cmのところを縫っていきます。ゴム通し口の印の1.5cmは縫いません。
縫い始めと縫い終わりには、返し縫いをしてください。
股下のカーブのキツイところは、ゆっくり少しずつ縫っていきましょう。
数針縫ったら針を止め、押え金を持ち上げ布を動かし向きを整えながら縫うと、綺麗なカーブが縫えますよ。
ジグザグミシンをかける
縫えたら、ゴム通し口の上側の印より5mm上に、縫い線ギリギリまで切り込みを入れます。
両足とも切り込みを入れてください。
切り込みより上の布端にジグザグミシンをかけ、生地の端がほつれてこないように処理します。切り込みより下は縫いません。
今回は、「裁ち目かがり縫い」で端処理をしています。
生地端を包むように縫ってくれるので、ジグザグ縫いより布端がほつれにくく、綺麗に仕上がるのでミシン初心者さんにもオススメです!
お手持ちのミシンでも裁ち目かがり縫いができるかぜひ確認してみてください。
ジグザグミシンをかけました。
縫い代を後ろに倒し、アイロンをかける
アイロンを用意します。
縫い代を後ろズボン側に倒し、アイロンをかけます。ゴム通し口の部分は、縫い目から開き、アイロンを掛けます。
もう一度縫って補強する
股下は力の加わりやすい部分なので、もう一度縫って補強します。
縫い代は後ろズボン側に倒したまま、先ほど縫った線から3mm位の際を端から端まで縫います。
股下が縫い終わりました。
両脇を縫う
縫う準備をする
ズボンを中表に戻します。
片方の脇の生地端を合わせ、ウエストのゴム通し口の印をつけます。
上から1cmと、その下1.5cmのところに印をつけます。
点線部分を縫う
両脇の生地端を合わせクリップで固定します、端から1cmのところで縫い合わせます。
ゴム通し口の印の間の1.5cmは縫いません。
(ゴム通し口は片方だけでいいので、反対側は上から下まで縫います)
ジグザグミシンをかける
ゴム通し口の下側の印から5mm下の位置に、縫い目ギリギリまで切り込みを入れます。
切り込みから下にジグザグミシンをかけます。
反対側の脇は、上から下までジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシン(裁ち目かがり縫い)をかけました。
縫い代を後ろに倒し、アイロンをかける
縫い代を後ろズボン側に倒し、アイロンをかけます。
ゴム通し口は縫い目からしっかり開きます。
両脇にアイロンをかけ、両脇が完成しました。
裾を縫う
縫う準備をする
①裾を1cm折り上げ、アイロンで型をつけます。
②更に1.5cm折り上げ、アイロンで型をつけます。
両足とも折ってください。
点線部分を縫う
折り上げた端の際をぐるりと1周縫います。
ズボンの裾のような小さな輪を縫うときは、写真のように輪の中に針を落として縫っていきます。生地がねじれないように、ズボン全体の向きを整えながら縫うのがコツです。
ウエストを縫う
縫う準備をする
①ウエスト周りを1cm折り返し、アイロンで型をつけます。
②更に1.5cm折り返し、アイロンで型をつけます。
点線で縫う
①折り返した3mm位の際をぐるりと1周縫います。
②①で縫った線より1.5cm上をぐるりと1周縫います。
ズボンのウエスト周りなど大きな輪を縫うときは、写真のようにミシンのテーブルごと輪の中に入れるようにして縫っていきます。ズボン全体を回して、生地がねじれないように整えながら縫います。
裾とウエストが縫い終わりました。
ゴムひもを通そう
ウエストと裾のゴム通し口からゴムひもを通します。
ゴムの長さはお子さんに合わせてご用意ください。
①ゴムひもの片端に安全ピンをつけて通していきます。
もう一方の端にはクリップをつけて、中に全部入ってしまわないようにします。
②ゴムが1周通ったら、両端を重ね縫い留めます。
ウエストと裾にゴムを通して、ズボンを表に返したら完成です
アレンジ
アレンジを加えて、兄妹お揃いパンツを作ってみました。
左は娘用に80-90サイズで作りました。ウエストのフリルを大きめにし、丸いリボンポケットを左右につけました。
右は息子用に100-110サイズで作りました。ウエストはフリルなしで太めのゴムを入れ、裾にはゴムを入れていません。少し角ばったリボンポケットをひとつつけました。
ポケットの形は、どちらも手持ちのズボンのポケットから型を取りました。
お好みでアレンジも楽しんでみてくださいね!
今回使った生地
綿ポリ 交織 藍染風 ダンガリー 50cm単位 110cm幅
ピンストライプ
商品番号 8500 ¥605税込
綿ポリ 混紡 ポプリン 無地 50cm単位
グリーン
商品番号 6526-101 ¥550税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
マリンブルー
商品番号 4500 ¥550税込
今回使用した生地は3つとも綿ポリで、糸くずが出にくく扱いやすかったです。
ダンガリー無地が1番生地が厚めで、シャキッとした印象に仕上がりました。
藍染風は無地よりも触り心地が柔らめで、少しふんわりした印象になりました。
ポプリンが一番生地が薄くサラッとした触り心地です。
暑い季節や汗かきっ子には、爽やかに着れそうなポプリンがオススメです!
今回は80-90サイズで作成していきます!
80-90サイズを作るのに必要な、前ズボン用生地(42cm×52cm)1枚、後ろズボン用生地(44cm×54cm)1枚を準備しました。