出来上がりサイズ(持ち手を除く) 縦15㎝ 横20㎝
今回はヘアゴムやヘアピンを収納できる、ヘアアクセサリーポーチの作り方をご紹介します。
ヘアアクセサリーがなくなることよくありませんか?そんな時このポーチがあれば、お気に入りのヘアアクセサリーをかわいく収納でき、紛失することを防げるので、自分用とお子様用にお揃いで作ってみてはいかがでしょうか?
今回参考にした動画
* Baby&Kids * Handmadeさんの動画を参考にヘアアクセサリーポーチを作りました。
丁寧に説明されているので、こちらもぜひご覧ください。
準備するもの
- 表生地 縦50×横100㎝
- 裏生地 縦50×横50㎝
- プラスナップ 13㎜ 3組(100均にもあります)
- 20㎝ファスナー 1本
- 接着芯(薄地タイプ・不織布・片面接着)
- キルト芯 (今回は100均のドミットタイプを使用)
- 飾りのリボンやタグ(お好みで)
- 目打ち
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
ヘアアクセサリーポーチを作るのに使った素材
綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
みずいろ 50㎝
ペールモス 50㎝
ピンク 50㎝
商品番号 7000 ¥605税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
オフ白 50㎝
商品番号 4500 ¥550税込
ヘアアクセサリーポーチを作ってみよう
ヘアアクセサリーポーチを作るには大きく分けて8つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断する
- 接着芯・キルト芯をつける
- 持ち手を作る
- ファスナーポケットを作る
- ひもテープを作る
- プラスナップをつける
- 本体を縫う
ポイントは丁寧にアイロンをかけることと、パーツを間違えないことです。
簡単にできるので、この8つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう
上の図を見て生地に直接線を引いてもいいですが、方眼紙などで型紙を作っておくとまっすぐ線を引くことができるし、同じものを作るときにまた線を引く必要がないので便利です。
2.裁断しよう
生地を裁断します。
縫う前の準備として、生地の表裏が分かりづらい場合はマスキングテープを裏側に貼って目印をつけておきましょう。パーツが多いので、付箋などに部位を書いて貼っておくと間違いを防ぐことができます。
3.接着芯をつける
表生地本体と持ち手布の裏側に接着芯をつけます。(計3枚の生地に接着芯を貼ります)
生地のシワを伸ばしておきましょう。厚めの生地の場合はつけなくても大丈夫です。
接着芯を表生地本体・持ち手布より少し大きめに裁断します。
のりがアイロン台につくのを防ぐためにハギレ布を下にひきます。その上に生地(裏向き)、接着芯の順に重ねます。接着芯はキラキラ、ザラザラしている面(のり面)を下向きにしましょう。
向きを間違えるとアイロンに接着芯がくっついてしまうので注意です。
アイロンはドライ・中温に設定します。
あて布(ハンカチでもOK)をしてアイロンを上から押さえるように、1か所10秒ずつ位置をずらしながら全体にむらなくあててください。アイロンを滑らせないでぎゅっと押さえるときれいに貼ることができます。
持ち手布2枚、表地本体、計3枚に接着芯を同様に貼りましょう。
温度が冷めたらはみ出した接着芯を切ります。熱いうちに動かしてしまうと、剥がれやすくなるので気を付けましょう。
キルト芯をつける
キルト芯を表地本体より少し大きめに裁断します。
今回は100均で購入できるキルト芯ドミットタイプを使用しました。他にも手芸店では、厚みが違うものが色々あるので好みのものを選びましょう。
表生地の裏面にキルト芯を重ねて、端から0.5㎝内側をぐるりと1周縫います。この時、キルト芯ではなく表地本体から0.5㎝内側を縫うようにしてください。ミシンの縫い始めと終わりは必ず返しぬいをしましょう。はみ出したキルト芯は切っておきましょう。
タグ・リボンをつける
記事後方のアレンジ方法のところに、まわりにフリルをつける場合を記載しています。
飾りをつけない場合は「4.持ち手を作ろう」に進んでください。
タグ・リボンなどの飾りをつける場合はここでつけましょう。リボンの先にほつれ止め液を塗っておきましょう。場所はお好みで変えてください。
