もくじ
準備するもの
- 表生地 10×15cm 2枚
- 裏生地 10×15cm 2枚
- フリル生地 5×75cm(薄くて柔らかい生地がおすすめ)
- 接着芯 10×15cm 2枚(なくてもOK)
- 12cmファスナー(100均で購入)
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針
- 糸切りリッパー(なくてもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
今回使った生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
使用した生地
トマトレッド
スプリンググリーン
マリンブルー
商品番号 4500 ¥550
早速フリルポーチを作りましょう
フリルポーチを作るには大きく分けて6つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地をカットする
- フリル生地を作る
- ギャザーを寄せる
- ファスナーを付ける
- ポーチの形に縫い合わせる
この6つの工程についてゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しましょう
まずは型紙の準備です。
参考にした動画では生地に直接書き込んでいますが、型紙を作っておくと次回も使えて便利なので今回は型紙を作ってみました。
どちらかやりやすい方法でチャレンジしてみてください。
2.生地をカットしましょう
表生地、裏生地それぞれカットしていきます。
生地を中表にしてその上に型紙をのせます。
接着芯を使う場合はここで表生地の裏側につけておきましょう。
今回使う表生地はハリがある生地なので、接着芯は使わずに作ってみます。
生地をカットしたら、表生地・裏生地それぞれに中心の印をつけておきましょう。
表生地の1枚には上から1cmのところにも印をつけておきます。
ファスナーにも中心の印をつけておきましょう。
3.フリル生地を作りましょう
フリル生地をの作っていきます。
今回は家にあった4cm幅のバイアステープを使ってみました。
生地が中表になるようにして端だけ半分に折り、縫い代1cm(赤い点線)で縫います。
写真のように縫い代を4~5mmくらいカットして、生地を表に返します。
返すときには目打ちなどを使って角をきちんと出しましょう。
生地全体を細長く半分に折り、アイロンをかけます。
中心が分かるように印をつけておきましょう。
粗ミシンをかけていきます。
まずはミシンの設定をします。
粗ミシン(あらミシン)とは?
通常よりも縫い目を粗くして縫うことです。
ポイントをおさえれば簡単にギャザーができるのでゆっくりやっていきましょう。
糸調子を弱く設定しましょう。今回は1番弱く設定しました。
縫い目の長さを長く設定しましょう。こちらも1番長く設定しました。
お持ちのミシンによって調整の方法が異なる場合があるので、取扱説明書などを確認してみてください。
ミシンの設定ができたら、粗ミシンをかけていきましょう。
ここでのポイントは2つです。
1)はじめと終わりの糸を多めにとっておくこと
2)返し縫いをしないこと
ここでの粗ミシンはギャザーを寄せるための工程です。次の工程で下糸を引っ張ってギャザーを寄せるので、この2つのポイントをしっかりおさえておいてください。
下糸の色を変えておくとギャザーを寄せたり、糸を引き抜いたりするときに便利です。特に初心者の方は試してみてください。
今回は下糸を黒に変えてみました。
上の写真のように生地の端から0.5cm、1.2cm(赤い点線)のところをそれぞれ縫います。
縫い終わったら忘れないうちに、すぐにミシンの設定と糸を元に戻しましょう。
下糸の色を変えた場合、糸も元に戻しましょう。
4.ギャザーを寄せましょう
表生地とフリル生地をギャザーを寄せながら縫い合わせていきます。
写真のようにフリル生地の端と表生地の印を合わせてまち針で固定します。
このときフリル生地の向きに注意しましょう。
下の写真のようにわ(折り目)が内側、生地端が外側になるようにします。
次にフリル生地の中心と表生地の中心を合わせてまち針で固定します。
反対側の端も合わせてまち針で固定します。
3ヵ所の固定ができたらフリル生地の下糸(今回は黒い糸)を引っ張ってギャザーを寄せていきましょう。
端から中心、反対の端から中心と2回に分けてギャザーを寄せるとキレイに仕上がります。
