完成サイズ 大人用(男女兼用)
今回は丸石オリジナル型紙を使用してハンドメイド初心者の方でも半日ほどで簡単に作れるおしゃれでかっこいいアウトドアエプロンの作り方をご紹介いたします。前面に大きなポケットがついたシンプルで機能的なデザインです。中央にスリットが入っているので動きやすさも◎ 男女兼用なのでお揃いで作ってプレゼントするのもおすすめです♪
こちらの型紙は商用利用も可能です。
もくじ
準備するもの
- 【丸石オリジナル型紙】5-011 アウトドアエプロン
- エプロン用生地 170cm×90cm
(厚手生地の場合は脇バイヤス用の薄手生地を別途用意) - 21mmハトメ 2組
- カシメ 9mm 2組(なくてもOK)
- ハサミ(紙用、布用、糸切り用)
- 定規
- チャコペン
- クリップ(まち針でもOK)
- ミシン(厚手の生地の場合は厚手用のミシン針も)
- アイロン
- 目打ち
- ペンチ(ハトメ用)
- カシメ用ポンチ、打ち具、金づち
- マスキングテープ(あると便利)
仮止めクリップ ノーマル 10個セット
商品番号 karidome-clip ¥638税込
今回使った生地・副資材
コットン デニム ストレッチ 50cm単位
使用色 インディゴ
商品番号 8274
21mmハトメ 2組入【商用利用可】
使用色 アンティークゴールド
商品番号 hatome-21mm
アンティークカシメ 9mm 15組・打ち具セット
商品番号 kashime-set
綿ポリ 34sライトウェザー ギンガム 1.5mm 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用色 クリーム
商品番号 6526-102
アウトドアエプロンを作ってみよう
エプロン作りをするのには大きく分けて9つの工程があります。
- 型紙を用意する
- 下準備(裁断、印付)
- 紐を縫う
- 胸当てを縫う
- スカートを縫う
- ポケットを縫う
- 胸当てとスカートを縫い合わせる
- ハトメを取り付ける
- カシメをつける(つける場合のみ)
この9つの工程について早速、作り方を見ていきましょう!
1.アウトドアエプロンの型紙を用意しよう
型紙は【丸石オリジナル型紙】5-011 アウトドアエプロンです。
【縫い代付き】5-011 男女共用アウトドアエプロンの型紙【商用可能】
商品番号 5-011
型紙には縫い代が含まれているので、線に沿ってカットしてください。
たくさん作る場合はパターンシートなどに型紙を写してカットすると繰り返し使用しても型紙が傷まないのでおすすめだよ。
2.下準備
各パーツの名称
それぞれのパーツの名称は上の画像を参考にしてね!
生地を裁断しよう
まずは生地をカットしていきます。型紙に記載されているパターン配置を参考に、型紙に記載されている生地目の矢印と生地の耳が平行になるように置きます。『わ』が書かれている型紙は生地を半分に折って折り山に型紙の「わ」の部分を重ねます。スカートと脇当て布も2枚重なった状態で型紙を置きましょう。
まち針で止めるか重りをのせて、型紙がずれないようにして裁断します。できるだけ布を動かさず、布を中心に体の方向を変えながら切りましょう。チャコペンで生地に型紙を写してからカットしてもOKです。
裁断はロータリーカッターと大きめのカッターマットを使うのが楽でおすすめだよ♪
生地がカット出来ました。
今回脇バイヤスは共布で取りましたが、デニムや帆布など厚手の生地で作る場合は家庭用ミシンでは縫いにくい場合がありますので、脇バイヤスは同色系の薄手の生地を用意して下さい。
カットしたらマスキングテープに「各パーツの名前」を書いて生地の表側に貼ると分かりやすいよ!
印をつけよう
スカートの型紙にはスリット、ポケット、ハトメ位置の印がついているので、スリットは生地の裏側、ポケットとハトメは生地の表側にチャコペンで印をつけます。2枚のスカート生地のうち1枚は型紙を裏返して印付けをして、縫い合わせたときに左右で対称になるように注意して下さい。
ポケットとハトメ位置の印のところは角に目打ちで穴を開けます。
型紙を生地に重ね、印の場所で生地に目打ちで小さく穴をあけて、生地の表側にチャコペンで印をつけます。
2枚の生地を縫い合わせたときに印の位置が対称になるように注意してね!
3.アウトドアエプロンの紐を縫おう
紐生地にアイロンをかけます。生地の裏側を上にして置き、アイロンで両端を1cm内側に折ります。
アイロンをかける時には アイロン定規があると便利だよ!市販のものでも画像のように厚紙に寸法を書き込んでもOK!
紐の片方の端を1cm内側に折ってから、さらに内側に半分に折って2cm幅になるようアイロンをかけます。紐生地2枚とも同様にアイロンをかけて下さい。
反対側の端は縫い込んでしまうので切りっぱなしで大丈夫だよ!
