シンプルなシルエットなので、アレンジ1つで個性が出せる簡単な作り方のワンピースを作ってみました。大人用の作り方もUPされているので、ぜひお気に入りの生地で親子コーデしてみませんか?
完成 サイズ | 80-90size | 100-110size | 120-130size |
丈 (肩から 裾まで) | 52cm | 64cm | 76cm |
身幅 (脇の下で測定) | 34cm | 40cm | 46cm |
もくじ
今回参考にした動画
*Baby&Kids*Handmadeさんのこちらの動画を参考に、ワンピースを作りました。
是非、こちらもご覧ください。
(なお、一部アレンジしている部分がありますので、作り方など違う箇所がございます。)
準備するもの
- 表生地
下記表を参考に、作りたいサイズに合わせてご用意ください。 - 裏生地
今回は刺繡生地を使用した為、一枚生地を重ねました。
透けない生地であれば表生地のみで作成可能です。 - バイアステープ
- チャコペン(フリクションペンでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- 裁ちばさみ or ロータリーカッター
- 糸
- 目打ち
- リッパー
- 方眼定規(型紙を作成する場合)
- 方眼紙(型紙を作成する場合)
80-90size | 100-110size | 120-130size | |
用尺(生地幅 110cmの場合) | 約1m | 約1.1m | 約1.7m |
今回使った生地
コットン 刺繍 生地 レース 小花 50cm単位 140cm幅
今回使用した色
スモーキーピンク
スモーキーブルー
商品番号 47587 ¥770税込
月の光 Clair de Lune タテ40mm ヨコ46mm5枚単位で販売
商品番号 original-tag-c ¥330税込
早速ワンピースを作ってみよう
ワンピースを作るには、大きく分けて7つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 後身頃~肩~襟を縫う
- 袖を縫う
- 袖下と脇を縫う
- 裾と袖口を縫う
- 完成
- アレンジ
ポイントは縫ったところにアイロンをしっかりかける事と、カーブの縫い代にしっかり切り込みを入れる事です。
では、この7つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう
まずは型紙の準備です。
上の製図(110-120size用)を見て直接生地に書き込んでもよいですが、生地を無駄なく使用したかった為、今回は方眼紙で型紙を作成しました。型紙を作っておくと、次作る際の手間が省けるのでおすすめです。
また、生地に直接書き込む際は、下記表を参考に生地を裁断してから、上記の寸法図を直接生地に書き込んでいきます。(他のサイズは動画を参照なさってください。)
【型紙なしで作る】子供用Aラインワンピースの作り方(長袖ワンピースの作り方)
単位(cm) | 80-90size | 100-110size | 120-130size |
前身頃 (縦×横) | 55×50 1枚 | 67×54 1枚 | 79×58 1枚 |
後身頃 (縦×横) | 55×26 2枚 | 67×28 2枚 | 79×30 2枚 |
袖 (縦×横) | 24×28 2枚 | 28×30 2枚 | 33×32 2枚 |
用尺(110cmの場合) | 約1m | 約1.1m | 約1.7m |
2.生地を裁断しよう
まずは前身頃や後身頃など、大きいパーツから裁断していきます。型紙を作った場合は、図のように型紙の配置を決めてから裁断しましょう。裏地は前身頃、後身頃のみを裁断します。袖には付けません。
生地に方向性がない場合は、型紙を上下逆さにして配置すると無駄なく裁断することができるよ。裁断したら、生地の裏にマスキングテープなどでパーツ名を書いて貼っておくと、後々間違いが起こらないよ!
3. 後身頃~肩~襟を縫いましょう
まずは、後身頃から縫います。(今回は裏生地を重ねている為、裏生地の裾を2cmカットしてから表生地と重ねます。)
後中心の縫い代にロックミシン、またはジグザクミシンをかけます。
中表で左右の後身頃を重ね、上図のように、上から9cmのところから縫い始め、一番下まで縫っていきます。この時、端から1cmのところを縫いましょう。
縫い始めと縫い終わりは、返し縫いを必ずしよう!
