今回はマルイシオリジナル型紙「フリルトートバッグ」の作り方をご紹介します。
斜めについたフリルがかわいいトートバッグです。
中には内ポケットと脇ポケットが付いて、持ち物の仕分けもバッチリなトートバッグです!
水筒やペットボトルはもちろん、iPadなども入れることができますよ♪
持ち手も長めでしっかりと肩にかけることができるので、荷物をたくさん入れて重くなった時にも安心ですね!
接着芯と裏地の組み合わせ次第で、お好みの生地で作ることができます。
ぜひ、生地合わせを楽しんでお気に入りの生地で作ってみてください♪
もくじ
準備するもの
- マルイシオリジナル型紙:フリルトートバッグ
- 表生地 1m(数量2)
- 裏生地 50cm(数量1)
- ハード接着芯 1m
- マグネットボタン 1組
- 6コールゴム 26cm
- ひも通し
- チャコペン
- クリップ
- ハサミ
- 定規
- 糸
- アイロン
- ミシン
フリルトートバッグを作るのに使った材料
今回は、こちらの型紙を使用して作っていきます。
商品番号 10-042
ちょっと太めのしっかり8ウェールコーデュロイ コットン 50cm単位 【商用可能】 144cm幅
商品番号 8220
表生地 :ベージュ
個数:2個(1m)
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
商品番号 4500-b
裏生地:#202 スモークピンク
数量:1個(50cm)
綿ポリダンガリー人気カラーランキング1位獲得のスモークピンク!!
コットン100% とろける エアースムースニット 50cm単位 120cm幅 【商用可能】
商品番号 7650
表生地:ブラック
数量:2個(1m)
厚手ハード接着芯を貼るとニット生地でも自立したバッグが作れます!!
No.2 綿ポリ 交織 グレンチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
商品番号 8000-15-2
裏生地:濃ブラック
個数:1個(50cm)
家庭用ミシン針 #9薄地用 #11普通地用 #16厚地用 普通地ニット用
商品番号 homesewing-needles
#16 厚地用
持ち手など生地が重なる部分があるので厚地用のミシン針がオススメです!
早速、フリルトートバッグを作ってみよう
フリルトートバッグ作りをするのには、9つの工程があります。
- 型紙を用意しよう
- 裁断しよう
- 接着芯を貼ろう
- 持ち手を縫おう
- 表生地にフリルをつけよう
- 表バッグを縫おう
- 裏ポケットを縫おう
- 裏生地を縫おう
- 見返しにマグネットボタンをつけよう
- 表生地と見返しを縫い合わせよう
- ひっくり返して口周りを縫おう
それでは、一つ一つの工程をゆっくりみていきましょう。
1.型紙を用意しよう
型紙は生地のマルイシオリジナル型紙「10-042 フリルトートバッグ」です。
商品番号 10-042
縫い代付きの型紙になっていますので、外側の線に沿ってカットして使用します。
表生地①、表生地②、裏生地①、裏生地②、内ポケット、脇ポケット、丸底生地、持ち手、フリル、見返しの10個のパーツを切り取りましょう。
パーツ数が多いので、切り取ったパーツをなくさないように注意しよう!
2.裁断しよう
①表生地を裁断しよう
持ち手2枚、フリル2枚、表生地①2枚、表生地②2枚、見返し2枚、丸底1枚、合計11個のパーツを裁断しましょう。
型紙の生地目線の矢印が生地の耳と平行になるように裁断します。
縦の端のフリンジ状になっているところを「耳」と言います。
コーデュロイは毛並みの方向性があります。
上に向かって撫でたときにさらさらする向きに生地を置き、それぞれのパーツの型紙が上下逆にならないように注意しよう!
生地を半分に折り、型紙の生地目線の矢印が生地の耳と平行になるように型紙の「わ」の部分を折り目に合わせて固定します。
この型紙は縫い代込みです。型紙に沿って裁断しましょう。
合印にノッチ(3mm程度の切り込み)を入れて、印をつけておきます。
縦横中央にも印をつけておくと縫い合わせるときに便利です。
ノッチとは、生地に3mm程度の切り込みを入れて印をつけておくことを言います。
縫い合わせる時にノッチとノッチを合わせて縫います。
表本体、裏本体も同じように合印、持ち手付け位置に印をつけておきましょう。
切り込みを入れるのが不安な方は、チャコペンで印を書いてもOKです!