4.持ち手を作ろう
持ち手を2つ作ります。持ち手布を半分に折ってアイロンで線をつけてから開き、その中心線に向かって両端を折ります。
さらに半分に折り、両端をミシンで縫います。
持ち手を表地本体につける
先ほど作った持ち手を表地本体につけます。
両端から6.5㎝のところに印をつけ、持ち手を印に合わせます。端から0.5㎝のところを縫い留めます。持ち手がねじれないように気をつけましょう。
5.ファスナーポケットを作ろう
記事後方のアレンジ方法のところに、ゴムポケットにする場合を記載しています。
ファスナーポケット表生地にファスナーを裏側にして合わせます。
さらにファスナーポケット裏生地を裏向きにして重ねてクリップでとめます。ファスナーポケットの表生地と裏生地が中表(生地の表と表を内側)になっている状態です。
ファスナー部分を縫う時は、ミシン押さえのアタッチメントをファスナー押さえに変えます。
ファスナーを半分ほど開いておき、端から0.5㎝内側を縫います。
半分ほど縫ったら、針をさしたまま押さえを上げてファスナーを閉じ、最後まで縫いましょう。
縫い目でひろげてアイロンで押さえます。
裏生地は表生地側に倒してアイロンをかけます。
押さえミシンをしましょう。
ファスナーポケット上布とファスナーポケット本体を中表にして合わせます。
端から0.5㎝内側を縫います。先ほどと同様にファスナーをあけてから縫いましょう。
半分まで縫えたらファスナーを閉じて最後まで縫います。
縫った生地を上にあげてアイロンで押さえます。
上端を1㎝内側に折ります。アイロン定規を使うと簡単に折り目をつけられます。
1㎝の線にあわせてアイロンで折り目をつけます。自作のアイロン定規を作るのもおすすめです。
厚紙に0.5㎝間隔で線を引きます。(5㎝ぐらいまであると良いと思います)
穴あけパンチでアイロンの熱を逃がす穴をあけて出来上がりです。
裏地本体にファスナーポケットをつける
裏地本体にファスナーポケットをつけます。下端に揃えてまち針でとめます。
赤点線部分を縫います。まずはファスナー上の両端を縫い、次にまわりの端から0.5㎝内側を縫います。
ファスナーは少し開けておいてから縫いましょう。
6.ひもテープを作ろう
ひもテープを合計3本作ります。
綿テープやリボンで代用するとこの工程が不要になります。
幅は1.5㎝~2㎝のものを使うと良いです。ひもテープと同じ長さでカットしてください。短いほうは1㎝内側に折って端を縫っておきましょう。
短いひもテープの端を片方だけ1㎝内側に折ります。
半分に折ってアイロンで線をつけてから開き、その中心線に向かって両端を折ります。(持ち手と同様の作り方です)
さらに半分に折り、短いひもテープはコの字に、長いひもテープは両端を縫います。
裏地本体にひもテープをつける
裏地本体を半分に折り中心に印をつけます。上の写真を参考にひもテープをつけます。
長いひもを中心から下に2㎝、短いひもは中心から上に2㎝、さらに4㎝のところにつけました。
お好みでつける位置を変えても大丈夫です。
7.プラスナップをつけよう
プラスナップは強度は劣りますが、打ち具不要のものを選ぶと良いです。100均で購入できます。短いひもの先にプラスナップをつけます。
つける位置を決めたら目打ちで穴をあけます。
プラスナップのオス(出っ張っている方)をひもテープにつけます。
スナップボタンのメス(へこんでいる方)をつける位置を決め、目打ちで印をつけます。
中心の上下端から2.5㎝内側にも目打ちで印をつけます。
裏生地本体の裏に、先ほど目打ちで印をつけたところ(プラスナップをつける位置)に2㎝角の接着芯を貼り、補強します。目打ちで穴をあけ、プラスナップを指でパチッとはめましょう。
ファスナーポケット側のプラスナップは裏生地本体まで貫通しないようにすると、ポケットが広く使えます。
ひもテープは少し分厚いのでプラスナップをはめにくく感じるかもしれません。
はめれなかった場合は薄めの生地にするか、綿テープ・リボンに変更しましょう。
8.本体を縫おう
表生地本体と裏生地本体を中表(生地の表と表を内側)にし、ファスナーは少しあけておきます。
カーブをつける場合、上の写真を参考に赤線部分を切り取ってください。
記事後方のアレンジ方法のところに、本体の形を四角にする場合を記載しています。
まわりを縫い代1㎝で縫います。返し口を10㎝ぐらいあけておきましょう。返し口はひもテープとかぶらない位置が良いと思います。