中表(なかおもて)とは、生地の表同士を内側になるように合わせることです。
後中心が縫えたら、縫い代をアイロンでしっかりと割ります。
次に、肩を縫います。前身頃と後身頃の肩を中表に合わせて、①~④の順番でまち針を等間隔に止めましょう(クリップでもOK)。この時、生地の裏表を間違えないよう気を付けてくださいね!
まち針をとめる時は、生地を2~3mm程度すくう様にとめるとズレにくくなるよ!
縫い終わったら、縫い代にロックミシンまたは、ジグザグミシンをかけます。最後に縫い代をアイロンで後身頃側に倒します。
襟ぐりの処理をする前に、ループを用意しましょう。(作らない場合は5mm幅くらいの細いリボンなどでも代用可能です。)
①2cm×6cmの生地を用意して半分に折ります。(つけるボタンの大きさに応じて長さは変えてください。)②5mm程の幅で縫い、糸を長めに残して切ります。縫い代は3mm程に切り落としましょう。この糸を針に通して針の頭から生地の中へ通して裏に返してきます。③一度に引っ張らず、ゆっくりと引っ張って下さい。④アイロンで形を整えたら完成です。
パーツが小さいので、目打ちで押さえながら縫うと縫いやすくなります。
次は、バイアステープを使って衿ぐりを縫っていきます。
今回は100円ショップのバイアステープを使いました。こちらは【両折】というタイプのものです。
バイアステープを後身頃(表側)の襟ぐりの縫い代に、上図のように置きバイアステープを少し伸ばしながらアイロンで押さえ、カーブに沿わせていきます。残りのバイアステープはカットしましょう。
バイアステープの位置がずれないように折り目を開き、後身頃の出来上がり線(生地の端から1cm内側)と合わせてまち針を止め、その上を縫っていきます。襟などを挟み込みたい場合は、この時点で一緒に挟み込みます。縫えたら、縫い代に切り込みを1cm~8mm間隔に入れましょう。
特に肩のあたりはカーブがきついので、しっかりと細かく切り込みを入れてください。
襟のつけ方は、記事後方の8.アレンジにて説明しております。参考になさって下さい。
首周りはカーブがきついところがあるので、間隔を狭めてしっかりと縫い代に切り込みを入れるます。そうする事でとても綺麗な仕上がりになります。ただし、縫い目を切らないよう気を付けてください。
バイアステープにカーブをつける時、強く引っ張るとテープが伸びて細くなってしまうので注意してね。
左後身頃にループを仮止めしてから、上図の様にバイアステープを上から被せ、一緒に縫っていきます。
ループを縫い付けたら、裏に返し、バイアステープを整えていきます。2mm程度表生地が見えるよう、アイロンで整えていきます。上図の様にまち針を止めて、バイアステープの際を縫っていきましょう。
4. 袖を縫いましょう
まずは、袖を縫ってしまう前に袖口を1㎝の三つ折りにします。アイロンで折山を付けておく事で、後で袖口が縫いやすくなります。この時アイロン定規などを使用すると幅にバラツキが出ません。
厚紙に5mm単位で方眼定規などを使い、線を引きます。アイロンの熱を逃すために穴あけパンチで数か所穴を開けておくとよいでしょう。
三つ折りとは、縫い代を二回折りあげて処理する方法のことを言うよ。
出来上がり線で一度アイロンをかけてから、その線に向かって折ると上手くいくよ!
次に袖と肩を中表に合わせて、①から⑦の順番でまち針で止めます。止めたら縫い代1cmで縫いましょう。縫い終えたら、縫い代にロックミシンまたは、ジグザグミシンをかけます。
最後にアイロンで身頃側に縫い代を倒しておきましょう。左右同じように縫います。
まち針を上記の番号順でとめることで、身頃と袖がズレずに縫えます。
もう完成間近!あと一息です!!
5. 袖から脇を縫いましょう
袖口と同じように、裾を1㎝で三つ折りをし、アイロンをかけておきます。
袖口から脇、裾へ一気に縫い上げるので、次の順番でまち針(またはクリップ)をとめていきます。①.袖口 ②.脇 ③.①~②の間に等間隔 ④.裾 ⑤.②と④の間に等間隔に止めます。
すべて止めたら、袖口から裾まで縫っていきます。初めと終わりの返し縫いを忘れずに!
