だんだん日差しが強くなると、気になるのが日焼けですよね。
日焼け対策として大活躍間違いなしの帽子を自分で手作りしてみませんか。
帽子の中でも、パーツが少なく縫いやすいバケットハットはハンドメイド初心者さんにもおすすめのアイテムです。
ぜひ作ってみてください。
もくじ
今回参考にした動画
今回はBaby&kids handmadeさんのこちらの動画を参考にさせていただきました。
ぜひご覧ください。
【無料型紙】大人用ハットの作り方 / 大人用の帽子作り方 / 60、64サイズ / DIY Bucket Hat
準備するもの

- 表生地 タテ50㎝×ヨコ110cm
- 裏生地 タテ30㎝×ヨコ110cm
- 接着芯
- まち針
- チャコペン
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
バケットハットを作るために使った生地

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 濃色 50cm単位 110cm幅
商品番号 4500-b ¥605
表生地に使用
カラー∶濃ネイビー

綿ポリ ハーフダンガリー ストライプ 3mm 50cm単位 110cm幅
商品番号 227 ¥550税込
裏生地に使用
カラー:ブルー
バケットハットのパーツの名称
バケットハットを作るにあたり覚えておくと便利なパーツの名称をご紹介します。

- トップ→頭のてっぺんになる部分
- サイド→頭周りになる部分
- ブリム→帽子のつばになる部分
今回は、この3つのパーツで作っていきます。
早速バケットハットを作ってみよう
バケットハットを作るのには大きく分けて7つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地をカットする
- ブリムを縫う
- サイドを縫う
- トップとサイドを縫い合わせる
- ブリムと縫い付ける
- 裏生地を縫い付ける
この7つの工程について、ゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意する
今回の型紙はBaby&Kids handmadeさまのこちらの動画内のリンクよりダウンロードすることが出来ます。
印刷後、希望のサイズの線に沿って型紙をカットします。

2.生地をカットしよう
型紙に沿って、接着芯・表生地・裏生地をカットしていきましょう。
今回、表生地に使用した綿ポリダンガリーは程よくハリがある生地なので、接着芯は薄手のものを使っています。
薄い生地を表生地として使用する場合は、中肉程度の接着芯を使用してください。
接着芯をカットする

接着芯を型紙に合わせて二つ折りにして、折り目と型紙の「わ」を合わせまち針で固定し、型紙に沿って接着芯をカットします。

同じようブリムは4枚、サイドは2枚カットしていきます。
表生地をカットする
次に、カットした接着芯を表生地の裏面に貼り付けます。

この後に縫い代(1cm)を付けるので、布端に寄りすぎないように注意してください。

貼り付ける時は、薄い生地をあてて(あて布)アイロンをかけます。


接着芯を光に当てた時に、糊がキラキラして見える方が接着面(裏面)になるので、こちら側を生地に合わせて接着してくださいね。
チャコペンを使って、貼り付けた接着芯の周囲に1cm分の縫い代の線を書き、カットします。

同じようにブリムは4枚、サイドは2枚カットします。
裏生地をカットする
裏生地には接着芯は貼らずにカットしていきます。

裏生地を型紙に沿って二つ折りにして、折り目と型紙の「わ」を合わせてまち針で固定します。
チャコペンを使い、まずは型紙に沿って線(できあがり線)を引きます。
さらに1㎝外側に縫い代の線を引き、その線でカットします。

