今回はたっぷりのギャザーが可愛い、大人用のブラウスの作り方をご紹介します。
Baby&Kidsさんの動画を参考にさせていただきました。
使用する生地によっては、長い期間着ることが出来ます。ギャザー部分の長さを変えることで、簡単にチュニックやワンピースにアレンジも可能です。(フリーサイズ)
[作業時間]2.5時間 制作難易度★★★☆☆
もくじ
準備するもの
- 生地 110㎝幅×1.8m
- 薄地用接着芯(不織布ではなく織物の方が良い)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン
- ミシン
- ハサミ
- 糸
今回使った生地
オリジナル コットン シーチング No.1 50cm単位
使用した生地
#3からし
商品番号 3000-1 ¥550税込
今回は、初心者の方でも簡単に作れるように、水通し不要のこちらの生地を使用しました。
早速をブラウスを作ってみよう
ブラウスを作るには大きく分けて3つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 生地を裁断して接着芯を貼る
- 縫う
この3つの工程についてゆっくりみていきましょう
1.型紙を用意しよう
動画では直接生地に線を引いてますが、ミスを防ぐのと、裁断がしやすいように型紙を用意します。
上の図を参考にして型紙を作ります。1㎝の縫い代が含まれています。
切り替え布はまっすぐなので、直接生地に線を引いて裁断します。
必要な型紙は、前身頃、後身頃、袖、前見返し、後ろ見返しです。
見返しは、身頃の型紙を作ってから、画像のように首回りの部分に3.5㎝幅で平行に線を引いて写し取ります。前と後ろそれぞれ必要です。
型紙には不織布が便利です。
2.生地を裁断して、接着芯を貼ろう
出来上がった型紙を使って、生地を裁断します。
生地が無駄にならないように、画像のように工夫して型紙を置きましょう。
表裏が見分けにくい生地の場合には、マスキングテープやチャコで印を付けておくと良いです。
次に切り替え布を裁断します。
横は生地幅そのままで、縦を30㎝で裁断します。
両側の耳の部分1.5~2㎝はカットしておきます。
生地の耳とは、両側のぷつぷつと穴の空いているほつれてこない部分のことです。
歪みがあるため、基本的に使用しません。
見返しの型紙を使って、接着芯を裁断します。
次に、縫い代の部分1㎝をカットします。
見返しの裏面に接着芯を貼ります。
中温(140℃~160℃)に設定したアイロンで、滑らせずに場所を少しずつ変えながら、押さえるようにして貼ってください。
3.縫っていこう
1. 見返しを縫おう
前見返しと後ろ見返しを中表に合わせて、肩の部分を縫い代1㎝で縫います。
縫い始めと縫い終わりは3~4針返し縫いをしましょう。
縫う時は、ミシンのガイドに合わせて縫うと、まっすぐきれいに縫うことが出来ます。
次に、縫い代をアイロンで割り、外側のはみ出た縫い代をカットします。
2. 身頃を縫おう
前身頃と後身頃を中表に合わせて、肩を縫い代1㎝で縫います。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう。
縫い代は2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、後身頃側に倒してアイロンをかけます。
ロックミシンを使う場合
ロックミシンには表と裏があります。
縫い代を倒した時に、上に来る方を表にするのが基本です。
3. 身頃と見返しを縫おう
身頃と見返しを中表に合わせて、縫い代1㎝で縫います。
肩の縫い目と、身頃と見返しの中心をきっちり合わせます。
表に返した時に引きつらないように、カーブ部分の縫い代に切り込みを入れます。
1㎝間隔くらいで、8mmほどの切り込みを入れます。
ミシン目をカットしないように注意しましょう。
見返しを倒してアイロンをかけます。
身頃の縫い代、見返しの縫い代、見返しの3枚が重なるようにします。
見返し側の1~2ミリの所にミシンをかけます。
左肩から縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫をします。
こうすることで、自然と縫い代が控えられて、表から見た時にきれいなネックラインに仕上がります。
見返しの布端から5ミリの所にミシンをかけます。
左肩から縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫いをしましょう。
4. 袖を縫おう
まず、袖口にアイロンで折り目を付けます。