紐を縫います。アイロンをかけたところが開かないようクリップで止め、端から1~2mmのところをコの字に縫って下さい。持ち手を2本とも縫って下さい。
コの字につなげて1回で縫うことで、縫い始めと縫い終わりの返し縫いが減らせて縫い目も綺麗に仕上がるよ!
縫いはじめや角のところで生地がうまく進んでいかない場合は、生地の下に薄い紙を挟んで縫ってみてください。縫い終わったら紙はミシン目に沿って破いて外します。
角まで来たら針を刺した状態で押さえを上げて、生地の向きを変えてね!
紐が2本とも縫えました。
4.アウトドアエプロンの胸当てを縫おう
見返しを縫おう
見返し生地にアイロンをかけます。見返し生地の裏側を上にして置き、下端を1cmで内側に折ってアイロンをかけて下さい。
次に胸当て生地の表側を上にして置き、左右の端から8mmのところに紐の端(縫っていない側)を揃えてクリップで止め、端から5mmを仮縫いします。
仮縫いした紐の上に見返し生地を中表(生地の表が内側にくる)で重ねてクリップで止め、端から1cmを縫います。
手のひらを合わせるように生地の表側どうしを重ねることを『中表』と言うよ!
生地の端をミシンの1cmのガイドに合わせて縫って下さい。
縫えたら見返し生地を縫い目で反対方向に折り返すように表側に返しアイロンをかけます。
紐は邪魔にならないようにまとめておくといいよ!
見返し生地の上下の端から1~2mmと上端から1cmを縫います。
慣れている人は生地の表側から縫うと、縫い目がより綺麗に仕上がるよ!今回は初心者の人向けに生地の裏から縫う方法で説明していくよ!
見返しが縫えました。
脇バイヤスを縫おう
脇バイヤス生地にアイロンをかけます。生地の表側が外にくるように半分に折ってアイロンをかけます。
2枚とも同様にアイロンをかけて下さい。
胸当て生地の脇の部分にバイヤスを縫います。胸当て生地の表側を上にして置き、脇の端にバイアス生地が上側に1cm程度はみ出すようにして端を揃えて重ねてクリップで止め、生地の端から7mmのところを縫います。
縫えたら縫い代を5mm程度にカットし、カーブのところに小さく切り込みを入れます。
切り込みを入れるときは縫い目まで切ってしまわないように注意してね!柔らかい生地の場合は切り込みは省略しても大丈夫だよ!
脇バイヤス生地だけを裏側に返してアイロンをかけます。
少しだけ表生地が見えるようにアイロンをかけると仕上がりが綺麗だよ!
上にはみ出した脇バイヤス生地は内側に折り込んでアイロンをかけて下さい。
脇バイヤス生地の内側の端から1~2mmを縫います。
胸当てに脇バイヤスが縫えました。
5.アウトドアエプロンのスカートを縫おう
当て布を縫おう
当て布にアイロンをかけます。当て布の裏側を上にして置き、直角三角形の斜めの辺を1cm内側に折ってアイロンをかけます。2枚とも同様にアイロンをかけて下さい。
当て布を薄い生地で作る場合、ハトメが取り付け可能な生地の厚みになるように縫い代の内側に接着芯を貼るのがおすすめだよ!
はみ出たところはカットしてね!
スカート生地の裏側を上にして置き、当て布を外表(生地の表が外側にくる)でスカートのハトメ位置に重なるように端を揃えてクリップで止めます。
重ねる時は長い方の辺が縦にくるように気をつけてね!
斜めの辺は端から1~2mm、それ以外の辺は端から5mmのところを三角に縫います。
当て布が縫えました。
ジグザグミシン(かがり縫い)をしよう
スカート生地のスリット上部にジグザグミシンをかけます。スリット側の上端からスリットの印まで2枚ともジグザクミシンをかけて下さい。
ジグザグミシンは「ジグザグ縫い」でも「裁ち目かがり」でもお好みのほうで大丈夫だよ!
ジグザグミシンが縫えました。
スリットを縫おう
スカート生地のスリット上部を縫い合わせます。2枚のスカート生地を中表でスリットの位置が合うように重ね、先ほどジグザクミシンをかけた側の上端からスリットの印まで端から1.5cmを縫います。スリットの印付近は縫い代が2cmあるので、2cmのところに印をつけてまっすぐ縫うようにしてください。
生地の端をミシンの1.5cmのガイドに合わせて縫って下さい。
スリット下部に1cmの三つ折りアイロンをかけます。スリットの縫い目からまっすぐつながるようにしてそれぞれ1cmの3つ折りアイロンをかけます。スリット上部の縫い代にもアイロンをかけて縫い目を開いておきます。
先に2cm幅でアイロンをかけてから半分に折ってアイロンをかけるとかけやすいよ!
スリットの折り目の端から1~2mmをコの字に縫います。
スリットの上の部分は2回くらい返し縫いすると補強になるよ!