布端から1㎝のところを縫うことです。ミシンのガイド線1㎝に合わせて縫いましょう。
ミシンのガイド線がない場合は、針から1㎝のところにマスキングテープを貼っておくと便利です。
カーブに切り込みを入れて、表に返します。
アイロンで形を整え、返し口をまつり縫い(またはコの字綴じ)して完成です。
パッチンピンはひもテープにつけ、ヘアゴムはスナップボタンをはずしてひもに通します。
ファスナーポケットに、くしなども入れることができます。
お気に入りのヘアアクセサリーをかわいく収納できます。旅行などの持ち運びにも便利ですね。
アレンジ方法
フリルをつける場合
フリル布を2枚裁断します。
中表にして両端を縫い代1㎝で縫います。
縫い代をアイロンで割り開きます。
ミシンの設定を粗目に変更し、上糸調子を弱くします。
※粗目にする方法はお使いのミシンによって異なります
フリル布の上端から0.5㎝、0.7㎝のところに粗ミシンをかけます。両側の糸端を長めにとっておき、返しぬいをしないでください。
粗ミシン2本を2回に分けて縫いましょう。
布端をおさえながら上糸2本のみを一緒に引っ張り、ギャザーをよせます。中心から半分に分けてギャザーをよせると均等によせやすいです。
フリルの縫い目と表地本体の中心を合わせて、表地本体の周りの長さにギャザーを合わせます。
ギャザーの長さを合わせたら糸端4本を結び、ギャザーが広がらないように固定します。
ギャザーが均等になるように調節し、アイロンでギャザーをおさえます。
表地本体にフリルをまち針でとめ、まわりを縫い代0.5㎝で縫います。
持ち手をつけ、フリルのカーブに合わせて表生地・裏生地本体を切り取ります。
表生地と裏生地本体を中表にし、まわりを縫い代1㎝で縫い、返し口を10㎝あけておきます。
返し口から表にかえし、まつり縫いをして完成です。
ひと手間かかりますが、ふりふりでとっても可愛くできると思います。
ゴムポケットにする場合
ファスナーポケットの代わりにゴムポケットを作ります。
表地・裏地とも同じサイズで裁断します。ゴムは0.5㎝幅のものを使用しました。
ゴムポケット布を中表にして上端を縫い代0.5㎝で縫います。
表にかえして上端にゴム通し口1㎝を縫います。
また中表にして、下端を縫い代1㎝で縫います。
また表にかえしてアイロンをかけ、ゴムを通します。ゴムの端にクリップなどをつけておくと、中に引き込まれることがないのでおすすめです。ゴムが通ったらゴム端を0.5㎝で縫い留めます。
裏地本体にゴムポケットをつけます。今回は7㎝ぐらいのところでポケットを2つに分けました。
下端はタックをつくり裏地本体の長さと合わせます。ギャザーをよせても良いと思います。
それぞれポケットの中心ぐらいにタックをつくります。クリップでとめてまわりを縫い代0.5㎝で縫います。
長いひもの中心を縫って半分に分けてもいいですね。自分の使いやすい配置と組み合わせで作ってみてください。
本体の形を四角にする場合
表地と裏地本体を中表にし、まわりを縫い代1㎝で四角く縫い、返し口を10㎝あけます。
角を切り落として、表に返します。
角は目打ちを使って出し、アイロンで形を整えます。返し口をまつり縫い(またはコの字綴じ)して完成です。
四角い形もシンプルでかわいいですね。
ゴムポケットにはシュシュなど大きいものが入ります。
色々アレンジができるので、自分の好きをいっぱい詰め込んだオリジナルヘアアクセサリーポーチを作ってみてください。アレンジができるのもハンドメイドならではの楽しみ方ですね。
今回使った素材
綿ポリ 交織 ダンガリー 織ドット 50cm単位
みずいろ
ペールモス
ピンク
商品番号 7000 ¥605税込
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
オフ白
商品番号 4500 ¥550税込
アレンジバージョンの ゴムポケットいいですね🙋
ゴムが 余ってるんです。
この ゴムポケットは バックのうちポケットにも応用してます☺️ なかなか良いですよね。
私は ゴム縫い付けバージョンでしてます😆
コメントありがとうございます!
一度ゴム買うと結構余ったりしますよね。
確かにバッグのポケットにしてもいいですね!!
写真からして、大きめだったのが少し残念でした。
小さめサイズとかも出してくれるとありがたいです。
余った布地やゴムを使えるのでいいですね!
コメントいただきありがとうございます。
貴重なご意見、参考にさせていただきます。
今後も縫いナビをよろしくお願いいたします!