②裏生地を裁断しよう
同じように裏生地も裁断します。
裏生地①2枚、裏生地②2枚、内ポケット2枚、脇ポケット2枚、丸底の合計9個のパーツを裁断しましょう。
110cm幅で生地幅ギリギリまで使うので詰めて裁断しよう!
裏生地にチェック柄を使う場合は下のラインを揃えると柄合わせできます。
横のラインをしっかり合わせて「わ」にしましょう。
③接着芯を裁断しよう
芯地(※表生地と同じ型紙)①2枚、芯地②2枚、見返し2枚、丸底1枚の計7つのパーツを裁断します。
裁断はハサミでもロータリーカッターでもOKです。
表生地の裁断ができました。
裏生地も裁断できました。
似たような形のパーツが多いので、マスキングテープにパーツ名称を記載して貼っておくと安心です。
※ここでは表に貼っていますが、毛並みに跡が残ることがあるので裏に貼ることをおすすめします。
3.接着芯を貼る
しっかりと自立するバッグにするため、表生地の裏側に接着芯を貼ります
厚手ハード接着芯 アイロン接着 布タイプ カバン芯 1mカットクロス 108cm幅 【商用利用可】
商品番号 2018
これを貼るとニット生地でも自立したバッグが作れますよ!
ニット生地で作ったバッグは後ほどご紹介します。
表生地①2枚、表生地②2枚、見返し2枚に接着芯を貼ります。
表生地の裏側に接着芯をキラキラした糊のついた面を下にして置きます。
アイロンの中温で1箇所につき10秒程度、グッと上から押さえるようにして貼り付けます。
「10秒経ったら次の箇所に移動する」を繰り返して全面にしっかりと貼り付けましょう。
最後に浮いている箇所がないか表から確認して、ポコポコしている箇所があったらもう一度しっかりと貼り直します。
接着芯を貼る前に生地にアイロンをかけて平らにしておくと、きれいに貼ることができますよ!
4.持ち手を縫おう
持ち手を半分に折り、その折り目まで両側から折ります。
更に半分に折りましょう。
布端から2mmのところを縫いましょう。
ニット生地で作る場合のポイント
ニット生地で作る場合には押さえ圧を弱めるとずれにくくて縫いやすいです。
スムース押さえを使うとずれにくいので縫いやすくておすすめです。
コーデュロイも押さえの跡がつきやすいので、スムース押さえ使っています!
5.表生地にフリルをつけよう
フリルを外表(外側がおもて)になるようにアイロンで半分に折ります。
2枚の生地を重ねるときに、それぞれの生地の外側が表になるように合わせることを外表(そとおもて)と言います。
ミシンの縫い目の設定を4mmから5mm程度の粗い目に変更します。
ギャザーを寄せるときなどに粗いミシン目で縫うことを「粗ミシン」といいます。
フリルの2枚が分かれている側の端に粗ミシンを2本ずつかけます
端から5mmのところと7mmのところを粗ミシンで縫いましょう。
もう1本も同様です。
縫いはじめと縫い終わりの糸は返し縫いをしないで長めに残しておいてね!
引っ張ってギャザーを寄せる時に使います。
フリルと表生地①の中央に印をつけます。
残しておいた粗ミシンの2本の上糸を同時に引っ張り、フリルにギャザーを寄せます。
8Wコーデュロイは硬くてギャザーが寄せにくいですが、糸が切れないようにゆっくり少しずつ寄せていきましょう!
フリルを表生地①の横の辺の長さまで縮めて糸を結び、中央の印と布端を合わせてクリップで固定します。
縫い代7mmで縫って仮止めします。
布端から7mmのところを縫うことを縫い代7mmで縫うと言います。
ミシンのガイド線に布端を合わせて縫うとまっすぐ縫いやすいですよ!
