完成サイズ 縦20cm×横30cm
ハンドメイド初心者でも簡単に作れるシンプルなロールペンケースの作り方をご紹介いたします。
ペンポケットやフタの部分はおうちにあるはぎれを使って作ることもできますよ。
初心者の方でも2時間ほどで作れるのでぜひ作ってみてくださいね。
くるくると巻くタイプのペンケースは持ってるだけでなんとなくプロっぽい感じがして憧れますよね!
生地は11号帆布やオックスなど少し厚みのあるものがおすすめです。
サイズを変えればツールケースとして色々な用途で便利に使えてプレゼントにもぴったり。
もくじ
準備するもの
- 本体生地 縦22cm×横74cm
(少し厚みのあるものがおすすめ) - ペンポケット生地 縦22cm×横18cm
- フタ生地 縦12cm×横18cm
- 紐やリボン 45cm
(生地から作る場合は4cm×46cm) - 定規
- チャコペン
- ハサミ
- クリップ、まち針
- アイロン
- ミシン
- マスキングテープ(なくてもOK)
- 目打ち
全て同じ生地で作る場合の用尺は50cm×110cm幅で作れるよ。
薄手の生地で作る場合は、生地に接着芯を貼ってからつくると生地に張りが出てきれいに仕上がるよ。今回は汚れに強いナイロンオックスの生地を使って作ってみました!アイロンは低温設定でかけたよ!
今回使った生地
ナチュラル ナイロン オックス 無地 オニベジ 0.39mm厚 134cm幅
使用色 #14ペグノキ
商品番号 4300 ¥1,573税込
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅
使用色 生成り、ディープグリーン
商品番号 11-hanpu ¥715税込
早速ロールペンケースを作ってみよう
ロールペンケース作りをするのには大きく分けて5つの工程があります。
- 生地を裁断する
- 紐を縫う
- フタを縫う
- ペンポケットを縫う
- 本体を縫う
この5つの工程についてゆっくりみていきましょう
1.生地を裁断しよう
まずは生地を裁断します。上の図を参考に型紙を作って生地に写すか、サイズを測って生地に直接書き込んでください。紐を事前に用意している場合は紐のパーツは不要です。
パーツはそれぞれ違う生地で作っても大丈夫だよ!
カラフルに作ってもかわいいと思うよ。
生地をカットしました。
今回はすべて同じ生地で作っていくので生地の表裏と各パーツがわかりやすいようにマスキングテープにパーツの名前を書いて生地の表側に貼りました。
作業しながら不要になったらはがしてください。
2.紐を縫おう
生地から紐を作っていきます。
事前に紐やリボンを用意している方はこちらの工程は不要ですので次の工程に進んでください。
上の図の手順で紐の幅が1cmになるようにアイロンをかけます。
厚みのある生地で紐を作るときは②のときに中央に少し隙間を開けて折ってあげるときれいな仕上がりになるよ!
ナイロンオックスの生地は少しアイロンがかかりにくかったですが、1cm幅でアイロンをかけました。
片方の紐の端が横から見たときにWの形になるように中心線で逆側に折り返し、端から1.5cmくらいのところをマスキングテープで止めます。
端から1㎝のところを縫います。
厚手の生地を縫う時は、ミシンの針を厚地用のものに変えてね!
生地の切り口側からスタートして縫って2往復して生地の切り口側に戻ると返した時に切った糸が綺麗に中に納まるよ。
マスキングテープをはがして、縫い目の外側を5㎜くらいにカットします。
角は斜めにカットします。
縫い目まで切ってしまわないように注意してください。
紐を表に返して、目打ちを使って角を出して形を整えます。
紐が開いてこないようクリップで止め、紐の両脇の2㎜くらい内側を縫います。
上下で生地がずれていないか確認しながらゆっくりと縫ってください。
幅の狭い生地や生地の端ギリギリのところを縫うときに、縫いはじめにうまく生地が進まないときは、最初に上糸と下糸を長めに出して左手で引っ張りながら縫うと生地が進みやすいよ。
紐が完成しました。
3.フタを縫おう
フタのパーツを中表(内側に生地の表がくるよう)で半分に折りクリップで止め、両端の1cm内側を縫います。
縫えたら、縫い目を切らない様に注意して角を斜めにカットします。
フタを表に返し、目打ちを目打ちを使って角を出して形を整えます。
端から2㎜くらいのところを縫ってステッチをいれます。面倒でなければ、アイロンをかけてからステッチをいれると仕上がりがよりきれいです。
フタの完成です。
4.ペンポケットを縫おう
ペンポケットもフタと同じように作っていきます。
ペンポケットのパーツを中表(内側に生地の表がくるよう)で半分に折りクリップで止め、両サイドの端から1cm内側を縫います。
縫えたら、縫い目を切らない様に注意して角を斜めにカットします。
フタを表に返し、目打ちを目打ちを使って角を出して形を整えます。
端から2㎜くらいのところを縫ってステッチをいれます。ペンポケットは横側のステッチは不要です。面倒でなければ、アイロンをかけてからステッチをいれると仕上がりがよりきれいです。
ペンポケットの完成です。
5.本体を縫おう
紐とフタとペンポケットを本体に仮縫いします。
本体生地を表側にして置き、画像の位置で各パーツの生地の端と本体の端を合わせてクリップで固定します。紐は処理をしていないほうの端を縦の中心で固定してください。
紐の反対側は間違って縫ってしまわないようクリップなどで束ねておいてね!