1㎝折ってアイロンをかけて、さらに1.5㎝折ってアイロンをかけます。
この時、アイロン定規があると便利です。
市販品もありますが、厚紙で簡単に作ることが出来ます。
次に身頃と袖を中表に合わせてとめます。
まず身頃の肩の縫い目と袖の中心、次に両端、そしてその間ととめていきます。
縫い代1㎝で縫い合わせます。
縫い始めと縫い終わりは返し縫をしましょう。
縫い終わったら、2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、縫い代は袖側に倒してアイロンをかけます。
この時も、ロックミシンの場合は上になる方を表にしてかけます。
袖付けの縫い目を合わせて、身頃の端、袖口、→袖下の中央の順にとめて、縫い代1㎝で袖下から脇を続けて縫います。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう。
縫い終わったら、2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、縫い代は後ろ側に倒します。※ロックミシンの場合は、倒した時に上になる方が表です。
袖口を折り目を付けたところで折ってミシンをかけます。
袖下の縫い目のところから縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫をしましょう。
5. 切り替え布をつけよう
切り替え布を中表に合わせて、両端を縫い代1㎝で縫います。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう。
縫えたら、2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、縫い代は後ろ側に倒します。
※ロックミシンの場合は、倒した時に上側になる方が表です。
袖口と同じように、1㎝折ってから、さらに1.5㎝折ってアイロンをかけます。
折ったところに端ミシンをかけます。
左脇から縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫いをします。
次にギャザーを寄せるためのミシンをかけます。
上糸を緩めに設定して、針目の大きさは3くらいにして、上端から0.5cmとそこから0.2㎝のところにミシンをかけます。返し縫いはしません。
引っ張りやすいように、縫い始めと縫い終わりの糸は長めに残しておきます。
上糸の調節はミシンによって異なりますので、ご自身のミシンの説明書をご覧ください。
ギャザーを寄せる際の針目は、大きくすると寄せやすくはなりますが、あまり大きくし過ぎるときれいなギャザーにならないので、3くらいが適当だと思います。
少しずつ糸を引いてギャザーを寄せ、身頃と同じ長さになるようにします。
身頃と切り替え布を中表にして、脇の縫い目と中心を合わせてとめます。
ギャザーが均等になるように調整して、アイロンでギャザーを落ち着かせます。
切り替え布を上にして、縫い代1㎝で縫い合わせます。
ギャザーが偏っていれば、ここでも調整出来ます。
左脇から縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫いをします。
縫い終わったら、ギャザー用の糸を取り除き、2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、縫い代は身頃側に倒してアイロンをかけます。※ロックミシンの場合は上になる方が表です。
いよいよ最後の工程です。
身頃側に押さえのミシンをかけます。
この時も、左脇から縫い始めて、縫い終わりは少し重ねて返し縫いをします。
アイロンをかけて完成です。
ゆったりとしたシルエットで、暑い時期には涼しく、寒い時期には重ね着をして、生地によってはシーズンを問わず着ていただけると思います。
また切り替え布の長さを変えることで、チュニックやワンピースにもアレンジ可能です。
ぜひお気に入りの布で作ってみてくださいね。
今回使った生地
オリジナル コットン シーチング No.1 50cm単位
使用した生地
#3からし
商品番号 3000-1 ¥550税込
参考にした動画
今回はBaby & Kids Handmadeさんの動画を参考にさせていただきました。
こちらも合わせてご覧いただくとより分かりやすいと思います。
コットンやリネンは水を含むと縮みやすいため、予め水につけて、作品が仕上がってからの縮みを防ぐことを、水通しと言います。
生地のマルイシは、水通し不要の生地が豊富で、到着してすぐ縫い始められるのでオススメです。