6.表バッグを縫おう
①本体を縫おう
4.でフリルをつけた表生地①の両側に表生地②を中表に合わせます。
2枚の生地を重ねるときに、それぞれの生地の中側が表になるように合わせることを中表(なかおもて)と言います。
表生地①と表生地②を中表に合わせてクリップで固定します。
縫い代1cmで縫いましょう。
角は表生地①②それぞれの布端から1cmのところが交わるように合わせるとぴったり合いますよ!
フリルをアイロンで表生地②側に倒します。
縫い代はアイロンで開きます。
アイロンで倒したフリルと開いた縫い代を布端から7mmのところで仮止めします。
表生地②にフリルをつけていないほうの表生地①を中表に合わせて縫い代1cmで縫います。
表生地①の上下を間違えないように注意しよう!
もう片方の表生地②と表生地①を中表に合わせて輪にします。
縫い代1cmで縫いましょう。
縫い代はアイロンで開きます。
②持ち手を仮止めしよう
説明のため表に返していますが、実際には表に返す必要はありません!
表生地②の持ち手付け位置に持ち手をクリップで固定します。
フリルをつけていない側も同様です。
縫い代7mmで縫って、仮止めします。
③本体と底を縫い合わせよう
本体の底側を丸底を中表に合わせて、合印と縦横中央を合わせてクリップで固定します。
カーブの縫い合わせが心配な方は、合印とカーブの中央を縫い代5mmで仮止めしておくと縫いずれを防いで綺麗に仕上げることができます。
表本体側のカーブ(合印から反対側の合印まで)の縫い代に5mm程度の切り込みを入れます。
縫い代1cmでぐるりと縫いましょう。
表本体側を上にして、切り込みを少し開きながらゆっくり縫っていきます。
底側のカーブ部分の縫い代にも7mm程度の切り込みを入れます。
縫い目は切らないように注意して切りましょう!
表バッグができました!
7.裏ポケットを縫おう
内ポケットの上側を1cm裏側に折り、更に1cm折って三つ折りにします。
生地の端がほつれてこないように、生地を2回折って3枚重なる状態にすることを「三つ折り」と言います。
1cmの三つ折りは、1cm折って更にそれを1cm折ることです。
脇ポケットの上下も同じうように1cmの三つ折りにします。
三つ折りをクリップで固定し、内側の折り端から1mmのところを縫います。(全箇所共通)
脇ポケットの裏側に13cmにカットした6コールゴムを通します。
ゴムを通した両脇を縫い代7mmで縫って仮止めします。
ゴムが抜けてしまわないように何回か返し縫いをして縫いましょう。
表を上にした裏生地①に表を上にした内ポケットを付け位置を合わせて固定し、周りを縫い代7mmで縫って仮止めします。
内ポケットのお好みの箇所で垂直に線を引き、仕切りを縫います。
もう一枚も同様です。
ここでは、1枚は真ん中で仕切りを作り、もう1枚は仕切りなしにしたよ!
入れたいものやお好みで仕切りを作ってみてね♪
表を上にした裏生地②に、脇ポケット付け位置を合わせて表を上にした脇ポケットを固定し、両脇を縫い代7mmで縫います。
裏生地②の上下を間違えないように注意しましょう!
長い方が上側です。
8.裏バッグを縫おう
①裏本体を縫おう
裏生地①の両脇に裏生地②を中表に合わせます。
縫い代1cmで縫います。
もう片方の裏生地②も同様に縫いましょう。
もう片方の①と②も同様に縫い合わせてこのような輪の形になります。
縫い代はアイロンで割りましょう(4箇所)。
②裏本体に丸底を縫い合わせよう
表生地と同じように裏本体に丸底を縫い合わせます。
裏本体の底側と丸底を中表に合わせて、合印と縦横中央を合わせてクリップで固定します。
裏本体側のカーブ(合印から本体側の合印まで)の縫い代に5mm程度の切り込みを入れます。
切りすぎないように注意しましょう!
縫い代1cmでぐるりと一周縫いましょう。
裏本体側を上にして、切り込みを少し開きながら縫っていきます。
丸底のカーブ部分の縫い代にも7mm程度の切り込みを入れます。
縫い目を切ってしまわないように注意しましょう!