この状態ではまだ半分しか線が入ってい無いので、型紙を裏返し、もう半分にも線を引きます。

同じようにサイド2枚もカットしていきます。
これで全てのパーツのカットが出来ました。
3.ブリムを縫おう
まずはブリムを縫っていきましょう。
両端を縫う

ブリム2枚を中表に合せて、両端をまち針で固定します。
この時、2枚の接着芯の角が合うようにまち針を刺していきます。

「中表」とは、生地の表同士を合わせることを言います。

まち針で固定できたら接着芯に沿って両端を縫い合わせます。

接着芯に沿って縫い、縫い代をアイロンで割ります。

残りの2枚も同じように縫い、同じパーツを2つ作ります。
外側を縫う

2枚のブリムを中表に置きます。

ブリムの外側をまち針で固定します。
まずは先程縫った両端縫い目同士を固定します。

今回はパーツの周囲をまち針で固定する作業が多くありますが、全てこの両端の縫い目同士を固定してから、周囲を固定していきます。

次に周囲もまち針で固定していきましょう。
この時も2枚の接着芯に沿って、まち針を刺していきます。

全体的にまち針で固定出来たら、接着芯に沿ってミシンで縫います。

縫い代部分に1cm〜1.5cm間隔で切り込みを入れていきます。
ミシン糸をカットしないように気をつけてくださいね。

切れ込みを入れることで、表に返したときのゴワつきを抑えることができます。

アイロンで縫い代を割っておきます。

表に返して、折り目を整えアイロンで抑えます。

ブリムの内側をまち針で固定していきます。
まずは縫い目同士を固定して、その後周囲も固定していきます。

サイドの縫い目と周りを固定したら、折り目の0.5mm内側をミシンで縫います。
内側を縫う

次にブリムの内側を縫い代0.5cmで仮縫いします。

今回は4.0mmに合わせて縫いました。

これでブリムが出来ました。
4.サイドを縫おう

サイドのパーツ2枚を中表で合わせます。
ブリムと同様に2枚の接着芯の角に合わせ、両端をまち針で固定します。

接着芯に沿って両端をミシンで縫い、縫い代をアイロンで割ります。

トップ側の辺に1.5cm〜2cm間隔で切れ込みを入れておきます。
向きを間違えないように気をつけてください。
平置きにしたときに少しすぼまっている方がトップ側になります。

裏生地のサイドも同じように作っておきます。
5.トップとサイドを縫い合わせよう

トップを縦長に置いた状態で横に半分に軽く折り、両端の縫い代に3mmほど三角の切れ込みを入れておきます。


この切れ込み入れる作業を『ノッチを入れる』と言います。
ノッチは他のパーツと縫い合わせる時のしるしになります。
もちろんノッチではなく、チャコペンでしるしを書いてもOKです。

トップに付けたノッチとサイドの縫い目を合わせてまち針で固定してから、周囲を固定していきます。
この時も、サイドとトップの接着芯に沿ってまち針を刺していきます。

サイド側から接着芯に沿ってミシンで縫い合わせます。

表に返し、縫い代を2枚ともサイド側へ倒します。

トップとサイドの縫い目から0.2~0.3㎝サイド側をミシンで縫います。
この時、裏側の縫い代2枚も一緒に縫っていきます。

裏生地も同じように作ります。
6.ブリムを縫い付けよう

ブリムとトップ&サイドを中表で合わせ、まち針で固定します。
この時もまず両端の縫い目同士を固定してから、周囲を固定してください。

ブリム側から縫い代0.7mmで縫い合わせます。
7.裏生地を縫い付けよう

裏生地のトップ&サイドの裏側を表にして、その中に表生地をブリムごと入れ込みます。

裏生地と表生地をまち針で固定します。
この時もまず両端の縫い目同士を固定してから、周囲を固定するようしてください。
返し口を10㎝残し、縫い代1㎝で縫い合わせます。

返し口から表に返します。

返し口をコの字とじで閉じます。

表にして、ブリムとサイドの縫い目から0.2~0.3mmサイド側をミシンで縫います。

完成です。
お疲れさまでした!
今回使った生地
今回作ったバケットハットは、表はとてもシンプルなのですが、裏生地にストライプの生地を使い変化を付けてみました。

バケットハットを脱いだ時にチラリと見えるとおしゃれですよね。
他にもブリムの裏生地に変化を付けるのもおすすめですよ。

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 濃色 50cm単位 110cm幅
商品番号 4500-b ¥605
表生地に使用
カラー∶濃ネイビー

綿ポリ ハーフダンガリー ストライプ 3mm 50cm単位 110cm幅
商品番号 227 ¥550税込
裏生地に使用
カラー:ブルー
「わ」とは、生地を二つ折りにした時の山折りの部分のことを差します。
生地を裁断する際に、この「わ」を中心に裁断すると簡単に左右対象のパーツが出来上がります。