ウエストゆったり、足元すっきりで動きやすいテーパードパンツ(後ろポケット付き)
の作り方をご紹介します。
シンプルな工程なので、初心者さんでも大丈夫。2.5~3時間で作れます。
秋色パンツのシンプルなコーディネートでお孫さんやお子さんもちょっぴり大人っぽく見えるかもしれませんね。
*モデル…116cm 、 20kg
130サイズ着用
120サイズ着用
もくじ
今回使用した洋裁本
準備するもの
- 生地(必要な長さは下の表を参考にしてください)
- ゴム(必要な長さは下の表を参考にしてください)
- ゴム通し
- ハトロン紙(手芸店で型紙用紙として販売しています)
- シャープペンシル
- ものさし
- ペーパーウエイト(型紙を写す時の重しになる物)
- ハサミ(裁断用、糸切り用、紙用)
- チャコペン(フリクションペン)
- まち針(クリップ)
- 糸
- アイロン
- アイロン定規(あると便利です)
- ミシン
サイズ | 生 地 | ゴ ム |
---|---|---|
生地幅110cm | 幅2cm | |
90 | 80 | 43 |
100 | 90 | 45 |
110 | 100 | 47 |
120 | 110 | 50 |
130 | 120 | 53 |
今回使った生地
秋冬にオススメ!よく伸びる丈夫なデニム
コットン ウールデニムストレッチ ネイビー 50cm単位 【商用可能】
¥792(税込)
・ストレッチ生地ですが、普通生地用の針と糸で大丈夫でした。
・厚めの生地なので寒さに向かう季節にピッタリです。
・作っているうちに指先が薄く藍色になったので、お洗濯は
1,2回別洗いがいいかもしれません。
作ってみよう
テーパードパンツを作るには、大まかに
4つの工程があります。
- 型紙を準備する
- 生地を裁断する
- 生地を縫う
1 ポケットを作って後ろパンツに
つける
2 脇と股下を縫う
3 股上を縫う
4 裾を上げる
5 ベルトをつける
- ゴムを通す
ひとつ、ひとつ、ゆっくり進めていきましょう
*今回は120サイズで説明します。
1 型紙を準備しよう
「ハンドメイドベビー服enannaの90~130センチサイズのこども服」添付の
実物大型紙D面を広げます。
テーパードパンツは、Oで記載されています。(ポケット、後ろパンツ、前パンツ)
作るサイズの角に印を付けます。
型紙の上にハトロン紙をのせ、ずれない
ように重しを置きます。
型紙の線を写します。
ポケット付け位置、布目線↔も忘れずに写してね。
布目線は「布のたて地」(タテ糸の方向)。布地の耳と同じ方向です。
↔印は「(布目線に)この↔方向に
あわせて配置してください」の意味です。
p56の裁ち方図を見て縫い代をつけます。
縫い代は基本1cmだけど、
ポケット口や裾は3cmだよ。
裾の縫い代は下の作り方を見てね。
裾の縫い代は仕上がり線と縫い代線を引き、型紙を切りながら作ります。
型紙を縫い代線に沿って切り離します。
型紙ができました。
2 生地を裁断しよう
生地を裁断します。
裁ち方図を参考にして、生地の上に型紙を置きまち針で留めて裁断します。
ベルトは作るサイズに合わせて裁断します。
今回は、横8cm x 縦78cm x1枚(縫い代含む)を裁断します。
今回は、毛並みがあるコーデュロイ生地を使っていないので本に書いてある
「逆下一方裁ち」は気にしなくていいよ。
*ハサミの右側に型紙がくるように、生地は動かさず身体を裁断する方向に動かすとズレずに裁断できます。
生地が裁断できました。
生地の表裏をわかりやすくするために、裏側にチャコペンで印をつけるか、
マスキングテープを貼るといいよ。
(今回は、表裏がわかりやすい生地なので省略しました。)
3 縫っていこう
①ポケットを作って、後ろパンツにつけよう
⑴ポケットを作ります。
ポケットの周りにジグザグミシン(ロックミシン)をかけます。
ポケット口を順に1.3cm 、1.7cmアイロンで折ります。
ポケット口から1.5cm内側を縫います。
ミシン板ガイドライン1.5cmに布端を合わせて縫います。
ポケットの周りを1cmアイロンで折ります。
ポケットができました。
(2)ポケットを後ろパンツにつけます。
後ろパンツの型紙のポケット付け位置に目打ちなどで穴を開け、後ろパンツ生地に
チャコペンで印をつけます。
もう1枚の、後ろパンツ生地にもチャコペンで印をつけます。
後ろパンツのポケット付け位置にポケットを置き、待ち針かマスキングテープで留めます。
布端から0.2cm内側を縫います。
ポケット口は、力が掛かるので①か②のように縫うよ。
ポケットが付きました。
②脇と股下を縫おう
前パンツと後ろパンツを中表に合わせます。
中表とは、生地と生地の表同士が重なるように合わせることです。
写真のように、折り紙の表(柄面)を重ねて裏(白い面)が外側から見えている状態です。
脇と股下を縫い代1cmで縫い合わせます。
脇と股下の縫い代を2枚一緒にジグザグミシン(ロックミシン)をかけます。
縫い代は後ろ側に倒してアイロンで整えます。
もう一組も同じようにして縫います。
③股上を縫おう
②で縫い合わせた二組のうち一組を表に返し、もう一組の中に入れ込みます。
股上をまち針(クリップ)で留め縫い代1cmで縫い合わせます。
縫い代を2枚一緒にジグザグミシン(ロックミシン)をかけます。
縫い代を右側に倒してアイロンで整えます。
表側から縫い目から0.2cm外側を縫います。
これで、縫い代が押さえられます。
縫い目を開くように両側に
優し~く引っ張りながら縫うといいよ。
下側の生地を巻き込まないようにしてね。
④裾を上げよう
裾端から順に1.3cm、1.7cmアイロンで折ります。
裾から1.5cm内側をぐるっと一周縫います。
生地表を内側に見ながら縫うといいよ。
1.5cmのガイドラインに布端を合わせて縫ってね。
⑤ベルトをつけよう
ベルト生地を横長に置き、中心線と上下1cmにアイロンで折り目をつけます。
折り目を開き、中表に縦半分に折ります。
ゴム通し口を残して、縫い代1cmで縫います。
縫い代をアイロンで割ります。
ゴム通し口の周り0.2cm外側を縫います
パンツとベルトを中表に合わせ、縫い代1cmでぐるっと一周縫います。
ゴム通し口が下側になっているよ。
縫い代をアイロンで落ち着かせます。
布端1cmの折り目を縫い目に少しかぶせて待ち針で留めます。
折り返しました。
ベルトの縫い目から0.2cm上側をぐるっと一周縫います。
内側から縫ってもいいけれど、表側から縫えば、よりきれいに仕上がるよ。
4 ゴムを通そう
ゴム通し口からゴムを通します。
ゴムの長さは、お子さんやお孫さんの身体に合わせてください。
ゴム端を2cmほど重ねて、縫い合わせます。
できました‼
今回使った生地
秋冬にオススメ!よく伸びる丈夫なデニム
コットン ウールデニムストレッチ ネイビー 50cm単位 【商用可能】
¥792(税込)
今回は同系色の糸を使いましたが、鮮やかな糸にすればステッチが映えると思います。
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いつも応援ありがとうございます。😊
ベルトの型紙は無いので生地に直接線を引いて裁断するよ。