今回はシンプルで簡単に作れる袴風パンツを作っていきます。
ハレの日にも、普段着にも着用しやすい、リボン着脱式です。
初心者さんでも1日で完成を目指せる作品ですので、ぜひ一緒に作ってみましょう。
出来上がりsize | 着丈(㎝) |
70cm | 40 |
80cm | 45 |
90cm | 50 |
もくじ
今回参考にした動画はこちら!
今回は、* Baby&Kids * Handmadeさんの『赤ちゃん・子供の袴風パンツの作り方【70.80.90size】ガウチョパンツとしても使えます』という動画を参考にしています。
動画で確認しながら是非袴風パンツを作ってみてください。
準備するもの
- 必要な生地量
必要な生地の長さ | 50㎝単位で購入する場合 | 10㎝単位で生地を購入する場合 |
70cm | 生地幅×100 | 生地幅×100 |
80cm | 生地幅×150 | 生地幅×110 |
90cm | 生地幅×150 | 生地幅×120 |
- 生地
(上の表を参考に必要な生地の量を準備してください) - 織ゴム 2.0~2.5㎝幅(今回は2.0㎝幅を使用)
- ゴム通し(もしくは安全ピンでもOK)
- 定規
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- 目打ち
- あればコサージュピン(もしくは安全ピン)
今回使った生地と副資材
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 1-19カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用した生地
サーモンピンク
商品番号 4500 ¥550
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 29-42カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用した生地
アラビアンブルー
商品番号 4500-b ¥605
早速袴風パンツを作ってみよう
袴風パンツ作りをするには大きく分けて8つの工程があります。工程が多そうに見えますが、中身は至ってシンプルです。一度、工程を流し見してイメージしてから作っていきましょう。
この8つの工程についてゆっくりみていきましょう!
1.準備しよう
まずはパンツ部分の生地の準備です。
前パンツ 2枚 | 後ろパンツ 2枚 | |
70cm | 縦39㎝×横27㎝ | 縦41㎝×横27㎝ |
80cm | 縦44㎝×横30㎝ | 縦46㎝×横30㎝ |
90cm | 縦49㎝×横31㎝ | 縦51㎝×横31㎝ |
今回は90サイズで作成していきます。
※ウエストベルト部分の生地は、後でパンツ部分を作成後にウエスト部分を測ってから裁断します。
※生地に裁断する線を直接書き込んで下さい。
裁断する線は画像の青線です。
裁断する時はまち針で前パンツ・後ろパンツそれぞれを中表で2枚留めてから、2枚一緒にカットしてください。
裁断すると下記画像の形になります。
2.前パンツにタックを作成する
下記の画像を参考に、前パンツ表側に印をつけます。
次に生地端からつけた①番と②番の印を合わせて、山になるようにつまんで股ぐり側に倒します。
左右の前パンツにタックをつまんで、ずれない様にまち針で留めます。
タック部分を押さえる様に中温にしたアイロンを掛けます。アイロンは熱すぎると、生地が溶けたり、テカってしまう場合があります。心配な場合は当て布(私は綿のハンカチ使用)をアイロンしたい生地の上に敷いてアイロンを掛けて下さい。生地が濃色の場合は当て布をした方がベスト!生地がテカってしまうからです。
タックが動かない様に上端から0.5㎝の位置にステッチを掛けて下さい。ミシンのメモリをを見ながら縫うとずれにくいです。
3.脇、股下を縫う
前パンツと後ろパンツの表側を内側に合わせて、それぞれ前後の脇・股下部分をまち針で留めたら、端から1.0㎝の位置をミシンで縫っていきます。縫い終わったら、今縫い終わった部分の縫い代にジグザグミシンを掛けてください。縫い代がほつれない様になりますよ!
4.股部分を縫う
先ほど縫ったパンツを1枚だけ表にして、左右のパンツを重ねます。
股ぐりを縫い合わせる前に!
基本的な縫い代の倒し方向を覚えておくと今後もし困ったときに悩まなくなります。
・前か後ろ→後ろ側に倒す
・右か左か→左側に倒す
倒し方向の指示がない場合はだいたい使えるので、頭の片隅に置いておいてください。
①股ぐり中心→②上端→③カーブ部分の順にまち針で留めてください。
そうすると中心がずれません。縫い代は後ろ側に倒してください。
股ぐり部分に端から1.0㎝のミシンを掛けてから、縫い代にジグザグミシンを掛けます。
5.裾の始末をしよう
まず1.0㎝幅で裾を折り、アイロンをかける。アイロンを使うとよりきれいに仕上がります。
次に1.5㎝幅で折り、アイロンをかける。(脇の縫い代は、後ろ側に倒しましょう!)
これを3つ折り始末と言います。
1.2㎝~1.4㎝幅で裾まわりをミシンでぐるりと一周掛けます。
ここまでできればあと少し!
縫い始める位置は脇線か股下位置の少し手前がおススメ。
縫い代分の生地の厚みがあり、縫いずらいですが、
縫い始めや縫い終わりが目立たない位置になるので
表から見たときに綺麗に見えますよ!
