生地のマルイシの店長石井です。
今日はプリーツ生地の始末についてご紹介します。
もくじ
先始末と後始末の二種類があります
プリーツ生地の始末の方法には、
プリーツ加工前に始末する先始末とプリーツ加工後に始末する後始末
の二種類があります。
先始末
プリーツ加工前に
・ルイス(すくい縫い)ミシン
・ロックミシン
などで始末します。
プリーツを開かずに始末できるのが特徴ですが、
製品仕様に合わせての加工となる為、手芸用途には向かないかと思います。
キット化すれば先始末も使えそうですね。
後始末
一方、後始末はプリーツ加工を施した後に始末をする事をいいます。
この場合、
・プリーツを開いて巻きロック
・プリーツを開いてロック→2つ折
・プリーツを開いて三つ折り
などのパターンが多いそうです。
1.プリーツを開いての始末
プリーツを開かずに始末
デザインによっては開かず始末したい場合もあります。
例えば、こういうバッグやスカート
先処理したものをプリーツ加工するのが一番綺麗なのかもしれませんが、ここでは後始末でやってみます。
開かずにロックミシン→二つ折り で始末しました。
通常はあまりこういったことはしないそうですが、問題なさそうに見えます。
が、注意点があります。
注意して縫わないとプリーツを潰してしまう場合があります。対処法としては、押さえがプリーツを潰しているときは一旦押さえを上げることです。試していませんが、滑りのいいシリコン押さえを使うのも有効かもしれません。
開かずに始末できるとなると、こういう切替デザインにも対応できます。
開かずにロック始末→別布と縫い合わる→片倒し→押さえミシン
ミニチュアスケールですが、ワンピースやブラウスの切替もこんな感じでやると可愛いと思います。
途中までプリーツであとは消したい
こんな感じのデザインで作りたい場合、全面プリーツだと困りますよね。
そういう場合は、プリーツを好みの長さに調整することも可能です。
アイロンをスチームも使って、しっかり当てるとプリーツは消えます。
洗濯してもプリーツは残りますか?
数回の洗濯テストも行いました。結果としては、洗濯前と洗濯後、全く同じではありません。若干、プリーツの角が柔らかくソフトになったような風合い、見た目になります。
ですが、数回の洗濯でプリーツが取れてしまうということはありません。↑の画像は洗濯後のものです。
注意点:プリーツは熱で取れます
アイロン、スチーム、乾燥機、洗濯機の温風ほぐしでプリーツは取れます。ご注意ください。
最後に可愛いプリーツデザインの洋服や雑貨を紹介します
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