どうも、生地のマルイシ 店長の石井です。
今回は当店が1年間creemaの広告を運用して分かった「売れない理由の調べ方」をご紹介します。
縫いナビ読者の中にもミンネやクリーマなどのハンドメイドサイトで販売されていらっしゃる方がいらっしゃると思うので参考になれば幸いです。
もくじ
広告の考え方は2種類
広告の考え方には①商品を売るためと②商品が売れる様にするための二種類があります。
私たちがハンドメイドサイト・creemaで広告を打ち始めた理由は②売れる様にするため。
とにかく一生懸命商品をアップしてもアクセスも無ければ売れもしない。そんな状態が1ヶ月以上続いたので、「どうして売れないのか」理由が知りたくて広告を打ち始めました。
なぜ売れないのか、知るために広告を打つ
売れるということについて
ネット通販における売り上げの不変の法則は
アクセス×注文率(100人のうち何人が買ってくれるか)×客単価
例えば、アクセス(100人)×注文率(3%)×客単価(3000円)とすると
100×0.03×3000=9000円 これが売れるということです。
さらに細かく分解すると、アクセスは表示回数×クリック率。
1000回表示されて3%の人にクリックされれば30人です。
クリック率と注文率で、現在地を知る
あなたは今、ハンドメイドサイトの中でどこにいますか?
超人気の売れっ子作家さんは見ていないと思うので、おそらくなんとなく売れなくて何からすればいいか分からず迷子になっている、そんな状態だと思います。
そこで、広告を打つと得られる商品ごとのクリック率と転換率で、売れない理由をハッキリさせましょう。
自分の現在地が分かれば、自ずとやるべきことも見えてきます。これがネット販売の面白いところだと私は思っています。実店舗だとこうはいきません。
当社の実際の広告データ公開
これは当店の広告から得られたデータです。
クリック率=商品サムネイル+商品名
クリック率を上げるには1枚目の写真と商品名が大切です。
商品Aクリック率:0.86%
商品Bクリック率:1.12%
同じ商品では無いので一概には言えませんが、商品Bの方がよりクリックしたくなる画像と商品名立っということ。何らかの理由が分かれば商品Aのサムネイルと商品名にも反映させます。
注文率=説明文+商品写真+価格+評価+etc…
注文率はクリック率よりも更に様々な要素が複雑に絡んでくるので、すぐにどうこうできるものではありません。一つずつ丁寧に改善を繰り返すことで向上する可能性があります。個人的にはスペック表示が不十分だと感じるページが多いと感じています。売れている商品は必ず素材やサイズ表示がされています。当たり前のことなんですが、意外とできていなかったりするんですよね。
自分がお客さんになったつもりで真っ新な頭でページを見てみるといろんな改善点が見つかります。
広告データが取れた後の実際の行動
1.無駄な費用が発生している商品Bの広告出稿を一旦取り下げる
2.商品Aの商品画像や商品名を見直す(クリック率を上げたい)
3.商品Bの商品説明や価格を見直す(注文率を上げたい)
4.来月のデータを比較する
広告を売った後が一番大切
広告を打って、「ダメだったなぁ」で終わってしまうのが一番もったいないので、広告を打った後は必ず振り返りをしましょう。それを知るために広告を打つんです。
最低予算の1日100円からはじめよう
広告予算以上には表示されないので、最低予算である1日100円の予算に設定しましょう。100円であっても同様のデータが取れます。なので100円で全然okです。
ミンネなら無料で商品のアクセス数が分かります
ミンネのアクセス解析画面のスクショです。この様にアクセス数が分かるのでミンネでアクセス上位の商品のみに絞ってクリーマ広告を出すのがおすすめです。100円/日だと複数作品あるとすぐに予算切れになってしまうので、アクセスの多い、現状で売れる見込みのある商品のみのデータを広告出稿した方がより良いデータが取れます。
↓ミンネに出店して作品のアクセス数を調べよう
広告の考えかた まとめ
広告はGPSと同じ。まずは自分の現在地を知ろう。
コメントを残す