こんにちは。
ミシン歴1年のugaです。
小学生の子どもとお揃いのエプロンがほしくて、kcotonさんの動画【着脱簡単エプロン】ジュニアサイズ 大人サイズ★後ろマジックテープ 肩ひもにゴム★かんたん製図をお手本に、作ってみました!
私が《このレシピいいな!》と思ったポイントは3つ。
- 1枚の型紙で2サイズのエプロンが作れる
- 2枚同時に作ることで上達が早い
- 2枚作るからデザイン遊びが2倍楽しめる
簡単に可愛いエプロンが2枚も作ることができるので、ハンドメイド初心者さんや洋服を作ったことがない方のデビュー作におすすめです。
準備するもの
- 大人用生地 108×100cm
- ジュニア用生地 108×100cm
- 12コールゴム 50cm以上(必要分は一人12cmですが長い状態のゴムを準備します)
- マジックテープ 2~3cm幅 5cm×4本
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- 目打ち

今回使った生地

綿ポリ 混紡 ジャカード サークル&ライン 50cm単位
使用した生地
パープル
ダークグレー
商品番号 1500 ¥814税込
早速エプロンを作ってみよう
エプロン作りは大きく分けて5つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地に型紙を写す
- デザイン(配置)を考える
- 下準備(アイロン)をする
- 縫う
この5つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう
まずは型紙の準備です。
親子エプロン(大人用・ジュニア用)を2枚同時に作っていきますが、型紙は1人分でOKです!
だから楽チンです。
無料型紙はこちらからダウンロードできます。
ダウンロードができないという方は、kcotonさんの製図寸法と動画を参考に型紙を作っていきましょう。

動画では新聞紙を使っていますが、私は別の紙を使い型紙を作りました。
自己流なので恥ずかしいですが公開します。
今回は四角いパーツが多かったので「紙袋」を利用して作りました。

紙袋サイズは 縦約40cm×横約40cm×マチ15cmです。

これだけ直線と直角があれば、四角の型紙なら簡単に作れる感じがしませんか?
四角の型紙は各パーツの長辺を基準にすると手早く型紙作りができちゃいます。
今回のエプロン本体も四角の型紙のアレンジになるので、紙袋の型紙がおすすめです。
効率よく作るコツは「面積の大きいものから作成する」ことです。
紙袋の一番長い辺が決まれば、残りのパーツの位置決め作業が楽チンになります。

写真の 1から順に作っていきます。
今回は型紙を紙袋で作ったので、足りない部分に余っているところを移動させて型紙を作ります。

手順1の《本体のカーブ部分》を作っていきます。
脇線と肩線の端から内側に4cmの位置(●印)を直線で結び、その中央から 6cm内側に入った地点 A に印をつけます。
赤色(●→A→●)の上を通過するカーブ線をフリーハンドで描いてきます。


kcotonさんは動画の中でササーッときれいなカーブを描いていますが、不器用な私はフリーハンドで自然なカーブを描く自信がありません。
そこで、ひも状のもの(巻き尺)を利用してカーブを作り、目印を付けたその上を通過するように線を引くことにしました。

目印を付けたら、線を引いていきます。

一気に線を引かず、半分ずつ線を引きました。
小指側の手を机から浮かさず、ペンの動きに合わせて軽く机の上を擦るように手を動かしていくと、線がヨレにくいです。

型紙のパーツが全部描けたら、ハサミで切り抜きます。
写真では紙袋の持ち手を付けたままになっていますが、型紙を写すときに邪魔になるので、カットしてくださいね。
出来上がった型紙は
本体、肩ひも、見返し、マジックテープ用タブ、ポケットの5種類です。
用語
mi 見返し【おさいほう用語】 (yousai.net) タブとは – コトバンク (kotobank.jp)
見返し…ブラウスなどの前あわせなどの裏や「身頃」のえりやそでぐりなど、直接布の端が表に見えないようにしたり、補強したりするためのパーツ。
タブ…引っ張ったりつるしたりするためのつまみ。衣服についているたれ。
2.生地に型紙を写していこう
型紙を作ることができたので、生地に写し取っていきます。


エプロンは服の上から着用しますので、通年着用できるように、タブの型紙に《1cmプラス》と記入してゆとりを持ってエプロンを作成します。

今回は同時に大人用・子ども用エプロンを作っていきますが、型紙は、大人用から写していきます。
タブを写し取るときは、先ほどゆとりをつけた、1センチを忘れないように描いていきます。