最後に縫い代をロックミシンorジグザグミシンで処理しましょう。この時、脇のカーブがきつく、表に返した際につれてしまうので、脇のあたりを縫い代を5mm程に切り落とします。
6. 裾、袖口を縫いましょう
4.で袖口にアイロンで折り目を付けたので、まち針かクリップで止めたら折り山の際を縫っていきます。裾も同様の作業をしていきます。
この時、縫い代は後身頃側に倒しておきましょう。
7. 完成!!
最後にボタンをつけて完成です!!お気に入りのボタンを付けてみて下さいね!
ループの横にリボンを付けてみました!リボンが好きなお子さんも多いですよね。
後身頃の裾にタグをつけてみました!ワンポイントになって素敵です。
8.アレンジ
襟やレースなどをつけてみると、また雰囲気がガラッと変わります。襟をつけるには、首回りをバイアステープで縫う際に、一緒に挟み込みます。型紙を作っていれば襟も作成できるので、一緒に作ってみましょう!では、作り方を紹介していきます。
まずは、身頃の型紙を縫い代分を図のように内側に織り込みます。次に肩の部分を図のように突き合わせて、その上に紙を1枚のせ点線部分の型紙を写したら、好きな衿の形を描きます。
型紙が出来たら裁断をしましょう。左右2枚ずつ(表用1枚、裏用1枚)用意します。
同じ生地で作っても可愛いですし、違う生地で作ってもよいと思います。ブロード生地などがおすすめです。また、刺繍などしたい場合は、裁断前にしておきましょう。
襟の型紙を2枚作って、対称に並べて裁断すると全部同じ方向の襟を作ってしまうような間違いがなくなるよ!
裁断が出来たらミシンで縫っていきます。アイロンも使いますので温めておいてください。
まず、右襟で説明していきます。
①生地を中表(生地の表側が内側に入るように合わせる)にして縫い合わせます。次に、縫い代を5mm程度にカットし、カーブに切り込みを入れます。カーブのきついところは細かく切り込みましょう。
②襟の表側になる方を上に向けて、縫い代をミシン目が見えるよう折りながらアイロンをかけます。
③表に返したら、襟の裏側を上にして置き、写真のように縫い目の際を、襟の表側が1mmほど見えるようアイロンをかけて整えます。
この手順で左の襟も作成します。
衿を身頃の上に重ね①→②→③の順番でまち針をとめたら、①、③の間と②、③の間を等間隔で2本程度とめます。縫い代8mmのところに粗いミシン目で仮止めをします。
粗ミシンをかけたあとは、必ずミシン目を戻しましょう!
次に、バイアステープを開き、折り目を襟の出来上がり線(縫い代1cm)に重ね、まち針でとめます。縫い終わったら、襟と身頃の縫い代を5mmにカットし、切り込みをしっかり入れましょう。
次に、バイアステープの後中心にあたる部分を、上段の図のように縫っていきます。
バイアステープを蛇腹折りのように折ったら、後中心に合わせてミシンか手縫いで縫います。
次に、縫い代をくるむように裏側へバイアステープを返したら、一度アイロンで押さえましょう。その際に、裏側の方が表側より、バイアステープが2mm程度はみ出るように、整えます。
(【裏側から見た図】のように段差を付けます。)
最後に、まち針やクリップで止めて、バイアステープのきわを縫って完成です!
最後に表からバイアステープを縫い留めるので、裏側の方が、はみ出ていないと縫い落してしまうので、気を付けてください。
襟の完成です!!
記事前方にある、基本の作り方で作成した首回りと比べて、こちらの作り方は、表にもバイアステープが見えるような仕様になっているね!襟を挟まなくても、さし色のバイアステープを使うだけでアクセントになるよ!
今回使った生地
コットン 刺繍 生地 レース 小花 50cm単位 140cm幅
今回使用した色
スモーキーピンク
スモーキーブルー
商品番号 47587 ¥770税込
月の光 Clair de Lune タテ40mm ヨコ46mm5枚単位で販売
商品番号 original-tag-c ¥330税込
柄合わせが必要な大きなチェック生地等を使用する場合は、余分に生地が必要になるので、気を付けてね!
また逆に、リネンなど幅広の生地を使用する際は、少ない用尺で済むこともあるよ!