ハンドメイド初心者さんのミシンデビューにおすすめ!
「小銭入れにもなるカードケース」を作りました。
細長いハギレがあれば作れるので、お手持ちの布でいろいろと作成してみてはいかがでしょうか。
準備するもの

- 布
- 接着芯
- マジックテープ
- チャコペン
- クリップ(またはまち針)
- ミシン
- ハサミ
- 糸
- アイロン(またはコロコロオープナー)
- ものさし
- 目打ち
今回使う生地

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全42色 20-28カラー 50cm 単位110cm幅【商用可能】
商品番号 4500-a ¥627 税込
使用したカラー ラズベリー

綿ポリ 交織 ダンガリー ストライプ 50cm単位
商品番号 4510 ¥627 税込
使用したカラー 5mm/ラズベリー
早速、小銭入れ&カードケースを作ってみよう
小銭入れ&カードケース作りには大きく分けて5つの工程があります。
- 型紙を用意し、布を裁つ
- 内側のカードポケットの部分を縫う
- 外側の表生地を縫う
- マジックテープをつける
- 内側のカードポーチと表生地を縫いつける
この工程についてゆっくり見ていきましょう
1.型紙を用意し、布を裁つ
型紙はYouTubeで人気のkcotonさんの型紙を利用して作りました。
こちらからダウンロードして、A4サイズでプリントアウトしてください。
型紙を準備する
型紙のサイズは2タイプありますが、今回は「財布にもなるタイプ」を利用して作り進めていこうと思います。(「大容量タイプ」は長さが変わるだけで作る工程は同じです。)

生地を裁断する
型紙を参考に表生地を2枚・表生地に貼る接着芯を2枚、内側のカードポーチ生地を24cm×46cmで1枚用意します。

横×縦(cm) | 枚数 | |
表生地 | 13×23 | 2枚 |
接着芯 | 13×23 | 2枚 |
内側カードポケット生地 | 24×46 | 1枚 |

型紙がなくても製図をして作ることもできます。
13cm×23cmの生地を2枚用意して、角から5cm、カーブの頂点が角から2cmのところの3点を結ぶ曲線を描いてください。

2.内側のカードポケット部分を作る
カードポケット部分にガイドをつける
生地の裏側を上にして横長半分に折ります。

アイロン等でしっかりと折り目をつけてください。

折った部分を一度開き、中心に向かって上下とも折ります。

今見えている生地は生地表面になります。


ガイドに合わせて端ミシンをかける

端ミシンをかけ終えました。

布端を決まった寸法で縫うこと。
この作業をすることによって布の固定ができ、折り目を安定させたり、強度を増したりする役割りを果たします。端縫い/コバステッチともいいます。
特に指定がない場合は2mm程度の幅で端ミシンをかけていきます。
カードポケット部分を縫う
画像のように横に半分折ります。

左側に「わ」が来るように配置して、その「わ」からそれぞれ11cmのところにガイド線を引きます。


「わ」とは、生地を二つ折りにした時に出来る山折りの部分のことを言います。
「輪っかの”わ”」と言えば想像しやすいですね。
返し縫いでスタートして、点線のところを直線縫いします。
縫い終わりも返し縫いで終えてください。

縫い終わりました。

カードポケットを整える
中に手を入れて、大きく広げます。

「わの折り目」「縫い代の部分」が重なるように折り畳みます。

カードポケットの底になる部分を縫う
縫い代を割った方を上に置き、最初にアイロンで折り目をつけた中心からそれぞれ5mmのところを縫っていきます。


ここでは布が何重にも重なっているのでミシンに負荷がかかるかもしれません。
様子を見ながらゆっくりと針を進めてくださいね。

縫い終わりました。

カードポケットを仕上げる

横から見るとこんな感じ。

上から1.5cmの長さだけ縫いとめます。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしてください。


あやまって下の布を一緒に縫ってしまわないように気をつけてくださいね。
縫い付け完了しました。

蛇腹のカードポケットが四つ出来上がりました。

これで中のカードポケット部分は完成です。
上から見るとこんな感じ。

アイロンをかけて折り目をきっちりと出して、余分な糸を処理しておきましょう。

3.表生地を縫う
表生地に接着芯を貼り付ける

生地を中表に合わせる


「中表」とは2枚の布の表側どうしを合わせることをいいます。
返し口を6cm開けておき、周囲を1cmの縫い代で縫います。




カーブのところは慌てずに、ひと針ひと針落ち着いて縫っていってくださいね。

カーブのところはヨレ・ひきつれを防ぐために、縫い糸が切れないよう切り込みを入れます。


上の写真、カーブのところを深く切りすぎました…
多分5mmもありませんが、まったく問題ありません。
ひっくり返して端ミシンをかける
返し口から布を引っ張り出します。


角の部分は目打ち等で整えておきます。

アイロンをかけて全体を整えます。

下の写真のように、角から縫い始めると端ミシンがキレイに仕上がります。

端ミシンをかけ終わりました。

4.表生地にマジックテープをつける
表生地の下部になる部分(まっすぐの方)を半分に折り真ん中の印をつけます。

中心を真ん中にして、布端から1cm下にマジックテープを配置します。
この時につけるマジックテープはザラザラ面です。


次はもう一つのマジックテープ(ふわふわ面)を取り付けます。
先ほどマジックテープを取り付けた面をひっくり返し、上部(ふた)になる曲線側の生地に沿わせて
マジックテープの取り付け位置を確認します。

横の位置に印をして、布端から1cmのところにマジックテープを縫い付けます。

マジックテープの5mm内側をまっすぐ縫っていきます。


マジックテープの縫い付けが完了しました。

5.カードポケットと表生地を縫いつける
表生地はふわふわ面のマジックテープが上に来るように配置し、内側部分のカードポケットは
入れ口が下になるように配置します。

横から見るとこんな感じになります。

布端から5mmのところに縫い付けますのでクリップで仮止めをしていきたいと思います。

横から見たところです。
底になるところもクリップで固定します。


矢印のポイントがピタッとなるように折り合わせていきます。

縫い付け位置の目印を書いておきます。

カードポケットと表生地を縫い付けますが、全面を縫うのではなく中心の3cmのみ縫い付けていきます。


反対側も同様に、中心3cmを表生地に縫い付けます。

縫い付け終わりました。
これで完成です。


手のひらに収まる感じで大変コンパクトです!

カードの収まり具合はこんな感じです。

小銭入れにもなるカードケース作品例






ご覧になっていかがですか?
同じ型紙でも生地が違うだけで随分と雰囲気が変わりますよね。
今回使った生地
今回は、ベースを同じラズベリーで揃えてみました。
同系色でもいいし表生地になる部分はパッチワークみたいに組み合わせを考えると
とてもおもしろい作品ができますね。

綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 50cm単位
商品番号 4500-a ¥627 税込
使用したカラー ラズベリー

綿ポリ 交織 ダンガリー ストライプ 50cm単位
商品番号 4500 ¥627 税込
使用したカラー 5mm/ラズベリー
参考にした動画
今回はkcotonさんのYouTubeの動画を参考に作成しました。
動画では一緒に作業しながら説明が見れると思うので、ぜひこちらもご覧ください。
こちらの綿ポリ(綿55%・ポリエステル45%)はシワになりにくく、布を切った時も糸くず等のゴミが出にくい仕様になっています。ほどよくハリもありミシンも大変縫いやすくて初心者さんに優しい生地になっています。