大人用が終わったら、ジュニア用に移ります。
ジュニア用の《肩ひも》《タブ》は、型紙の折り線部分を折ってから写します。
タブは1cm増やさないように、二重線で消しておきました。

写し終えたら、ハサミやロータリーカッターを使って、丁寧に生地をカットしていきます。

カーブ部分は、不器用さんの場合ハサミが良いかもしれません。
私はロータリーカッターの使い方が下手で、せっかく型紙で頑張った自然なカーブがガタガタになってしまいました。
3.デザイン(配置)を考えよう
生地のカットができたら、次はお楽しみの《デザインを考える》です。
今回私が選んだ生地は、ジャカード(Jacquard,ジャガードとも言う)というもので、はじめて手にしました。
ネットで調べたところによると、フランス人発明家のジャカール(Joseph Marie Jacquard)が考案した織機を使用して作られた織物を指すようです。
いつも使っているプリント生地と違うのは、裏と表がなくどちらを表にしても使えるという《面白さ》です。
生地を検索しているときに《生地のマルイシ》の店長さんが生地紹介の動画 綿ポリの新柄をご紹介 – YouTube の中で《裏表、お好きな方で》と楽しそうに語っていたのに魅かれて使ってみることにしました。
ジャカード生地は本当に何パターンもの組み合わせができそうだな、と内心楽しくてたまりません。
いろいろと試し置きして、出来上がりを想像してみます。


肩ひもやタブは本体と反転させて、生地の面白さを生かすことにしました!

4.下準備をしよう
デザインが決まったら、下準備として本体以外のパーツにアイロンをかけておきます。

《タブ》は2枚とも上下1cm折ってアイロンをかけ、縦半分に折りアイロンをかけます。

《肩ひも》は上下1cm折ってアイロンをかけ、横半分に折りひも状にしてアイロンをかけます。

《見返し》のアイロンは、長辺のどちらか一方に1cm幅に折った状態にします。

《ポケット》口部分となる上辺を3つ折りにします。

3つ折りの仕方
初めに、2cm折った位置にアイロンをかける。
一度開き、そのアイロン線に辺を重ねて(半分に)折りアイロンをかける。
そして、そこからもう1回上に折ると《1cm幅の3つ折り》が完成。


これで下準備は完了です。
5.縫っていこう
ここからはエプロンを縫う工程に入ります。
パーツや部位ごとに細かく分けて書いていますが、一つ一つは簡単です。
ゆっくり進めていきましょう。
肩ひもを作る

初めに肩ひもを作ります。ゴムが入るのは片側のみです。

①肩ひもの右側のアイロン部分を開き、右端から20cmのところに印をつける。

②印のところにゴムの端を置き、まち針で留めミシンをかける。

③ミシンをした側の印から12cmの位置に印をつける。

④アイロン線を頼りにひもの状態に戻し、クリップで固定する。

⑤ゴムを巻き込まないように左側に寄せながら、端から5mmの位置にミシンをかける。
⑥反対側も⑤と同様に端ミシンをかける。

⑦ゴムを引っ張り12cmの印が端から出てきたらクリップで固定し、端から5mmの位置をミシンで仮縫いする。
⑧12cmの印ところでゴムをカットする。
肩ひもを付ける
はじめに、本体のオモテが上になるように置きます。

上辺の両端2cmの位置に印をつけ、その印の内側に《肩ひもの外側》がくるように置いたら、 5mmの位置をミシンで仮縫いします。
肩ひもがねじれていないかのチェックをお忘れなく!
見返しを付ける

本体の上側に見返しを付けていきます。
①見返しはアイロンの折り目が下の中表にし、肩ひもがついた本体の上から重ねる。
見返しの両外側に本体の生地が1cm見えていたらOK!

②見返しをコの字に縫う。
コの字ミシンは左下からスタートし上辺を縫い右下まで、見返しの端から1cmの位置に!


肩ひもをミシンに巻き込まないよう横に寄せて縫うのがポイント!

③左右の上角(縫い代)をななめにカットする。
縫い目を切り落とさないように気を付けて!