ギャザーを寄せたら表生地のカーブに合わせてフリルを微調整しながら、まち針で固定していきます。
このとき中心から端、中心からもう片方の端というように2回に分けて微調整していくとキレイに仕上がります。
固定ができたら縫い代0.7cmで縫っていきます。
目標は、ちょうど粗ミシンの糸と糸の間を縫うようになります。
ここでもう一度ミシンの設定を確認しましょう。
ミシン糸の色を変えて粗ミシンをかけた場合は、糸の色も元に戻しましょう。
粗ミシンの糸を引き抜きます。
下糸を真ん中あたりで切り、端の糸を引っ張ると簡単に引き抜けます。
5.ファスナーを付けましょう
まずファスナーの端を折っておきましょう。
スライダーがない方(裏)に斜めに折り、端を縫います。手縫いでもミシンでもどちらでもOKです。
フリルを付けた表生地とファスナーを中表にして重ねてまち針で固定します。このとき表生地とファスナーの中心をピッタリ合わせましょう。
この上にさらに裏生地を重ねます。裏生地は表が下になるようにして重ねて、中心を合わせましょう。
縫い代0.5cm(赤い点線)で縫います。
ファスナーは閉じた状態で縫うとキレイに縫えます。ファスナーやスライダー(ファスナーの持ち手)の形状によっては、縫う時にミシンのおさえと当たってしまうこともあります。その時はいったん針を止め、おさえを上げてファスナーを開けてから縫いましょう。
裏生地をめくり上げて、アイロンをかけましょう。
表生地の方もアイロンをかけます。
表生地を上にして置き、おさえミシンをかけます。
このときフリル生地は一緒に縫わないように注意しましょう。
反対側も同様の手順で縫い合わせていきます。
まず表生地とファスナーを中表にして重ね、その上に裏生地を表を下にして置きます。それぞれ中心をしっかり合わせましょう。
縫い代0.5cm(赤い点線)で縫い、アイロンをかけます。
おさえミシンをかけます。
ポーチの形に縫い合わせましょう
まずファスナーを半分あけて、表生地同士・裏生地同士を中表に合わせます。
表生地と裏生地の切り替わりをピッタリ合わせてまち針等で固定します。
あとの部分もぐるっと1周合わせて固定します。
固定ができたら縫い代1cm(赤い点線)で1周縫っていきましょう。
このとき裏生地の底の直線部分は返し口として縫い残します。
返し口(かえしぐち)とは?
中表にして縫った生地を表にひっくり返すために縫い残しておく部分のことです。
主に袋状のもの(ポーチや巾着、バッグなど)を縫う場合によく使われる言葉なので覚えておくと便利です。
縫えたらカーブ部分の縫い代に切り込みを入れていきましょう。
このとき縫い目の糸を切らないように注意してください。
縫い代をアイロンで割ります。
アイロンで割る(わる)とは?
生地が2枚重なっている縫い代を、縫い目を中心にしてパカっと左右に開いてアイロンでおさえることです。縫い代をアイロンで割っておくと次の工程がやりやすくなったり、仕上がりがキレイになったりするメリットがあります。
ちょっと面倒かもしれませんが、特に初心者さんはしっかりやることをオススメします。
ひっくり返して反対側もアイロンで割ります。
返し口から生地を表にひっくり返します。
生地を表に返したら、返し口を閉じます。手縫いでもミシンでもお好きな方法でOKです。
今回は手縫いにしました。
最後に裏生地を表生地の中に収めたら完成です。
約1時間で1つ完成しました。
初心者さんでもポイントを押さえればファスナー付けやギャザー寄せも簡単にできます。
小銭入れやキーケース、アクセサリー入れ、おままごとグッズなど様々なシーンで使えるポーチです。
初心者さんでも簡単に可愛く作れますので是非チャレンジしてみてください。
今回使った生地
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
使用した生地
トマトレッド
スプリンググリーン
マリンブルー
商品番号 4500 ¥550
カラーバリエーションが豊富なので組み合わせによっていろいろな雰囲気の作品が作れます。
今回も3色それぞれ可愛い色合わせができました。
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いつも応援ありがとうございます。😊
中表(なかおもて)とは?
2枚の生地の表と表が中になるように(重なるように)置くことです。
洋裁の手順によく出てくる用語なので、下の写真を参考にやってみましょう。