先ほどクリップで固定したそれぞれのパーツを生地の端から5mm内側のところで仮縫いします。
仮縫いしたパーツを挟み込むように、画像の折線で本体生地を折りクリップで止めます。
横から見るとアルファベットのMを横に倒したような形になるよ!
画像のように紐の下側あたりに返し口を6cm残し、端から1cm内側を縫います。
返し口と生地の右側は縫ってしまわない様に注意してね!
縫えたら、縫い目を切らない様に注意して角を斜めにカットします。
返し口から本体を表側に返し、目打ちを使って角を出して形を整えます。
ポケットの位置を左にもっていきたい場合は、この時にポケットを反対側に返すと左右を逆に作れるよ!どちらの場合もフタが上、ペンポケットが下にくるように注意してね!
続いて、きれいに仕上げるために返し口を整えてアイロンをかけます。
…どうしてもアイロンが面倒な方は省略してください。
端から2㎜くらい内側を縫って、本体まわりにぐるりと1周ステッチを入れます。返し口も一緒に縫って閉じてしまいます。
生地の厚みでミシンの針の入りが悪いときは無理に動かさず、ミシンの右側についているプーリー(はずみ車)を手前に回して手動で縫い進めてみてね!
最後にペンポケットを縫っていきます。
ペンポケットの両端から2mmくらい内側と、あとは入れるものに合わせてお好きな間隔で縦方向に縫い目を入れていきます。サイドポケットも必要に合わせて横方向に縫い目を入れてください。生地がずれないようまち針で止めてから縫ってください。
ロールペンケースの完成です。
紐はほどけにくいように端で1回結びました。お好みでタグなどをつけてもおしゃれですね。
いろいろなツールケースにアレンジ
本体の寸法を縦に5㎝大きくして(縦27cm×横74cm)
フタの寸法をペンポケットと同じ(縦22cm×横18cm)に変えて裁縫道具入れを作ってみました。
ハサミやメジャーやクリップも入ります。生地は11号帆布を使いました。
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅
使用色 生成り
商品番号 11-hanpu ¥715税込
こちらはペンケースと同じ型紙から作ったカトラリーケースです。
生地の縦横を逆にしてサイドポケットをカトラリーポケットとして使っています。
こちらの作り方はとても簡単で、フタとペンポケットのパーツをなくして紐の位置を変えました。
吊り下げて使ったときに倒れてこないように平ゴムを中央に縫い込んであります。
入れるものの長さに合わせて本体を折り返してフタにできるのでとっても使い勝手がいいですよ!
こちらも11号帆布を使いました。
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅
使用色 ディープグリーン
商品番号 11-hanpu ¥715税込
上側にループやハトメをつければで吊り下げて使用することもできて、とっても便利だよ!
アウトドアにもぴったりです!
今回使った生地
ナチュラル ナイロン オックス 無地 オニベジ 0.39mm厚 134cm幅
使用色 #14ペグノキ
商品番号 4300 ¥1,573税込
家庭で縫える 11号帆布 50cm単位 112cm幅
使用色 生成り、ディープグリーン
商品番号 11-hanpu ¥715税込
[…] 引用:縫いナビ […]
あの〜…作ってくれませんか?
お世話になります。生地のマルイシ店長イシイです。
申し訳ございません。製造は承っておりません。
よろしくお願いいたします。
手縫いでもできますか?
手縫いでもできないことはないと思いますが、ミシンを使って頂いた方が綺麗な仕上がりになるかと思います。ひもの代わりにリボンを使う、ひもを縫い込むときは抜けないようにするなど工夫していただけるとよいかと思います。