④見返しをオモテに返し、アイロンをあてる。
見返しの形がきれいに仕上がるコツは、肩ひもを引っ張ること!
本体のカーブにアイロンをかける
アイロン作業が続きます。

①本体のオモテが上になるように置き、カーブの端から2cmのライン上に印をつけていく。

②ウラに返し、2cmの印をガイドラインにして折りながらアイロンをかける。

③カーブを1cm幅の3つ折りにしてアイロンをかける。
→3つ折りは《下準備/ポケット》を参照してください。
④反対側のカーブも同様に、3つ折りにしてアイロンをかける。
見返しに端ミシンをかける

見返し部分の4辺にグルっと端ミシンをかけます。

余分な布を入れ込むときはミシンを少し手前で中断し、押さえがねを上げてからするとやりやすかったです。
本体カーブに端ミシンをかける

本体のカーブに端から3~5mmの位置に端ミシンをかけます。左右両方縫いましょう。
タブを作る
タブは《わ》を右側になるように置き、
上辺から右辺を縫い下辺までの3辺に端ミシンをかけます。

サイド・すそにアイロンをかける
サイドを1cm幅の3つ折りにしてアイロンをかけます。
→3つ折りは《下準備/ポケット》を参照してください。
すそも1cm幅の3つ折りにします。

すそは、両サイドの3つ折りの下側を少し開いてから3つ折りにしましょう
動画ではすその3つ折りが上側になっていましたが、私は画像の通り逆にしています。
サイド・すそに端ミシンをかける
サイドとすそに3~5mm端ミシンをかけていきますが、はじめにタブを両サイドにはさみます。
タブが縫い代に重なって分厚くならないようにしましょう。

ミシンの前に、タブをサイドにはさむことを忘れないで!

タブを挟んだら、サイド、すそ、逆サイドの3辺に3mmの位置に端ミシンをかけます。
縫い終えたらオモテに返してタブを外側に出し、本体の端から5mmの位置にミシンをかけタブの向きを固定します。
タブにマジックテープを付ける
マジックテープを付けます。
大人用はタブが長いので、マジックテープは外側のミシン線に合わせます。
ジュニア用はミシン線に合わせるとタブの長さと丁度良い感じになると思います。
マジックテープが少し長くなってしまった場合は、少しカットして調整しましょう。

私はスベスベ面を少し調整しました…
マジックテープをつける向きを間違えないように!
画像を参考にしてくださいね。

マジックテープには《ザラザラ面》と《スベスベ面》があります。
エプロンをオモテにしたら、向かって右側のタブに《ザラザラ面》を配置します。
この時、オモテ側に《ザラザラ面》が向くように固定しましょう。
《スベスベ面》は左側のタブのウラに固定します。
マジックテープの位置が決まったら、端から3mmの位置にグルっと端ミシンをかけます。
ポケットを付ける

エプロンの表側につけるポケットの準備をします。
下準備でアイロン済みの3つ折り部分、3mmの位置に端ミシンをかけます。
次に、ポケットの両端と底をそれぞれ1cm幅に折り、アイロンをかけておきます。
ポケットの位置を決めます。
ジュニア用は、子どもの希望位置《中央やや上寄り》にしました。
ジュニア用は年齢や身長などの違いでポケット位置が変わると思うので、まち針で固定し、何度か試してから決めるのがオススメです。
エプロンのポケットの位置はお好みでつけてみよう!



今回は動画を参考にエプロンを作りましたが、動画と違う位置にポケットをつけたので画像で違いを説明しています。
自分にとって、どの場所にポケットがあると使いやすいかな?
を考えてつけてみてくださいね。


完成です!
今回使った生地

綿ポリ 混紡 ジャカード サークル&ライン 50cm単位
使用した生地
パープル
ダークグレー
商品番号 1500 ¥814税込

ジャガード生地は一見難しそうに見えたのですが、ハンドメイド初心者さんでも安心してストレスなくエプロンが作れる生地だと思います。
凹凸が強い生地かと思っていましたが、指先でスーッとなでたときに《何となく柄を感じる程度》でした。ボコボコして縫いづらい感じもありませんでしたよ!
ハンドメイド初心者さんでも安心してストレスなくエプロンが作れる生地だと思います。
今回参考にした動画
kcotonさんの動画を参考に型紙をちょっとだけアレンジして作りました。
親子お揃いでリンクコーデも楽しめます。
ジュニアの男の子にもおすすめなシンプルな形です。ぜひご覧ください。
子どもと一緒に生地選びからスタート。
《かわいいエプロン》で《親子リンクコーデ》にしたいねとアイデアを出し合って、この生地に決めました。