6.ウエストベルト部分を縫う
できたパンツ部分のウエストの長さを測ります。
ベルト部分の生地を裁断しましょう。ウエストベルト部分:ウエストの長さ+2㎝(縫い代分)
裁断が終わったら、横半分に折り、端を縫います。上端~1.0㎝縫い、3.5㎝あけて、残りを下端まで縫います。縫わない部分はゴム通し口になります。
縫い終わったら、縫い代が中心に来るように置いて、縫い代を開き、アイロンを掛けます。ウエストベルト上端~1㎝の位置をぐるりと一周1㎝幅でアイロンを掛けながら折ります。
ウエストベルトとパンツを縫う
パンツを表にひっくり返し、1㎝に折った方を下にしたウエストベルトとパンツのウエスト上端部分を重ねる。その時に、ゴム通し口は後ろの中心の縫い代位置に来るように合わせてから、ぐるりとまち針を留めてください。上端から1㎝幅でミシンを掛ける。
ウエストベルト部分を上に持ち上げて、タック部分にアイロンをかけて、タックをきれいにたたむ。
持ち上げたウエストベルト部分を内側に2つ折りにする。その時に、先ほど縫った位置が隠れる様に1~2㎜下まで折ってください。
ウエストベルトぐるりとアイロンで押さえたら、まち針で留めます。
ウエストベルトのきわ部分(ウエストベルト上下2㎜程度の位置)にミシンを掛けていきます。縫う前に表側が内側になる様にひっくり返しておくと、縫いやすいです。
7. ゴムを入れる
もうここまでくれば、完成まであと少し。ウエストにゴムを入れていきます。
ゴムの長さは、お子様のウエストに合わせて裁断します。(分からない場合はウエストの長さ÷1.3くらいで調節してみましょう)
ゴム通し口からゴムを入れていきます。全部入れたら、両端2㎝くらいずつ寄せて、ミシンで縫い留めていきます。縫い留める時は、直線でもいいし、画像の様に□に×でもいいのでとりあえず留まっていればOKです。出来たら、中にゴムを引き入れていきましょう。
これでパンツが完成です。ひとまずお疲れ様でした。そして、必要な方はリボンを作っていきましょう。
8.リボンを作る
さあ、ここからはリボン作りです。作り方を頭にいれておくと、様々なアイテム作りに応用できたりします。まずは、裁断から。
裁断が終わったら、縫っていきます。まずは、リボン布(大)からスタート。
横半分2つに折ります。
上端に1㎝幅でミシンを掛けていきます。
縫い代が中心に来るように置き、縫い代を開いて割ります。
そして、表に返します。縦半分2つに折り、アイロン等で軽く押さえて中心に跡をつけます。
その中心を境に、左右の端が1㎝ずつ重なる様にたたみ、重ねた部分を手縫いでざっくり縫います。
次は、リボン布(小)を作っていきます。
横半分2つに折ります。
上端に1㎝幅でミシンを掛けます。その時に中心部分は5㎝の返し口を開けて縫っていきます。
縫い代が中心に来るように置き、縫い代を開いて割ります。左右端を1㎝幅でミシンを掛けます。
そして、返し口から表に返します。
表に返した時に目打ちなどで角を出しましょう。仕上がりが綺麗になります。
リボン中心布はアイロンで左右端を0.5㎝ずつ折ります。
あとは、準備できたリボンパーツたちを重ね合わせていきます。
リボン布(大)の上に(小)を中心に重ねて、じゃばら折りにします。横から見たときにM字になる形です!
中心部分を固定します。ここでは、縫っていくやり方を紹介します。
中心部分を少しずつすくいながら縫い合わせていきます。
縫い合わせたら、糸を切らずにぐるぐる糸を巻いて結び固定します。
動画内や私は縫い合わせましたが、生地の厚みがあり、とても縫いずらく、針が折れるかと思いました。糸をぐるぐる巻きして結ぶだけの方がいいと思います。
次に中心布を巻いていきます。
その時に、端部分を1㎝折って縫い留めます。(中心布をボンドやグルーガンで固定してもいいと思います。自分のやりやすい方法で完成できればOKです)
あとは、パンツに縫い留めるかリボンの裏にピンを付けて完成です。
お疲れ様でした!完成です。
着用イメージ
今回使った生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 1-19カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用した生地
サーモンピンク
商品番号 4500 ¥550
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 29-42カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用した生地
アラビアンブルー
商品番号 4500-b ¥605
今回参考にした動画はこちら!
今回は、* Baby&Kids * Handmadeさんの『赤ちゃん・子供の袴風パンツの作り方【70.80.90size】ガウチョパンツとしても使えます』という動画を参考にしています。
動画で確認しながら是非袴風パンツを作ってみてください。
生地の表裏が分かるように目印をつけておくと混乱しなくなります!
私は混乱して、裁断をやり直しました\(^o^)/