スリットが縫えました。
スカートの端を縫おう
スカート生地の端に1cmの三つ折りアイロンをかけます。スカート生地の裏側が上になるように置き、左右の端を1cmで2回内側に折ってアイロンをかけます。
アイロンがかかったら、内側の折り目の端から端から1~2mmを縫います。
次にスカート生地の下側の端を1.5cmで2回内側に折ってアイロンをかけます。
アイロンがかかったら、内側の折り目の端から端から1~2mmを縫います。
スカート生地が縫えました。
6.ポケットを縫おう
ポケット口にアイロンをかけます。ポケット生地の裏側を上にして置き、ポケットの上端を1.5cmで2回内側に折ってアイロンをかけます。
アイロンがかかったら、内側の折り目の端から1~2mmを縫います。
ポケット生地の左右と下の端を1cm内側に折ってアイロンをかけます。
左右のアイロンをかけた後に下側のアイロンをかけたよ!
ポケットの角をスカート生地のポケット位置の印に合わせて重ね、まち針やマスキングテープで止めます。
画像のようにポケットの端から2mmと8mmの位置をつなげて縫います。
ポケットが縫えました。
7.アウトドアエプロンの胸当てとスカートを縫い合わせよう
胸当てとスカートを縫い合わせます。胸当てとスカートをウエストの位置で中表で生地の中心と端を揃えて重ねてクリップで止め、端から1.5cmを縫います。
スカート中央の縫い代は開いた状態で縫ってね!
縫い代の端にジグザグミシンかけます。胸当てとスカートの生地を重ねた状態で一緒にジグザクミシンをかけて下さい。
生地を表に開き、縫い代をスカート側に倒してアイロンをかけます。
このとき胸当ての左右の端は、縫い代を包むようにように内側に折り込んでください。脇バイヤスが長い場合は胸当ての端に揃えてカットして下さい。
厚手の生地の場合は当て布をしてからペンチで生地を挟んでおくと厚みが抑えられるのでおすすめだよ!
生地の表側から押さえのステッチを入れます。スカート側で縫い目から1~2mmと1cmのところを四角く縫います。
生地の端から縫い始めると生地が進みにくい場合があるので、端から1~2cm開けたところから縫い始めるのがおすすめです。
端の部分は生地が重なって厚くなるので生地によっては縫いにくい場合があるかもしれません。ミシン針の入りが悪いときは無理に動かさず、ミシンの右側についているプーリー(はずみ車)を手前に回して手動で縫い進めてみてね!
※それでも上手く縫えない場合は端の部分は手縫いで縫い止めて下さい。
胸当てとスカートが縫えました。
8.ハトメを取り付けよう
スカートのハトメ位置にハトメの型紙をあてて丸印をつけて、生地を丸くカットします。
エプロンの表側にハトメの表面リングがくるように注意して、説明書通りにハトメを取り付けて下さい。
2か所とも同様に取り付けしてください。
ハトメが取り付きました。
9.カシメをつけよう(つける場合のみ)
デザインのアクセントとポケットの補強にカシメを取り付けます。
ポケット口の左右端に印を付けポンチで生地に3mm程度の下穴を開けます。縫い目は避けて下穴をあけるようにしてください。
カシメで生地を挟み込むようにしてカシメを下穴に通し、打ち具を使用してカシメを打ちます。下は固くて平らなところで打つようにして下さい。
カシメが取り付きました。
紐を後ろでクロスさせてハトメに通せば完成です!
アウトドアエプロンの完成!
使用した生地 コットン デニム ストレッチ インディゴ
しっかりと厚みとハリのあるデニム生地でかっこいいアウトドアエプロンが作れました!もちろんインドアでも使えますよ。
肩紐が後ろでクロスするので肩も凝りにくい気がします。
ストレッチ生地+スリットも入っているので動きやすさも◎です!
違う生地でも作ってみました
使用した生地 綿ポリ 34sライトウェザー ギンガム 1.5mm クリーム
生地が違うだけで、かなり雰囲気が変わります。こちらは優しい雰囲気のエプロンになりました。ライトウェザーというだけあってとっても軽くて、洗濯後の乾きも早そうです!
スカート部分の広がり方(生地の落ち方)も生地によって変わります。こちらの生地はどちらかというと身体に馴染む感じです。
今回使った生地
コットン デニム ストレッチ 50cm単位
使用色 インディゴ
商品番号 8274
21mmハトメ 2組入【商用利用可】
使用色 アンティークゴールド
商品番号 hatome-21mm
アンティークカシメ 9mm 15組・打ち具セット
商品番号 kashime-set
綿ポリ 34sライトウェザー ギンガム 1.5mm 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
使用色 クリーム
商品番号 6526-102
型紙や生地はもちろん、ミシン糸やハトメやカシメのセットも生地のマルイシで一緒に購入できるよ!
今回はデニム生地に合わせて糸はジーンズステッチ糸(30番)を使って縫っていくよ♪ミシンの縫い目の長さは4mmに設定したよ!