③見返しを縫おう
見返しを中表に合わせて両脇を縫い代1cmで縫います。
縫い代はアイロンで開きます。
見返しと裏生地を中表に合わせて、合印クリップで固定します。
縫い代1cmでぐるりと一周縫います。
コーデュロイの場合は、毛並みの向きに注意して合わせましょう!
縫い代を裏本体側に倒して、縫い目から2mmのところをぐるりと一周縫います。
9.見返しにマグネットボタンをつけよう
見返しの中央に印をつけます。
印に座金の丸い穴を合わせて、縦線の印を付けます。
縦の線に沿って、切り込みを入れます。
切り込みに表側からマグネットボタンの足を差し込みます。
裏側から座金を差し込みトンカチやペンチなどで足を折り曲げます。
折り曲げる方向は内側でも外側でもOKです。
もう片方も同じようにつけます。
10.表生地と見返しを縫い合わせよう
表を内側にした表バッグに表を外側にした裏バッグを入れて中表に合わせます。
それぞれの合印と見返しの縫い目と表生地②の中央をクリップで固定します。
返し口を15cm開けて、縫い代1cmで縫います。
返し口はフリルが付いていない後ろ側に開けておくと表側の仕上がりが綺麗です!
縫い代をアイロンで開きます。
返し口も両側に1cmずつ折ります。
返し口から生地を引っぱり出し、ひっくり返します。
バッグの口をクリップで固定し、端から5mmのところをぐるりと一周縫います。
返し口がずれないように押さえながら縫いましょう。
返し口から縫い始めるとずれにくいです!
フリルの部分は特に生地が重なって厚みがあるので、ゆっくり縫います。
硬くて縫いにくい場合は、一針一針、プーリーを回しながら縫いましょう。
仕上げのアイロンをかけます。
バッグの中にバスタオルなどを入れてアイロンをすると綺麗に仕上げられますよ!
♪♪完成です♪♪
後ろ側はフリルなしのすっきりとした仕様です。
8.サイズ感&バリエーション♪
生地の種類によってフリルの雰囲気も変わってきます。
お財布、単行本、ペットボトル、ポーチなどお出かけに必要な荷物がたくさん入ります。
肩にかけられる長めの持ち手は荷物が多くなったときや、子供と一緒のとき、自転車に乗るときにも安心ですね♪
ニットで作るトートバッグ、新鮮ですよね!
ブラックは柄ものや色ものお洋服にも合わせやすくて便利です。
甘めのデザインのフリルバッグもブラックで作れば気負わずに普段使いできそうです。
高学年女子からのリクエストで綿ポリデニムでも作ってみました。
「甘めのフリルだけど、デニムだと甘すぎないからどんなコーディネートでも合わせやすい」とのコメントいただきました。(笑)
雑誌やiPadを縦に入れると少し飛び出るサイズ感です。
脇ポケットはゴム仕様なので、横に広げるとiPadも横に入れられます。
フリルトートバッグを作るのに使った材料
綿ポリ 交織 ダンガリー 無地 全48色 #202-#221カラー 50cm単位 110cm幅 【商用可能】
商品番号 4500-b
裏生地:#202 スモークピンク
数量:1個(50cm)
綿ポリダンガリー人気カラーランキング1位獲得のスモークピンク!!
コットン100% とろける エアースムースニット 50cm単位 120cm幅 【商用可能】
商品番号 7650
表生地:ブラック
数量:2個(1m)
厚手ハード接着芯を貼るとニット生地でも自立したバッグが作れます!!
No.2 綿ポリ 交織 グレンチェック 50cm単位 112cm幅 【商用可能】
商品番号 8000-15-2
裏生地:濃ブラック
個数:1個(50cm)
家庭用ミシン針 #9薄地用 #11普通地用 #16厚地用 普通地ニット用
商品番号 homesewing-needles
#16 厚地用
持ち手など生地が重なる部分があるので厚地用のミシン針がオススメです!
いわゆる太うねコーデュロイです!